その会社の会社員として失格、という意味合いで読んでいたけれど、それぞれの話の中に出てくる各主人公自身が「失格」であることもあれば、「失格」だからといって、倫理的に間違っているわけでもなかったりした。
あとがきを読んでわかったけれど、「会社のため」が必ずしも正しいわけじゃない、「社会のため、世のため人のため」が正しいのだ、というメッセージだったのだと思う。
会社の常識は、時には社会の非常識だ。ということを、会社員は肝に命じないといけない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
いろいろ小話*
- 感想投稿日 : 2020年2月1日
- 読了日 : 2020年1月30日
- 本棚登録日 : 2020年2月1日
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