・「海馬」は脳に入ってきた情報を長期記憶とすべきか短期記憶とすべきかを判断する機能がある
・同じ情報が頻繁に海馬に入ってくると重要な情報として側頭葉に保管される(長期記憶)
・脳に長期記憶とするためには頻繁な復習が欠かせない(最初の勉強から1週間後、3週間後、7週間後に復習)

2011年4月4日

カテゴリ 自己啓発

人と話をしていて、言葉に含まれている意味合いをきちんと理解せずに使っているのではと思うことがよくある。例えば、「消費者のニーズが多様化して」と当たり前のように使っているが、多様化がなぜ起きているのかその背景や、多様化による影響などを本当に分かっていない。「それでは多様化とは」と聞くと、多様化という言葉の意味の説明をされてしまい(「いろいろな種類のものがあることです」)、結局こちらの頭にはクエスチョンマークが残ったままになってしまう。本書では近年における社会の変化を、帰納的なアプローチから解説し、これからのマーケティングコミュニケーションはどうあるべきかを提言している。
本書で述べられていることは、これまでは情報発信側からの一方的なメッセージをマスである大衆に送ればよかったのだが、情報の入手ほ法が増え、得られる情報量も増えるに従い、ひと固まりで捉えられていた大衆が、分衆化し、さらに網衆へと変化していった。
網衆化したといっても、一人ひとりが孤立するのではなく、各々が持っている属性を「タグ」とし、そのタグを通じて他の人と結ばれるようになっている。このため、社会全体を横串的に解説するキーワードが見つからなくなっている。
ひとりの個人が得られる情報量は、むかしと比べて膨大になっているので、全ての情報をチェックするのではなく、自分に関係ない情報を意識的に「スルー」するようになっている。残った情報だけが、自分に関係のある「自分ごと」の情報となる。
情報を自分ごとと受け取ってもらうためには、①思わず「突っ込みたく」なる、②それに共感できる(エンゲージメント・テーマ)、③テーマを体感できる装置を提供するなどの工夫が必要になる。

2011年5月18日

読書状況 読み終わった [2011年7月8日]

ひと昔前、テレビによく出ていたベンチャー社長によるビジネス成功の秘訣を書いた本。筆者は、これまで様々な事業を立ち上げるがことごとく失敗し、ついにはホームレスになるというどん底を経験する。そこから這い上がり、リサイクルショップ事業で成功を収める。

まず筆者は、成功するためには、自分の物事の考え方や視点である「定点」をきちんと理解すること。もしかすると今までの考え方は間違っているのかもしれず、そこで「全てを捨ててとことん反省できる」かが重要になるという。つまり、「どん底を見れるか」かどうかだ。そこから針の穴ほどの希望に向かって日々努力しなければならないという。

また、ビジネスにおいては「無」から「有」が生み出せるか。そのためには、どんな些細なことでもいいから取り組むことで、その経験がより効率的な方法をみつけるきっかけになるとも述べている。

ベンチャー企業の経営者は、とにかくスピードを重視する傾向にあるが、筆者もそれに漏れず、早急に決断することが選択肢を増やし、成功に近づくのだという。

人生のどん底をみた筆者だけにその人間観は、独特のものがある。一緒に働けるかどうかは、第一印象で決まるそうだが、その決め手は本当の自分をさらけ出しているかにあるという。結局損得勘定で人を判断するとどうしても、判断が鈍ってしまうことが背景にある。

