サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

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ハイジさん  未設定  読み終わった 



これまた喉から手が出るほど?読みたかった本
さっと読んではもったいないのだが、先が気になり駆け足してしまった
なので再度イチからしっかり読み込んでみた

なぜホモサピエンスが生態系の頂点に立って威張っているか(笑)、なぜこのような世界に生きているか…それを解き明かそうとする人類史

我々サピエンスは、架空の物事について語ったり、信じることができる
もちろんほとんどの動物は何らかの意思疎通がはかれるのだがホモサピエンスだけの特徴として…
・噂話ができる、存在しないものについても情報を伝える能力
〜誰と誰が仲が悪い…なんて野良猫の集会では話さない
・さらに大きな集団での協力は「共通の神話」を信じること(宗教、国民、国家、お金、人権、法律、法人など)ができる
〜要は目に見えない実態が曖昧なものだ
キリスト教の猿なんていないしお金を持つ馬もいない
・遺伝子や環境の変化なしで行動を変えられる
〜会社の後継者は、自分の子孫じゃなくても成り立つ

このような社会的協力が生存と繁殖のカギになり、発展していった

農業革命が起き、余剰食糧+輸送技術=都市への密集 という展開に
これにより大規模な協力のネットワークの構築が必要となる
想像上の秩序や神話を共有化を利用
これらを信じさせるために偉大な神々あるいは自然の法則によって生み出された客観的実態と主張する
生活スタイル…例)個人主義であれば、プライベート空間や独立した子ども部屋を設けることで認識
消費主義…幸せになるためにはできる限り多くの製品やサービスを消費しなくてはならない
など
また想像上の秩序は共同主観的であるため、一個人が信念を変えても、死んでも影響はない
例えば自分1人がアメリカという国家の存在を否定しても何の影響もない
これを変えるには、これに代わるより強力な想像上の秩序(政党、イデオロギーに基づく運動、カルト宗教など)が必要になる
すなわち想像上の秩序から逃れる方法は無い!のである

そしてこの想像上の秩序は、ヒエラルキーを成す架空の集団に分けられた
あらゆるヒエラルキーは人類の想像力の産物であるのだが、まんまと差別という罠にどっぷりはまる
カースト制、奴隷制、男女の格差などが当てはまる

そして人類は、史上最強の征服者「貨幣」によって国家間のボーダレス化が進み、良くも悪くも帝国主義を経て統一へと向かう…

著者は「認知革命」により歴史が始動し、「農業革命」により歴史の流れが加速、そして「科学革命」により歴史に終止符を打ちまったく異なる展開を引き起こす可能性があるとしている
下巻はこの恐ろしげな「科学革命」が中心となる


歴史のお勉強で最初のアウストラロピテクス、ネアンデルタール人…
メソポタミア文明、ハンムラビ法典…
この辺りってつまんないなぁ〜ってずっと思っていた
が、この本を読むとあ〜ら不思議!
面白いでは無いか!
ちょっと角度を変えて、背景を上手に付け足して下さると急に歴史に息吹が…、色が…(笑)
上巻は端的に言うと、「なぜホモサピエンスがピラミッドの頂点に君臨したか」
なんだけど、サピエンス誕生から様々な例やユーモアを加え丁寧に歴史が描かれている
これがたまらなく人々の知的好奇心と我々のルーツや神秘性をかき立てられるのである
ハラリ氏の脳内の凄さをゾクゾクと感じることができる

反面、サピエンスは想像上の秩序や虚構に取り憑かれ、振り回され、逃れられない
もう二度と元に戻る事はできない
多くの得たものと失ったもの…
考えさせられることが多々ある

