十牛図を歩む―真の自己への道

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  • 大法輪閣 (2002年11月1日発売)
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牛(本来の自己)を探し求める過程が、10段階にわたって描かれている「十牛図」。
第7からは、牛も消えたり、何もかも消えたり、かといって、再び、現実に戻ったりと、
認識の「頓悟禅」(質的飛躍)の段階を示している。

割合平易な言葉で書かれているので、分かりやすいといえば分かりやすいが、禅の本質が「教外別伝」「只管打座」であるので、限りなく深いといえば深い。

後半は、坐禅を組むことについて書かれていて、非常に参考になるのではないかと思う。
特に、グレーニング氏の「参禅記」は、「坐禅をして何か得られるものがあるのか、なにか良いことでもあるのか」という、我々が普通に思うようなことから、
「鐘のゴーンと一体になって見せよ」という考案に深く没頭する深さまで、描かれていて、私たちが、「禅とはこのようなものか」を文字の上で知る大きな参考となることであろう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 学術書
感想投稿日 : 2012年11月17日
本棚登録日 : 2012年11月17日

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