いずれにしても、実際に成功した人間が語るだけあって、真実味がある。しかし、特殊な環境の中での成功ともいえるので、全てが当てはまるともいえないと思う。

2011年10月10日

読書状況 読み終わった [2011年10月11日]
カテゴリ 自己啓発

万年最下位でNBAのお荷物チームであるニュージャージー・ネッツを「ジャンプ・スタート・マーケティング」という手法を用いて、再生した。
(1)自分たちの商品の特性を正しく理解する(競合相手との相対的な比較)
(2)自分たちの商品・サービスの最終利用者の情報をきちんと管理し、購入量を増やすようなパッケージ(カンフル策)を提供する⇒顧客が買いたい商品だけを売る、顧客が買いたがるより少しだけ多く売る
(3)これまでの習慣にとらわれない大胆であるが、お金のかからない取り組みを実施する
(4)日々わずかながらでも改善させてゆく。人は大幅な変化を嫌うので、変化を小分けにして実施する。それによる失敗は問わない(逆にボーナスを支給する)
(5)単純な思いつきでもいいので、とにかく実践し変化させる
(6)商品自体をイノベーションするには莫大な投資がかかるが、それをどう売りだすかマーケティングに注力すべき
(7)実際のユーザーの視点に立てるように、販売・消費の現場に足を向ける
(8)ユーザーを絞り込む(自社の商品に興味を持っている層にだけアプローチする)⇒マーケティング投資を効率的に行う(かけたコストと収益の比率を把握する)
(9)マーケット・リサーチは、商品・サービスを継続的に利用している層から意見を取る⇒目的は相手を説得するため、商品・サービスの開発のため
(10)クライアントからの継続発注を確実にするために、その上役に担当者がどんなにすばらしい仕事をしたかを知らしめる(クライアントをヒーローにする⇒ここでは年次報告書の作成)

2011年3月18日

コーチングとは、相手に考え行動するきっかけを与えるもので、そのために聞く力と質問力が重要になる。

2011年6月16日

読書状況 読み終わった [2011年6月16日]

経営者として見た場合、地方の一衣料品店をグローバル規模にまで成長させた手腕は凄い。
しかし、一個人として見た場合、自分の理想を追求するあまり、部下に厳しすぎるところがある(ある意味、信用・信頼していないようにも思える)。

2011年5月31日

読書状況 読み終わった [2011年5月1日]

この社会に生きている以上、人と何らかのつながりを持たなければならず、人脈作りは大きなテーマといえる。
「人脈」というとどうしても、何かしらの便宜を図ってもらうというイメージが強い。
しかし、この本では、「ギブ・アンド・テイク」の関係よりも、いかに「コントリビュート」(貢献)できるが人脈を作る要点と強調されている。
そのためには、常に自分自身が情報収集を怠らないこと、特化する領域を持つこと、同じ思いやテンションを持つ人とつながること、相手の立場に立ったアプローチなどを意識しなければならない。
自分が相手にとって「頼りたくなる」強み・特徴を持たねばならないことを痛感した一冊である。

2011年5月17日

読書状況 読み終わった [2011年7月8日]

・人は、物事の価値を判断するときに他との相対的な優劣に着目する
・AとBの二つ比較ではなく、Aよりも少し劣るA'を加えることで(おとり効果)、人はAを選ぶ確率が高くなる

・恣意の一貫性:最初に決めたことが恣意的であっても、いったん意識に定着すると、その後も引き続きその影響を受ける(一貫性がある)

2011年10月3日

カテゴリ 経済学

寺島実郎の事象を時間軸・空間軸の広がりの中で俯瞰的に捉えているところは非常に学ぶべきところである。
また、佐高信の不正に対して真っ向から舌鋒鋭く切り込んでいく点も、多くの点で共感が持てる。

2011年5月30日

読書状況 読み終わった [2011年5月30日]

