筆者は株式会社Gonmatus代表取締役。

個人、法人、業種を問わず幅広い層へのコーチング、研修、講演などでご活躍されています。

本書では、読者が「すぐに行動に移せる人になる」ためのコツ、通称「10秒のマインドチェンジ」を紹介しています。


【10秒で、行動を起こす思考に切り換える】
藤由氏が説く「すぐに行動に移せるようになる」ポイントは、気分と視座を変えること。

本書を通じて、行動を起こすための思考に10秒で切り換える方法がたくさん紹介されています。

すぐに行動を起こすのに能力や性格は関係ない、ということが本書から得られる学びのひとつだと私は感じます。


【3割の出来、5倍のスピード】
すぐに行動を起こす人の特徴のひとつとして、「まずはやってみる」ことに重きを置くのだそうです。

この「まずやってみる」とは、雪だるまづくりに例えるならば、雪だるまの芯になる小さな雪の塊。

いったん芯ができてしまえば、あとは転がしていくうちにどんどん大きな雪だるまができ上がります。

このように、小さな一歩、つまり最初の行動さえ起こしてしまえば、あとは楽だということを知っているかがポイントです。

また、動き出しが早ければ、やってみて違うなと感じたときのリカバリも早くできますね。

藤由氏がコーチングを学んだメンターは「3割のデキでいいから、5倍のスピードで行動しよう」とお話されていたそうです。


【気分は選択できる】
「なんだか気分が乗らないな」と言って、やるべきことを先送りにしてしまった経験はありませんか?

藤由氏によれば、行動を起こす重要なポイントである「気分」は、自分で選択できるといいます。

表情、動作、言葉を意識的に変えて気分をリセットし、想像の力によって視座の転換をおこなう方法が詳しく書かれています。

気分や感情が受け身で決まるのではなく、自分で選べるとわかると、仕事だけでなく人生にも良い影響があります。

主体的に生きる第一歩は、自分の気分と視座を自分で決めることです。

「辛いときは辛い、悲しいときは悲しい」という感情を味わうことがいけないわけではありません。

大事なのは、「それを選ぶのは自分」だということです。


【マメな人が成果をつくる】
私も日々多くの仕事をしていますが、まずは取り掛かりやすいタスクから始めます。

ひとつ仕事を終えると気分が乗ってきて、その勢いで一気に他の仕事まで終えることができます。


メンターからも「まずやってみる」という考え方を大切にしようと教わりましたし、

私が尊敬する経営者の方も「成果をつくる人は、マメな人。能力は関係ない」と仰います。


何事も、まずは一歩から。

すぐに踏み出せる小さな一歩から始めてみようと思える、とても勉強になる一冊でした。

2019年12月21日

2010年に神田にオープンした立ち飲みスタイルの焼肉屋「六花界(ろっかかい)」。

わずか2.2坪という狭さながら、いつも賑わう大人気のお店です。

オーナーの森田さんはインテリアデザインの経験こそあれど、飲食店の経営経験、資金、人脈などが全くなかったところから六花界を立ち上げられたそうです。

どのようにしてお店を立ち上げ、なぜここまで繁盛するお店になったのか。

飲食店の常識を覆す発想の背景には、森田さんの人生経験に裏付けられた確かな理由がありました。


【お客どうしが仲良くなる】
六花界の特徴のひとつに「他のお客と七輪を共有する」というものがあります。

また、お店の狭さゆえに、お客に飲み物を運んでもらったり、常連客が初めて来店した人を接客したりと、お客どうしのチームワークが自然と生まれるのだそうです。

森田さんの出身地である大阪は、店員もお客もフランクで仲良しでおしゃべり。

そんな、お客どうしでコミュニケーションが取れて楽しめる、ワクワクするお店にしたいと森田さんは思っていたそうです。

六花界の独特なスタイルが話題となり、次第に男女の出会いの場となる"婚活酒場"とも称されるようになりました。

森田さんは、出会いを求めている男性と女性のお客が、自然と会話できるようにさりげなくアシストされているようですね。

"「隣の子のグラス、空いてるから注いでやってくれへん?」というように、ふたりで店のために何かひとつのことを一緒にやらせることがベストです。
(中略)
つまり、「ふたりによる共同作業」というのは、店にとってもありがたいことですし、またこの店に来て手伝ってあげたいという共通点がふたりの間にできるので、三方よしです。「店よし、僕よし、ふたりよし」まわりのお客さんもよし、なので三方よし以上です。"


