失格社員 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年3月28日発売)
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本棚登録 : 632
感想 : 77
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その会社の会社員として失格、という意味合いで読んでいたけれど、それぞれの話の中に出てくる各主人公自身が「失格」であることもあれば、「失格」だからといって、倫理的に間違っているわけでもなかったりした。
あとがきを読んでわかったけれど、「会社のため」が必ずしも正しいわけじゃない、「社会のため、世のため人のため」が正しいのだ、というメッセージだったのだと思う。
会社の常識は、時には社会の非常識だ。ということを、会社員は肝に命じないといけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: いろいろ小話*
感想投稿日 : 2020年2月1日
読了日 : 2020年1月30日
本棚登録日 : 2020年2月1日

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