「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」同時期に並行で読んだのも良かったと思う。「AI…」は飛ばし読みでわかったつもりになってしまっているが、実は読めていない。
こちらの「わかったつもり」は読んでいるのだが、きちんと読みきれていない。
かなり浅い理解だったり、自分で勝手に解釈を加えてしまい、書かれてもいないことを書いてあった気になってしまう‥というあたり、非常に面白かった。
「わからない」と思っていれば、誤読はないが、「わかったつもり」の恐ろしいのは、誤読をしているという認識が読み手に全くないので、そのまま通過してしまうということ。
この本には、なぜそのような「わかったつもり」が生まれてくるのかという説明と、それをしないようにすればどうすればいいのか?というのが、豊富な文章事例をもとに、とてもわかりやすく丁寧に書かれている本。
最後には、国語教育のあり方の話も出ていて、国語が苦手な人が読むと、なぜ自分は国語が苦手なのかよくわかり目からウロコとなることもありそう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月4日
- 読了日 : 2019年3月2日
- 本棚登録日 : 2018年12月29日
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