古文書のような、歴史書のような絵柄と文章の絵本。
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天動説が信じられていた時代について書かれた絵本。
古文書に描かれたようの雰囲気の絵であり、過去の時代に描かれたものを現代で読んでいる感覚になりました。
今でこそ、天動説ではなく地動説が正しいとされていますが、それを人々が「正しい説」と認めるまでには、これだけの年月と幾多の犠牲があったことを、この絵本は教えてくれます。
一見、「なんで地動説を信じないんだよ?!」と思ってしまうかもしれませんが、物事を判断する指標は自分の経験則しかない時代、説の正しさを判断するための方法もわからなかった環境を考えると、おし黙るしかありません。
そんな中で、新しい考え方を提唱するということは、まさに命がけだったのですね。
小学校中級~大人まで、となっていますが、読み聞かせには難しい絵本です。
自分のペースでゆっくりと読む方がいいかもしれません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
生きること、死ぬこと
- 感想投稿日 : 2021年5月20日
- 読了日 : 2021年5月19日
- 本棚登録日 : 2021年5月19日
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