自転車に乗って: アウトドアと文藝

  • 河出書房新社 (2020年12月25日発売)
2.73
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 104
感想 : 8
3

「自転車日記」
 1886年生まれの詩人である萩尾朔太郎の作品は読んだことがないし何も知らないが、この自転車日記には大いに共感した。大人になって自転車を練習し始める人は大体同じ道を通るのだなと思った。まず一人で練習し、諦めて人に習うこと、路上に出る時の恐怖、怪我をしても懲りずに乗りたくなる気持ちなど全く同じで面白かった。乗れるようになった後、用もなく遠出して甘いものを食べて帰宅し悦に入ってい描写などは昨年の私そのものだった。

「これからは歩くのだ」
コンビニ前で自転車をとめて立っていたところ老人が倒れ、老人の連れに濡れ衣を着せられた話こわすぎる。老人も恥ずかしかったのか同調したため角田さんが完全に加害者のようになってしまった。自転車で加害者にならないように日々気をつけているが、こういったパターンもあるのだなと知った。

「ビワイチ」
セカイノオワリの沙織さんの、メンバーとのビワイチ(琵琶湖一周)日記。1日目と3日目は50km、2日目は100kmの2泊3日で、沙織さんは2日目から参加でいきなり100kmだからか、かなりきつそうだった。わたしもビワイチしたくなった。

「自転車」
 子供のころから東京の街で自転車を乗り回していた様子が書かれていて、特に東京の坂道についての描写が東京に引っ越してきたばかりで坂道の多さに驚いた私には面白かった。

「自転車日記」
夏目漱石の、イギリスでの自転車練習記。たくさん怪我をしているけど、その頃のの自転車は今の自転車よりかなり乗りにくかったのかな?美しい令嬢にちょっと見栄はってしまうけど、いざサイクリング誘われると理由をつけて断るのが滑稽で面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月11日
読了日 : 2021年3月2日
本棚登録日 : 2021年5月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする