電池が切れるまで 子ども病院からのメッセージ (角川文庫 す 15-1)

  • KADOKAWA (2006年6月24日発売)
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本棚登録 : 243
感想 : 22
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冒頭の「命」と言う詩。
どこかできいたことがあるような、と思っていたら、
あちこちで話題になった詩だという。
素敵な詩だ。
作者の女の子は、残念ながらこの詩を書いた数ヵ月後に亡くなっているという。
幼稚園くらいの小さな子から高校生まで、いろんな子の作品が載っているが、どれも病気に負けないという強い意志と、年頃の子と変わらない楽しみと、あいまに見え隠れする弱音が伝わってくる。
その後、無事に回復し、元気になっている子もいれば、幼くして亡くなった子もいる。
懸命に頑張っているその姿が切ない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年10月5日
読了日 : 2012年10月5日
本棚登録日 : 2012年7月17日

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