軽薄(?)なタイトルとはうらはらにとても面白い着物コラム集でした。江戸時代の美意識「ホッソリ、スッキリ、スラリ」これが三つ揃って初めて粋を名乗れる。泉鏡花、永井荷風などの花柳小説や任侠映画の姐さんたちの着物の着こなしを俎上にのせ「着物の色気とは」について軽妙な語り口で徹底的に語ってらっしゃいます。個人的には「ふしだらすれすれのあっさりした色気」が粋かな?と「粋」について考えると興味が尽きません。しかし泉鏡花が花柳小説を書いていたなんて知らなかった〜読みたいです!そして昔の玄人女性の甲斐性には恐れ入ります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
着物
- 感想投稿日 : 2016年8月4日
- 読了日 : 2016年8月4日
- 本棚登録日 : 2016年8月4日
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