生霊の如き重るもの (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年7月15日発売)
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本棚登録 : 441
感想 : 42
5

なかなかに粒揃いの短編集。不可解な現象に解釈をつけるも、最後には説明のつかない怪異が残る。パターンが全編通してハマっていた。「天魔の如き飛ぶもの」コミコミで個人的ナンバーワン。言耶の立ち居振舞いが格好いい。トリックのインパクトもあるし、オチがバチーンと決まってた。「生霊の如き重るもの」表題作だけあって、完成度は一番。生霊のフリから魅力的な謎を経ての、締めが絶妙。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 三津田信三
感想投稿日 : 2017年8月22日
読了日 : 2017年8月17日
本棚登録日 : 2017年6月26日

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