心的外傷と回復 〈増補版〉

  • みすず書房 (1999年11月26日発売)
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感想 : 28
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 アメリカの精神科医が語るトラウマとそこからの回復について。

 トラウマとは何か、どの様なものかなどがまとめられ、後半ではその治療について書かれている。
 トラウマケアは長い間、それを見ないようとする力と戦ってきた。フェミニスト的な視点が重要であるとこの本は訴える。
 治療の章では主に三つの段階があるとしている。まず現実的な自分自身の力を高めていく段階。次がその上で過去と対峙する段階。最後が過去と向き合うことができた上でもう一度人生を再構築していく段階と、確かこんな感じだったと思う。虐待などではその出来事にのみ目がいきがちだが、起こったことではなくその人そのものに注目し、力を回復していく支援をしていくことが重要なのだと感じた。

 トラウマケアの必読書。分厚いが何度も目を通す価値がある一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: カウンセリング
感想投稿日 : 2012年12月7日
読了日 : 2012年12月7日
本棚登録日 : 2012年11月4日

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