数字と外国語の天才ダニエルは、共感覚を持つサヴァン症候群であり、人とのコミュニケーションにハンディをもつアスペルガー症候群でもある。そんな彼が、自分の半生をふりかえり、生きづらかった子ども時代のこと、勇気を出して海外へボランティア活動に行き、その経験で生まれ変わったこと、など成長過程で感じたこと考えたことをていねいに、真摯に語っている。それにしても数字が色を持ったり風景にみえたりするなんて、すごく素敵。πの数字も、すてきな音楽のように次々と頭の中に映し出されるとはびっくり。人間の脳ってすごく神秘的だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生き方・伝記
- 感想投稿日 : 2014年11月20日
- 読了日 : 2014年11月20日
- 本棚登録日 : 2014年11月20日
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