今年読んだミステリー小説の中では食いついて読んでしまうくらい好きな物語だった。
同じ作家のファンたちが集うサイトの運営者『ジョーカー』からその作者の未発表作品を懸けたゲームをする。
そのゲーム内容は指定した登場人物を演じ、シナリオの犯人を暴くというもの。しかし、参加者が殺されたことからこれは計画殺人ではないかという疑念が浮かび…といった話。
作中でも出てくるが参加者たちが割り当てられた役を演じていく中で自分と役の間が曖昧となっていき物語と現実がどっちか分からなくなっていくという心理状態と誰も頼れない、連絡手段は『ジョーカー』からの連絡を受けるだけの受信機という開けてはいるが心理的にはクローズドサークルが出来ているのが印象的だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年8月11日
- 読了日 : 2014年8月11日
- 本棚登録日 : 2014年8月2日
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