タイトルにやられて手に取りました。
「ググらない方法なんてあるの?!」とドキドキしましたが、すでにその方法は表紙に書いてありました。
そう、副題の「面白い!を生み出す妄想術」です。
ググる前に、妄想を膨らませば、探さなくても自分のなかからアイデアは浮かんでくるよ、だからネットでアイデアをあまり探さないから、まわりまわって「ググらない」にしたのです、というのがタイトルの真相のようです。
副題の通り、この本は著者が日ごろから自然としてしまっている妄想の方法について記した1冊です。
オトナになり、常識にガチガチに頭がおさえられてしまい、妄想術をほぼ忘れてしまった方にとっては、ナナメ上からモノを見る視点を教えてくれる本かもしれません。
しかし、すでに妄想術を心得ていらっしゃる方には「もうこれ、毎日してるよ」という本なので、その場合はそっと本を閉じてください。
それにしても、妄想の方法だけで1冊できあがってしまうなんて、すごいですよね。
この本に載っている妄想術のうち、数個くらいは、すでにやっている人もいそうですが、1冊できるくらいの妄想術をもっている、となるとレベルが違います。
その差は将棋の「歩」と「と」くらい違います。
もしこの本を読んで、「オレにも妄想術の本書けるかも」と思われた方は、今一度自分の妄想レベルがどのあたりにあるのか、ぜひご確認ください。
しかし「妄想術」よりも「ググらない」の方に惹かれて手に取ったわたしには、肩すかしをくらった気持ちになったため、☆2つにさせていただきました。
また副題までしっかり見ることが大事だな、とあらためて思いました。
最後に一言。
「だから僕はググらない」というタイトルはまさに「つかみはOK」な、すんごいタイトルです。やられた!
- 感想投稿日 : 2020年4月14日
- 読了日 : 2020年4月13日
- 本棚登録日 : 2020年4月9日
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