【神様の試練を乗り越える】
六花界の立ち上げ当初は「そんなお店が流行るわけがない」と、周囲からは猛反対を受けたそうです。

それでも、この2.2坪に"リトル大阪"をつくりたい。

そんな森田さんの信念のもととなった人物や出来事について語られています。

森田さんを厳しく育てながらも、商売で大切なことを叩き込んでくれた建築士のお父様。

世の中で生きる知恵を身に付けるきっかけになった、学生時代のアジア一人旅。

インテリアの仕事がなくなり、苦しい時期を支えてくれたボクシングジムの会長。

人生はなるべくしてなっており、さまざまな体験や苦しいできごとがターニングポイントだったと振り返っています。

"僕は30歳を過ぎた頃から、神様の試練を「ありがたいな」と思って乗り越えられるようになってきました。
(中略)
あの時、神様に頭を叩かれていなかったら、きっと僕は今のような接客はできていないし、六花界は繁盛していないと思うのです。"


【回転率よりも、熱(満足度)】
立ち飲み屋のような狭くて安い飲食店の場合、売上を増やすにはお客の回転率を上げる必要があると思われがちです。

しかし森田さんは、お客に楽しんでもらいたい、長居してもらいたいということを大切にされているそうです。

"「楽しいところに行きたい。そこに居たい」というお客さんの熱をたくさん集めれば、回転しなくてもお金と人はついてくる。六花界ではお客さんの「数」が問題ではなく、お客さんひとりひとりがどれだけ「熱」をもって来てくれるのかということが大事なのです。"


私はお世話になっている経営者のもとで、飲食店の経営について学んでいます。

そして、間もなく本格的に飲食店を立ち上げるため、準備をしています。

森田さんのどんな状況も乗り越えられた信念と、ひとり...

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2019年11月2日

この本は、父親が息子に宛てた手紙という形をとっています。

愛媛の男子高校生が東京の大学に進学が決まり、その上京する道中で読むようにと書かれた、ユニークな内容です。

タイトルには「上京」というワードが入っていますが、上京以外にも、新社会人・転職・Uターン・結婚など、人生で新たなステージに入るときや、それに向けて行動しているときに読むと、心に響くものがあるのではと思います。

小説のような書かれ方をしているので、普段あまり本を読まない人にとっても読みやすく感じるのではないでしょうか。

私は、主人公の等身大な姿に思わず感情移入してしまいました。

彼が抱える悩みや葛藤は誰もが人生で一度は考えるリアリティに満ちたものばかりで、とても深く考えさせられます。

私も主人公のように、会社の仕事で葛藤していた時期がありました。

会社の仕事は好きだけれど、それが将来の理想とは結びつかないのではと悩んでいたのです。

ですが、そんなときに自分の心と向き合って、本当にやりたいこと・なりたい理想像に正直になったから、起業の道を選んだのだと思います。

この本が、みなさんにとって新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれないですね。

2019年10月8日

著者の前田氏は株式会社SHOWROOM代表取締役社長。

動画配信サービス「SHOWROOM」の産みの親として、ご存じの方も多いかと思います。

2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業。
卒業後は外資系投資銀行に入行。
2011年からはニューヨークに移り、数兆円規模の資金を運用するファンドのアドバイザリーを務められます。
2013年に仮想ライブ空間SHOWROOMを立ち上げ、
2015年には当該事業をスピンオフ、株式会社SHOWROOMを設立されます。

