恋する文豪 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2008年5月24日発売)
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本棚登録 : 53
感想 : 10
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柴門ふみが明治・大正・昭和の“往年の名作”をぶった斬る痛快エッセイ。

どんな著名な作家であろうと、その作品が名作ともてはやされていようと、魅力がないと思えばバッサリと斬って捨てるし、面白い素晴らしいと思えばどこがどう良いか理由とともに述べられており、分かりやすい。

そして、“文豪”と呼ばれる作家たちもその私生活や人間性は結構しょーもなかったりするんだな。
結局人間のエゴとか業とか、男と女の惚れた腫れたは100年経っても変わらない。

それにしても、当時の文学って今の小説よりも展開も描写も格段に激しいよね……。
現代では官能小説や昼ドラの世界でしか描かれない人間関係のドロドロや性描写が、臆面もなくバンバン出てくる(イメージ)。
リアルの世界では、こと恋愛や結婚に関しては今よりずっと“堅苦しい”時代であったはずだから、一般庶民は小説の世界で欲求を満たしていたのであろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 柴門ふみ
感想投稿日 : 2014年10月4日
読了日 : 2014年10月4日
本棚登録日 : 2014年9月23日

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