76年の唐山大地震で離れ離れになった家族の30年を描く。
地震そのもののスペクタクルシーンもすごいが、この映画の大半はその先の30年の人生。それをただのいい話として描くのではなく、決断した母と決断された娘がずっとそこに引きずられて生きている様を描いている。だから原作のタイトルが『余震』なのか。腕を失った息子が一番引きずられず生きている皮肉。そういう心のひっかかりをテーマにしてるからこそ、最後の再会が号泣できるわけです。しかも、再会に四川大地震を持ってくるうまさ。
しかし、中国ってこの30年で劇的に進化したよなぁ。
東日本大震災で上映が遅れてしまった映画だが、見れてよかった。ちなみに唐山大地震で亡くなった人は20万人を超え、東日本大震災のざっと10倍。すごい。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(ノンジャンル)
- 感想投稿日 : 2017年12月9日
- 読了日 : 2017年12月8日
- 本棚登録日 : 2017年11月10日
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