夜行

3.37
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本棚登録 : 3869
レビュー : 546
著者 :
148センチの日常@koyukiusagiさん 小説   読み終わった 

英会話スクールの仲間たち行った「鞍馬の火祭」、仲間のひとりだった長谷川さんがその夜から姿を消します。
その10年後、再び火祭を見に行くことになり、仲間が集まったところから話が始まります。

集まった仲間はひとりずつ、自分の話を語りはじめます。
その話はまるで百物語のように不気味で、地に足がつかないような浮遊感をもったまま語りが終わり、次の人の話が始まります。
その不気味さは、読み進めるうち、徐々に読み手にもうつってきます。

ひとりひとりの語りは奇妙な話のまま終わりますが、物語全体にただよっている不気味さの正体は、ラストで明かされます。
ですが私は、物語すべてを読み終えたあともなお、夜の世界に漂ったままでいるような、そんな感覚が抜けませんでした。
完全に「夜行」の世界に、つかまってしまったようです。

読み終えたあとの、なんともいえない浮遊感を心地よく感じるかどうかで、☆の数が変わる小説です。

レビュー投稿日
2019年11月6日
読了日
2019年11月7日
本棚登録日
2019年10月31日
4
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