実践!「元気禅」のすすめ」

  • 宝島社 (2004年9月2日発売)
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この本を読んで最大の収穫は
冒頭に書かれている
学校のクラス全員が「心」
教室が「からだ」
担任が「自己」
という話だろう。
すごく分かりやすかった

だからP36の
「三千人の生徒が求める自己とは?」は
心に刻まれた

個性とか、アイデンティティ、あるいは
パーソナリティなどが気にならなくなる

誰もが似たような三千人を内部に抱えていると
すれば、「個性」なんてものは
よく顔を出す生徒の顔ぶれにすぎないのでは
ないか

私の人生への態度は
「集中」から「拡散」へ、
頭や思考を重視することから
「からだに訊く」方向へ
また「やみくもな自己実現」から
「ご縁を生きる」態度に変わったといえる

思ってもみなかった「ご縁」というのも
これまでよく知った自己を拡散してくれる。
なにか目標を立て、そこに向かって集中的に
進むことは、自分勝手に選んだ自己だけを
実現しようとする欲なのだし、
それが実現したとしてもそこには
予想通りの自分しか見出だせない。

三千人の自己を総動員して向き合ってみる。
そうすれば必ずや今まで働いていなかった未知の
自分が発動し、なんとかしてくれるはずである。

禅は自由だという本当の意味が分かった気がする。
そして自分の命が輝き出すのがわかる。
なんて解放感があり、素晴らしい人生論だと思う。

P37
坐禅によって無数の自己を体験してしまうと
今度はこれまで輪郭づけてきた自己のボーダーを
破ることこそ興味深くなる。
それはフロンティア・スピリットとも言えるだろうし
「集中」から「拡散」への転換かもしれない

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感想投稿日 : 2016年7月23日
本棚登録日 : 2016年7月23日

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