ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

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本棚登録 : 1457
レビュー : 110
著者 :
勝沼 悠さん 哲学   読み終わった 

 東浩紀が「動物化するポストモダン」の続編として書いた一冊。

 大きな物語を失い、キャラクター、データベースを消費するようになった現代。それは純愛でありながら、何度もプレイすることによって多くの女性を攻略できる美少女ゲームの矛盾に代表される。しかし、2000年代に入り、メタなストーリーにより大ヒットしたライトノベルや美少女ゲームなどのサブカルチャー作品は、メタ化によってそういった点を指摘し、データベース消費的な現代を反映している。多くのサブカルチャー作品を挙げながらの説明は説得力がある。
 2010年代の現在から見ると、推しメンを選ぶAKB48の大ヒットもこの流れに沿ったものかもしれない。

 非常に重要で現代を考える上での一つの羅針盤になる様な論説であると思うが、私の頭が悪くてよく分からなかった部分も多い。
 大きな物語を失った私達はどうあるべきか。その答えはこの本には書かれておらず、自分で考えていくしかないのだと思う。

レビュー投稿日
2013年5月15日
読了日
2013年5月15日
本棚登録日
2013年4月26日
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