初めての夏川さん作品を読了。普段、あまり医療ものの作品は読まないが、本作の主人公「マチ」先生の医者としてのスタンス(ある意味、その人生観)と、京都の雰囲気があいまって、読後感はとても爽やかなものだった。
読んでいてとても心に残ったのが、不治の病の人に対する向き合い方。余命を限られてる人が、幸せに日々を過ごすことができないのかを、病を治すという医者の役割を超えて、悩み、考えて、行動するマチ先生に、究極の医者像を感じることができた。
結果だけでなく、経過について、とても大事に思う先生に、人生を終えるときに寄り添ってもらいたいと今は思う。 ★4.0
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年7月30日
- 読了日 : 2024年7月30日
- 本棚登録日 : 2024年7月21日
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コメント 3件
きたごやたろうさんのコメント
2024/10/10
チャオさんのコメント
2024/10/10
きたごやたろうさんのコメント
2024/10/10