中国は毛沢東による独裁的な政治で国内が混乱し、その不満がいっきに天安門事件で爆発した。学生を中心としたデモ隊は、民主主義と腐敗の撤廃を求めたが、共産党による一党支配体制をなんとしても維持したい鄧小平が人民解放軍によるデモ隊排除に乗り出した。この事件をきっかけに民衆のための共産党という意識が薄れてしまい、危機感を感じた共産党は、経済開放と愛国教育で国民の不満をそらそうとした。この戦略は非常に成功をおさめ、未曾有の経済成長を成し遂げた。知識人や中産階級は、この経済成長によりガス抜きされてしまった。しかし、成長の原動力が不動産投資によるもので、国民自体の生活水準が全く向上していない。農村部には1億人の失業者がいると言われている。彼らの多くは経済成長の恩恵を受けておらず、逆に毛沢東時代への郷愁を募らせている。筆者は彼らのくすぶる不満に火をつけることで、革命が起きるのではと予想している。
また、中国の経済成長が鈍りつつあり、何としても年8%の成長を達成したい共産党としては、この目標が達成できない場合、国民の不満をそらせるために、愛国教育を利用した海外侵略に乗り出すのではと心配している。その時にターゲットになるのは台湾と日本で、安穏とはしていられないと思った。

2011年10月3日

読書状況 読み終わった [2011年9月29日]
カテゴリ 評論

震災後に大前氏がYou Tubeにアップした放送をまとめたもので、一、二章は原発事故の解説で、三章が今後日本の取るうべき道筋について述べている。原発事故の解説は、すでにネット放送を見ていたので、目新しいところないが、第三章の中で過去20年間の家計所得の伸びを国別に比較しているのには驚かされる。欧米先進国は、この間で家計所得が2~2.5倍になっているのに対して、日本だけがマイナス12%である。「一億総中流」ではなく「一億総下流」であることを認識すべきと警鐘を発している。まさに考えさせられる事実である。国に頼らずに生きていく術を身につけなければならない。

2011年5月17日

読書状況 読み終わった [2011年7月8日]
カテゴリ 評論

五分間で何ができるかは、人の時間に対する感覚によって変わってくる。たかが5分であるが、少しずつでも積み重ねることで、最終的には大きな差が出るので、バカにできない。ッわずかな時間を作る出すためにも日ごろから身の回りを整理・整頓しておくことが必要。ここで書かれているノウハウとしては、
・いらないものを捨てるのではなく、必要なものだけを残す
・必要かどうかの判断は瞬時に行うが、今の時点ではどうしても判断できない場合の「迷い箱」を用意し、三カ月だけ判断を保留する
・自分の仕事の実績として残しておきたいものを入れる「思い出箱」を用意する
・未処理のものを「仮置き箱」に入れ、ここを見れば今の仕事に必要なものがすべてあるようにする(仮置きファイルを持ち歩く)
・机の上におかない
・最下段には仕事の書類を入れる
・トヨタ方式のように探す手間を省く、すべてを見えるように整理
する(色ラベルをつ方ロケーション管理)
・名刺は受け取ったその日のうちに「日付・来訪別・用件」を記入する⇒年に買い見直し

要は仕事を滞留させずにすぐ処理すること、そのためには細切れの時間でも仕事ができるようにすることである

2011年3月28日

読書状況 読み終わった [2011年1月8日]
カテゴリ 自己啓発

佐高信の小泉・竹中コンビによる新自由主義的な経済政策に対して徹底的な批判を展開している。竹中平蔵に対しては、マクドナルド株の取得方法や住民票の頻繁な国内外の移動による住民税不払い疑惑、日本振興銀行の設立など利己的な行為を問題視している。
竹中平蔵も最近の著作で自己弁護的な主張をしているが、本著を読むとその主張も胡散臭く聞こえてしまう。

2011年5月30日

読書状況 読み終わった [2011年5月29日]

「株の神様」といわれる邱永漢は、父親が中国人で母親が日本人。台湾に生まれ、東京大学を終戦の年に卒業した後、台湾に渡り反政府運動に参加する。当局に捕まる直前に香港に逃亡。その後日本に戻り、作家として直木賞を受賞する。
婦人雑誌におカネにまつわるテーマがないのをきっかけに、この分野に取り組むようになる。
中国の経済成長をみて、今後は食糧需給が問題になるとにらみ、85歳の今も、中国国内で様々な食糧ビジネスに携わっている。

2011年5月2日

読書状況 読み終わった [2011年7月8日]
カテゴリ 随筆・エッセイ
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