福島で被災した詩人がツィッターの連続投稿で綴る「詩の礫」が書籍化。
ツィッターで織りなす詩という新しい表現の力。本当のツィッターのまま短い言葉がツィートした時刻と共に刻まれていて、ふっと短く綴られた言葉の重さが際立つ。
全体的には何だかよくわからない詩も多く感じたが、逆に強く印象に残る言葉も多かった。「放射能がふっています。静かな夜です」などズシリと来るフレーズがいくつもあった。
映像などの直接的なものとは全く違う重みで”故郷を失う”ということの意味を感じさせてくれる。
東日本大震災を思う上でかかせない一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学(その他)
- 感想投稿日 : 2012年4月5日
- 読了日 : 2012年4月5日
- 本棚登録日 : 2012年3月11日
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