シリーズ3巻目で最終巻。
精霊歌士になるための最終試験が始まる。その審査をするのは女王であるメロウの母親。その審査内容は男女でペアになり、精霊樹を成長させるというもの。途中まではシャーディーと組んでいたメロウですが、やっぱり最後に一緒に歌うのはエイディでしたね。ずっと追いかけてきたエイディと隣に並び、手を取り合い歌う2人。そして、契約精霊のラヴィの決意に感動しました。頑張る主人公が数々の苦難を乗り越えて成長していく王道ラブストーリー。ラブは若干少な目ですが鈍いメロウに代わり要所要所で色気を醸し出すエイディがいるので読んでてドキドキさせてくれます。シャーディーが最後まで可哀想だなぁと思いましたが(兄があぁだし)、ラストは未来を予感させる展開で良かったと思います。1,2巻ではマスコット的存在でしかなかった契約精霊も最終巻では大活躍。もちろん可愛いのですが、可愛いだけではなく彼らなりの心意気を感じさせてくれました。シリーズ通して面白かったので次回作にも期待しています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビーンズ文庫
- 感想投稿日 : 2014年8月4日
- 読了日 : 2014年8月4日
- 本棚登録日 : 2014年7月9日
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