東直子さんは、読友さんから教えてもらい、テレビで一度だけ拝見した。この本が初読。老若男女問わず、何かしらの原因で死んでしまった人たちが、自分の魂を現世の想い人の身近にあるモノにとりつくという10作と番外編の短編集。ほっこりし、爽快で清々しさもあるんだけど、哀愁も漂う文章と物語が、大人しめで優しい雰囲気の東直子さんらしい書き方だと感じた。また、読みやすく、無駄のない纏まった文章も良かった。ロージン、日記が特に好き。自分ならどうだろう。自分の死後、家族や親しかった人たちを身近に感じ、眺めていたいだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年7月23日
- 読了日 : 2013年7月11日
- 本棚登録日 : 2013年7月11日
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