主人公にとってハリーはちょっと異質な存在で、なぜ付きまとうのかよく判らない。得体のしれない謎の男だ。謎が謎のまま終わるならハリーの心理描写みたいなシーンは不要だった。一人で車に乗って叫ぶシーンとかは確かに奇妙だが、何かきっと理由があるのだと思わせてしまう。どのような結末になろうともその理由が開示されるに違いないと思わせてしまう。
ヒッチコックのような見せ方や音楽に謎解きを期待させてしまう。
これは不条理なんだから答えられない期待を与えないでほしい。
ハリー一人のシーンは描く必要はないし、ましてや感情なんて不要だったと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年10月16日
- 読了日 : 2013年10月11日
- 本棚登録日 : 2013年10月11日
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