ある世捨て人の物語: 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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本棚登録 : 131
レビュー : 15
制作 : 宇丹貴代実 
yoshikooさん  未設定  読み終わった 

20歳から27年間、誰にも会わずアメリカ・メイン州の森に潜むように暮らしていた一人の男性(クリストファー・ナイト)の実話。

当然だかこのような男性が人と接することを好むわけもなく、唯一近づけたと言えるのがこの本を書いたジャーナリストの著者である。
それは友情と呼ぶには、濃さが足りないかもしれない、親交とは言えるかもしれない。

本人は嫌悪するであろうが、この「隠者」の存在だけを語るのではなく、同じように隠者と呼ばれた人々の話や孤独を愛した人のいろんなエピソードが盛り込まれているのも興味深い。

私には野生の動物が、ある日突然その生活を奪われ、動物園の檻に入れられてしまったように思え、後半の近づくになるにつれて読んでいて苦しくなってきた。

誰にも理解されない生きづらさを抱えた人が生きていくにはこの世界はあまりにお節介な世界のようだ。

レビュー投稿日
2018年11月12日
読了日
2018年11月12日
本棚登録日
2018年11月4日
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