内田百閒の猫についての短編を集めた一冊。
特に自身の飼い猫ノラとクルツのものが熱い。ノラという飼い猫がいなくなってしまい、ビラを配ったりして1年以上探す様は異常とも思えるが、どこか愛らしく理解できる。
面白いのは内田百閒は猫好きでなく自分の飼った2匹の猫だけが好きなのだ。きっと猫好きには一人ひとりに独自の猫哲学があるのだろうなぁ。
猫好きにはたまらない一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学(小説)
- 感想投稿日 : 2017年3月21日
- 読了日 : 2017年3月21日
- 本棚登録日 : 2017年3月10日
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