葉桜の日 (新潮文庫)

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本棚登録 : 377
レビュー : 30
著者 :
わをんさん 日本文学   読み終わった 

高校か大学1年の頃、妙に鷺沢先生の小説にはまった時期があった。
今となってはその理由がさっぱり思い出せないのだけれど、はっきりしているのは、多分、あの頃の私はこの話をよく理解できなかっただろうということだ。
年齢的には、あの頃の方が登場人物に近いはず。
けれど、生活するということ、生きるということをいまいち分かっていなかったあの頃には、この本にちりばめられた桜の花弁も、きれいごとでも格好のいい話でもない、普段なら気にも留めない人々の、気にもならない日々も、目に映らなかっただろう。
今の私はジョージの年も健次の年も超えている。
次は、誰の年になるのだろう。
その頃にもう一度読めば、また見えなかったものが見えてくるのかもしれない。

レビュー投稿日
2015年10月29日
読了日
2015年10月29日
本棚登録日
2015年10月29日
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