なかなかに粒揃いの短編集。不可解な現象に解釈をつけるも、最後には説明のつかない怪異が残る。パターンが全編通してハマっていた。「天魔の如き飛ぶもの」コミコミで個人的ナンバーワン。言耶の立ち居振舞いが格好いい。トリックのインパクトもあるし、オチがバチーンと決まってた。「生霊の如き重るもの」表題作だけあって、完成度は一番。生霊のフリから魅力的な謎を経ての、締めが絶妙。
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三津田信三
- 感想投稿日 : 2017年8月22日
- 読了日 : 2017年8月17日
- 本棚登録日 : 2017年6月26日
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