或る少女の死まで 他二篇 (岩波文庫 緑 66-1)

著者 :
  • 岩波書店 (2003年11月14日発売)
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感想 : 49

「ここの寺は室生犀星が育った寺だよ」という父の一言。
その寺は、高校時代いつも遊びに行っていた片町へ行くときに通る「犀川」にかかる橋のすそにひっそりと佇んでいた。

何度も何度も通った道なのにこの小さな橋のへりにある寺に、金沢の有名人がかつて住んでいたなんて!
とちょっと嬉しい気持ちがしたのと、ちょっと室生犀星さんと近くなった気持ちがしたので、読んでみた。


時代は違うけど、同じ場所を行き来していたのか。ほほ、今でもどこかそこらへんを歩いてるのではないかしらん。

小説自体は最初の方がおもしろかった。この人、大切な人を失いすぎだろっとつっこみたくなるくらいぽんぽん人が死んでいった。数奇で孤独な人生だったのかな。


「××××年×月×日、わたしは第一の都落ちをした。」
って言葉が1番おもしろくてこころに残ったな。。。w

実際は
「ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの」の有名な詩句があるようにに、ほとんど金沢に帰らずにいたらしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年3月14日
読了日 : 2012年3月14日
本棚登録日 : 2012年3月14日

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