詩の礫

著者 :
  • 徳間書店 (2011年6月16日発売)
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本棚登録 : 152
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 福島で被災した詩人がツィッターの連続投稿で綴る「詩の礫」が書籍化。

 ツィッターで織りなす詩という新しい表現の力。本当のツィッターのまま短い言葉がツィートした時刻と共に刻まれていて、ふっと短く綴られた言葉の重さが際立つ。
 全体的には何だかよくわからない詩も多く感じたが、逆に強く印象に残る言葉も多かった。「放射能がふっています。静かな夜です」などズシリと来るフレーズがいくつもあった。

 映像などの直接的なものとは全く違う重みで”故郷を失う”ということの意味を感じさせてくれる。
 東日本大震災を思う上でかかせない一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学(その他)
感想投稿日 : 2012年4月5日
読了日 : 2012年4月5日
本棚登録日 : 2012年3月11日

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