三浦綾子さんの晩年の日記をまとめたもの。
読み始めた当初いつ頃書かれた本なのか、よくわかっておらず、やたらに周囲の人が亡くなる人だな‥と思っていたが、その当時の著者の年齢がわかると、なるほど‥と納得。
若かりし頃の闘病の話ではなく、老境に入ってからのパーキソン病の話が中心であるが、闘病記というよりも病を抱えながらの日々の日記というニュアンス。
この本を読むと、宗教を持っていてると日々のことに感謝できるようになるのと、自分のことばかり考えないで他の人のことを考えることで、自分の病状や身体の辛いことばかりを考えずに済み、ささやかな幸せを喜ぶことができるようになり、本人自身も幸福でいられることがあるのだな‥というのがよくわかる。
まぁ、読み取り方によっては、ある種のライフハックにも見えるかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月15日
- 読了日 : 2018年11月15日
- 本棚登録日 : 2018年10月7日
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