下巻の展開がとても楽しみだ


◎キリがないがどうしてもの備忘録◎

・「種」とは繁殖力のある子孫を残す者同士が同じ種となる
例)
 馬とロバ…このラバーに繁殖能力なし(別の種)
 ブルドックとスパニエル…(同じ種‼︎ 見た目ではない)
・火を使い調理が可能になったことで消化時間が短縮し腸が短くなった そのため大量のエネルギーを巨大な脳に集中できるように
・ホモサピエンスはあらゆる生物のうちで最も多くの動植物種を絶滅に追い込んだ
生態系の連続殺人犯である
■狩猟採集民の豊かな暮らし
・労働(資料)時間は短く、家事もない豊かな暮らしを送っていた
・必要な栄養素も確実に手に入れられ健康であった
・家畜などから感染するであろう感染症も少なかった
■農業革命がもたらした悲劇
・労働時間が長く自由な時間が激減
・重労働によるヘルニア、関節炎などの疾患
・畑のそばに定住化し移動の自由がなくなる
・栄養面の低下
・少ない種の栽培により、自然災害が起こると生命存続の危機にひんした
・家、畑、家畜守るものが増え部族間の暴力が多発
・出生率の増加により食糧への依存増
・より良い暮らしを求めてがむしゃらに働くが、楽にならないという現代社会と同じ悪循環に陥った
・その日暮らしで多くの心配事が免れた狩猟採集民に比べ農耕民は生産及び消費する以上に蓄えを残すようにするため、未来に対する不安が常につきまとうように
・革命の犠牲者たちは家畜化、牧草化された動物たち(オスの去勢はもちろん肉体的、精神的な虐待による残酷な方法が紹介されていた)
・余剰食料によって暮らすのは支配者であるエリート層(歴史書に名を残す人物たち)
・最初期の文書は退屈な実用文書
古代シュメール人が2種類の記号を組み合わせ多くのデータを粘土版に刻んでいた
このように文字が生まれ、コンピューター処理の二進法「0」「1」が生まれた
そしていよいよ人工知能は二進法の書記体系に基づいた新しい種類の知能を生み出そうとしている(ターミネーター、マトリックス)
・想像上のヒエラルキー
生物的区別はほとんどないのに、神のせいにし様々な差別が生まれる
なぜこのような差別が生み出されたのかを歴史的な出来事や事情、力関係を学ぶしかない
・差別の悪循環
 a.黒人は能力が低く穢れている
 b.この偏見が定着
 c.ホワイトカラーの職に就けない
 d.ホワイトカラーの職に就けない黒人の多さ
 e.黒人が劣っていることの証拠
・貨幣のおかげで見知らぬ人同士の交易が展開し経済関連のネットワークがグローバル化、しかしながら、人の価値や親密な関係を損なう代償も多々
・帝国主義の大多数は権力維持のため、迫害と戦争を繰り返した「悪」とされるが、今日の文化の大半は帝国主義の遺産 完全拒否はもはや不可能

レビュー投稿日
2020年5月4日
読了日
2020年5月4日
本棚登録日
2020年5月4日
34
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『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』のレビューへのコメント

やまさん (2020年5月4日)

ハイジさん♪こんにちは。
コメント♪有難う御座います。
私も、この雑誌を見て、最初に載っているのは「なすのキムチ炒め」ですが、さっぱりしたものと、私なりに簡単なものを探しました。
そうすると、ハイジさん♪と同じく1番が出汁浸し、2番が焼きナス、3番がなすの味噌炒めでした。
それと、キュウリを買って来ると1本か、2本は、傷めて捨てています。
この雑誌には「凍らせキュウリもすごい」として「きゅうりとわかめのきんぴら」が少し書いて有ります。キュウリを買ってきて、すぐ使わないものは冷凍していいのだったらと思っていたので、これを試してみようと思っています。

「きゅうりとわかめのきんぴら」
心地よい歯触りを残しながらも、程よくしんなり。
夏らしく爽やかな味のきんぴらは、冷たい麺類のお供にも。

やまさん (2020年5月4日)

ハイジさん♪こんにちは。
ご存じと思いますが、参考までに…。
この雑誌には、以下のように材料は書いています。

材料(つくりやすい分量)
なす8個(640g)
A
 だし カップ2
 みりん 大さじ2
 しょうゆ 大さじ1
 塩 小さじ1/2
みょうが・青じそ(各せん切り) 各適量
[常備品]塩
保存:冷蔵庫で5日間

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