- ゼロ打ち (ハルキ文庫 あ-32-4)
- 相場英雄
- 角川春樹事務所 / 2025年7月15日発売
- 本 / 本
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舞台は衆議院選挙の激選区、東京
新人候補の裏側を描く
2025年7月18日
- 黄金比の縁 (集英社文庫(日本))
- 石田夏穂
- 集英社 / 2025年6月20日発売
- 本 / 本
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エンジニアリング会社の人事部新卒採用の女性が主人公。元々は設計を担当するエリート社員だっだか、内部告発した事にされてしまい、人事部へ。
採用では顔の黄金比率のみを尺度に合否を決める。
それが会社への復讐となっている。整った顔の方が転職しやすいと云う理由。
会社は主人公の思い通りに凋落していく。
コネ入社の学生に対する最後の判断が秀逸。
自分の価値観に従う主人公が痛快。
2025年7月14日
- 空の王 (中公文庫 し48-2)
- 新野剛志
- 中央公論新社 / 2025年6月20日発売
- 本 / 本
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太平洋戦争前、日中戦争を食い止めようとする関東軍の将校と巻き込まれる新聞社の飛行機乗り。
疾風感はスリリング。物語は壮大。少しづつ溢れているものがもっと読みたかった。
2025年7月14日
- 任侠楽団 (中公文庫 こ40-40)
- 今野敏
- 中央公論新社 / 2025年6月20日発売
- 本 / 本
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任侠シリーズ
ヤクザがコンサルタントとしてオーケストラの内紛の面倒をみる。これだとシノギの話。ドイツから来た有名な指揮者の暴行被害から謎解き要素も入って、真っ当な仲介になって問題解決。
ヤクザな人たちのモノの考え方が味付けになっていて笑える。ライトコメディ。
怒鳴ったり、脅したりする事なく、任侠に徹する。だから、ヤクザではなく任侠なんだと納得。
面白い
遡ってみると第三弾の任侠病院を読んだのが2011年だった。
2025年7月14日
- 普天を我が手に 第一部
- 奥田英朗
- 講談社 / 2025年6月18日発売
- 本 / 本
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昭和元年から太平洋戦争勃発までを陸軍の将校、金沢の博徒の大親分、大連の興行師、女性運動家とその子供たちの物語。
世の中は大正デモクラシーから軍が暴走を始め、どんどん窮屈になり、開戦を迎える。
貧しさに翻弄され、戦争へ向かっていく時代の流れが怖い。
2025年7月6日
- 私立探偵マニー・ムーン (新潮文庫)
- リチャード・デミング
- 新潮社 / 2025年6月25日発売
- 本 / 本
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古典的な名作
第二次世界大戦直後のアメリカの都市
レンジャー部隊帰りで右足の膝から下を失い義足の私立探偵が巻き込まれながらも事件を解決する。
面白い
2025年7月2日
横浜の宝石商の御曹司と破天荒なジュエリーデザイナーのつかず離れずな恋愛物語。
2025年6月29日
どのカテゴリーに入れたらいいのか迷う。
幼児が失踪し、家族が疲弊。
そこから年月が飛び、ペンションを営む父と娘。
その娘が失踪した幼女と予感させ、
そのままの結果となる。
どうなるんだと、ついつい読み進めてしまった。
2025年6月25日
- (新装版)人質 (ハルキ文庫 さ-9-19)
- 佐々木譲
- 角川春樹事務所 / 2025年6月13日発売
- 本 / 本
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北海道警
冤罪被害者が札幌のバーに人質と立て籠る。要求は当時の県警本部長の謝罪。その裏には、政治家の裏金を身代金として要求するホンモノの狙いがあった。
面白い
2025年6月24日
沖縄の自衛隊の最新鋭戦闘機が墜落
アメリカから押し付けられる戦闘機のブラックボックス。基地問題。基地地主の殺人事件。
沖縄であるが故の事件が起こり、解決していく。
2025年6月19日
- 覚悟 (文春文庫)
- フェリックス・フランシス
- 文藝春秋 / 2025年5月8日発売
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競馬シリーズ再開
2025年6月12日
- 隠密鑑定秘禄四 縁組 (徳間文庫)
- 上田秀人
- 徳間書店 / 2024年12月10日発売
- 本 / 本
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大名の業務成績を作る下級武士
射貫は目付けに狙われる事になる
2025年6月8日
- QJKJQ (講談社文庫)
- 佐藤究
- 講談社 / 2018年9月14日発売
- 本 / 本
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両親と兄という殺人者一家に生まれた女子高生
疑問なく殺人を行うところから始まる
父との会話の中で殺人についての考察が繰り広げられる。主観とともに物語が進んでいき飽きさせない。表現に繊細さと知性が感じられ心地よかった。
