君の膵臓をたべたい

3.86
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本棚登録 : 8514
レビュー : 1265
著者 :
ゆえるあさん 小説・ラノベ・物語   読み終わった 

オビには「読後、きっとこのタイトルに涙する」とか書いてありますけど、そこは別にそうでもなかったかなと私は思います。でも、この文言に込められた意味はとても心に響きました。この言葉を優しく抱きしめたくなります。大切な宝物といった感じ。

読む前は、不治の病で余命いくばくもない女の子が男の子と出会って恋愛してどうのこうのという、私としてはあんまり好きじゃないタイプのお話だと思っていたので、今まで読む気にならずにいましたが、アニメ映画の予告を見て、どうにも気になってしまったので読んでみました。(そしてその直感は正解でした)
物語の設定・あらすじとしては確かにそういう感じのお話ではあるのですが、死までの「先の短い時間と向き合う」ということとは別の、もっと普通の日常や生き方についてがテーマなのかなと思います。
あと、この物語は恋愛じゃない気がします。正反対の二人が織りなす成長の物語。

さて、低評価なレビューを読むと文章力表現力が酷評されていて確かにそう感じる部分はありますが、そういう部分はラノベだと思って軽い気持ちで読み進めればいいかなと思います。読者自身が想像力で補完しましょう♪

実際に読了しての私の感想としては、個人的にはキャラクターが気に入りました。
私も内向的で主人公くんと同じように人づきあいはドライで、焼き肉の好きな部位とかお菓子の好きな味付とかの好みも主人公とドンピシャで、そんな変な所に共感しました(笑)
また、桜良さんのように「思いつきでグイグイくるけれども鬱陶しさを感じさせない子」にはとても憧れます。読み進めていくと、主人公と一緒にどうしてそういう子に惹かれるのかがわかってくる訳です。その辺りがこの小説を読んで良かったと思った私のポイントでしょうか。
また、人生における巡り合わせに関しての考え方は最近思うところがいろいろあって、私としてはここも評価ポイントです。私も昔は主人公と同じようなことを思っていて、同じように変わってきた経緯があるので共感できました。

主人公くんへの共感できることが多いのと、桜良さんにも一部共感する所もいくつかあって好きになっちゃったので、心に残った作品の一つになりそうです。

レビュー投稿日
2018年10月9日
読了日
2018年10月8日
本棚登録日
2018年10月9日
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