F―落第生 (角川文庫)

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本棚登録 : 387
レビュー : 37
著者 :
わをんさん 日本文学   読み終わった 

タイトルの通り、この話に登場するのはいわゆる「F」評価を受けそうな人生を送っている女性たちだ。
でも、やっぱり悲壮感はない。
鷺沢先生の作品では度々書いている(と思うのだが)ことなのだけれど、どんなにどん底でも泥沼でも、どの主人公たち(もちろん、他の登場人物も)も、生きている。
どこか胸のすくような、「ああ、明日もがんばろう」という気持ちにさせてくれる。
底抜けに明るくもないし、底から這いあがるような話でもない。
いい意味でドライで、爽やかで、なんだか読みながら、「うん、そう、うん。」と頷きたくなる。
最近、そんな気分を味わいたくて、鷺沢先生の本、読んでいる気がする。

レビュー投稿日
2015年12月28日
読了日
2015年12月2日
本棚登録日
2015年12月2日
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