2025年5月30日
- 滅茶苦茶 (講談社文庫)
- 染井為人
- 講談社 / 2024年8月9日発売
- 本 / 本
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結婚詐欺に遭った後、犯罪組織に巻き込まれて殺される寸前の女性。持続給付金を貰えず詐欺と主婦売春に加担したりラブホテル経営者。不良仲間に引き込まれて教学、殺人に加担させられる高校生。
全てコロナの影響⁉︎
ノンストップストーリー
2025年5月25日
- ゴリラ裁判の日 (講談社文庫)
- 須藤古都離
- 講談社 / 2025年5月15日発売
- 本 / 本
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ゴリラは話すらしい
四十雀も話すらしい
そんな話を聞いた直後に読んだ本
プロレスラーになるんだけど、活躍する姿が見たかった
2025年5月24日
- やっぱり食べに行こう。 (毎日文庫)
- 原田マハ
- 毎日新聞出版 / 2021年11月1日発売
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原田さんの食に関するエッセイ
と、言ってしまえば簡単なんだけど、アートの素養と取材旅の多分苦労されているだろう姿を感じつつ食べる意欲に感服。
表敬が豊かで楽しかったです。
2025年5月21日
- 君のクイズ (朝日文庫)
- 小川哲
- 朝日新聞出版 / 2025年4月25日発売
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ゼロ文字での回答で負けたクイズ番組出演者。
問題が出る前の瞬間に答えが分かるのか?
自分を追い詰める物語。クイズの回答だけでここまで話を作れるのは素晴らしい。
2025年5月1日
- 天路の旅人(下) (新潮文庫)
- 沢木耕太郎
- 新潮社 / 2025年4月23日発売
- 本 / 本
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第二次大戦末期、中国から蒙古チベット、インドを密偵として旅した西川一三さんを追った旅行書。
圧倒的な旅人のチカラ。
面白い
2025年4月29日
- 夜の道標 (中公文庫 あ102-1)
- 芦沢央
- 中央公論新社 / 2025年4月22日発売
- 本 / 本
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個人塾のカリスマ経営者が殺されて2年。
容疑者は特定されているが逮捕されていない。
容疑者は元教え子で動機が不明。
毒親に育てられるバスケの天才少年。その友達。犯人。匿う女。追う刑事。多角な視点から物語は進む。
殺害動機が歴史的な事実を元にするもので意外だった。
2025年4月27日
- 一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 松下龍之介
- 宝島社 / 2025年2月5日発売
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主人公は遺伝を学ぶ大学院生。
失踪した恋人でもある義理の妹のDNAと発掘された200年前の少女のDNAが一致する。
妹の失踪に関連する人たちが次々と襲われ殺害される。
遺伝子工学、宗教が絡みながらストーリーは展開する
結末は早々に見えるけど面白い
2025年4月21日
- 隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
- ジャック・ケッチャム
- 扶桑社 / 1998年7月28日発売
- 本 / 本
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1950年台のアメリカ
隣に引っ越してきた両親を亡くした少女が養親の女と子どもたちに虐待され虐殺されるまでの日々を、隣に住み少女に恋しながら見続ける少年の目を通して描いている。
ホラーなんだけど心のどこかに恋の気持ちが滲む。
不思議と読み進めてしまった。
2025年4月19日
- 女と男、そして殺し屋 (文春文庫)
- 石持浅海
- 文藝春秋 / 2024年3月6日発売
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主人公の殺し屋と仲間たちがが依頼者の理由を推理する。
妹に夫を奪われた姉への殺人依頼。姉妹の仲は悪くない。依頼者は誰だ?
ベアルックを着る大道芸をする親友の男二人。一人は妹の恋人。その男への殺人依頼の理由は?
無農薬有機栽培野菜を売る会社を亡き父から相続した男。父のパートナーが殺害されていた。宗教法人が容疑者とした浮かぶが逮捕まではいたらなかった。ビジネスを続けるうちに父の不正の証拠が出て来る。
エッチな動画配信をする美女2人のどちらかを殺してほしいと殺害依頼。2人は大学の同級生。制作者に元同窓生の男がいたことがわかり、3人が温泉旅館で火事に巻き込まれ男が死亡していたことが分かる。殺されるのはどっち?
母を交通事故で亡くした男子高校生。加害者の老女の殺害依頼と男子高校生の殺害依頼が2人の殺し屋に別々に届く。それぞれの理由とは?
謎解きというか、推測なんだけど、考察過程が面白い。
帯にはミステリーと書いてあったが、ミステリーという感じでもないし、ジャンルは何だろう?
2025年4月18日