結末が判っていても鳥肌が立つラストでした。文句無しです。

2019年1月17日

読書状況 読み終わった [2019年1月17日]
カテゴリ 小説

解説ではエロスやタナトスといった文脈での理解が促されていましたが、僕は「ある種の芸術家は利己的だ」という事しか読み取れませんでした。そうでなければ最後の一行が活きず、それまでの主人公の葛藤も活きないと思われます。最後の一行で、主人公は第二或いは未来の犯人になり、即ちモダンホラーになるのだと思います。

2018年12月10日

読書状況 読み終わった [2018年12月10日]
カテゴリ 小説

勝手に続編が書かれていたり、誤字があったり、単なる作品紹介に終始していたりといった風で、「ああ、これは星二つ、下手をすれば星一つだな」などと思いながら読み進めていたのですが、最後から二人目の太田治子氏の随筆は、先入観も手伝ってはいるでしょうけれどもなかなか興味深く読む事が出来ましたし、最後の高田里惠子氏の随筆では、『眉山』を芥川龍之介の『蜜柑』と比べていて「成程なあ」と思い、そもそもこの本もワカマツカオリ氏の装丁を目当に購入した訳で、そちらは充分堪能出来ましたので、星三つを付けました。異質ではありましたが、香山リカ氏の学術的な切口での随筆も非常に興味深かったです。

2011年12月19日

読書状況 読み終わった [2011年12月19日]
カテゴリ 随筆
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