才能と狂気。
これはすごい映画だ。
執念だ。
人生において何かを成し遂げることはここまでの執念を要することなのかもしれない。
必要のないものをすべて排除して、
一心不乱に物事に格闘する。
それが狂気と言われようがどうだっていい。
成し遂げなければならないから、やる。
辛くても苦しくても、やる。
やりぬく。
覚悟なんて甘っちょろい言葉じゃすまない。
狂気と言われるほどの執念を持って、物事に取り組んだことが、果たして自分はあっただろうか。
どんなときも目は鈍く、らんらんと輝いて。
教育哲学についても、忘れていた視点を思い出した。
僕が中学の時くらいは、こんな指導普通だったかもしれない。
すくなくとも、僕には理解できるし、
一般論を御旗に大上段に構えて大太刀を振り下ろすような議論はできない。
彼には彼の哲学がある。
そして試練の先に栄光はある。
音楽、という文字は音を楽しむと書くけれど、
本当は苦しんで苦しんで苦しみ抜いた先に音を楽しむことができることを音楽というのかもしれない。
そんなことをそこはかとなく考えた。
ラストシーンは圧巻。
そして衝撃。
エネルギーをもらえました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青春
- 感想投稿日 : 2015年7月20日
- 読了日 : 2015年7月20日
- 本棚登録日 : 2015年7月20日
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