本書では、前田氏が生まれてからSHOWROOMというサービスが世の中に浸透するまでの奮闘が描かれています。

また、コミュニティの重要性や、人が何にお金を払いたくなるのかなどの考えを、ご自身の経験から書かれています。


【人は商品ではなく絆にお金を払う】
前田氏が8歳の時にした経験です。

当時、両親をなくし親戚のもとで暮らしていた前田氏は、お金がないというコンプレックスから脱するために、ギター1つで路上ライブを開きます。

道行く人に聴いてもらいおひねりをもらうといった形で、小学生でまだアルバイトすら許されなかった前田氏の唯一”自分の力で稼ぐ方法”でした。

当初は少しの小銭が入るのがやっとで何度も苦い思いをします。

ですが様々な工夫を重ね半年間が経つ頃には、多い時で10万円を稼ぐまでになったといいます。

オリジナルソングからカバーソングと自分の知り得る情報を元に、その時できる最高の演奏をしていました。

そんなある日、ひとりの女性から
「松田聖子さんの白いパラソルって知ってる?」
と尋ねられます。

年齢的にも知るはずのない前田氏。

見栄を張ることなく、知らないので歌えないと答えますが、その後に、
「来週の同じ時間にまたここにきてもらえますか?」
と伝えます。

そして約束の日。
1週間、一生懸命練習した白いパラソルを前田氏が歌いました。

そして、その女性はギターケースに1万円札を置いていったそうです。

女性はなぜ1万円という大きなお金を置いていったのでしょうか。

それは、”絆”だと本書に書かれています。

普通に通り過ぎていく人からしてみると、前田氏の歌自体に1万円を払うほどの価値はないかもしれません。

ですが、その女性からすると、小学生の男の子が 、
”1週間かけて約束を守り、歌ってくれた”
という出来事が特別なことに感じます。

誰も味わえない彼女と前田氏の間だけにある絆です。


この女性のように、
”あなたがそこまでしてくれるのなら”
”あなたがやるんだったら”
と、歌ではなく前田氏の人柄と絆にお金を払っています。

この経験から前田氏は、
「ビジネスには表面的なコンテンツではなく、心が揺れ動いたかどうかの感情起因が大切だ」
と述べています。

相手から好かれる前にまずは自分が。
USBという外資系の投資銀行に入行した時の話があります。

前田氏が尊敬する上司に宇田川さんという方がいらっしゃったそうです。

その方は20代後半、当時最年少でUSB株式営業部のManaging Directorに抜擢されるほどのエリートだったそうです。

そんな超えたくても超えられない存在を目の前にして、どうしたらそのような成績を残せるのかと尋ねたそうです。

すると、宇田川さんは、
「とにかく人に好かれること」
と一言だけ返したといいます。

当時、宇田川さんは社内外に大勢のファンがいたそうです。

受付や秘書から掃除のおばちゃんまで、社内外を問わず大勢の人から好かれていたそうです。

なぜ好かれていたの...

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2019年9月29日

ホリエモンこと堀江貴文(ほりえ たかふみ)氏、
キングコング西野亮廣(にしの あきひろ)氏共著の
「バカとつき合うな」です。

オンラインサロンといえば、このお二方が有名ではないでしょうか。

そんなお二方による本書では、
自分の人生を自由にしていくために必要なことは、

・バカとつき合わないこと
・自分がバカにならないこと

と述べられています。

ここでいう「バカ」とは、自分がやりたいことに対して、あまり良い影響をもたらさない人のことを指すようです。


お二方が考える様々な「バカ」が紹介されています。
「あー、いるいる!」と思ったり、「え、自分もやったことがあるぞ!」と考えさせられるものばかりでした。


【善意なら何でもありのバカ】
中でも、私が強く共感したものは「善意なら何でもありのバカ」です。

強風の中、倒れた自転車を起き上がらせている、おばちゃんがいたそうです。

西野氏は、また強風で倒れたら、今度は自転車が壊れてしまうと思い、

見かねて自転車を寝かせていった。

そこでおばちゃんに、「あんた、何やってんの!?」と怒られて退散した。
というエピソードが書かれています。

"善意のバカは、本当にタチが悪い。
自分が善いことをしていると、信じて疑っていないから、何を言っても耳を貸さない。
つまり、バカの中でも止めようのないバカ、という意味で最悪です。"


私も事業を立ち上げて、軌道に乗ってきたころ、ビジネスに集中するために、NECを退職することを決めました。
その時に、反対を受けることもありました。

・苦労してせっかく入社したのに、勿体無い。
・まだ若いんだから、会社で経験を積みなさい。
・事業なんて失敗したら大変だ。

反対する人たちは、私を心配して言ってくれている人が多いと感じました。
それでも私は、自分の人生を自由に生きるために、事業の世界に飛び込みました。


【つるみにこだわる】
私がメンターから、口を酸っぱくして言われたことの中で、「つるみにこだわる」があります。
これは、誰と一緒にいるかを大事にするということです。

人は環境の影響を受ける生き物です。
日本人でも、生後すぐにアメリカに行き、英語圏で育てば、その子は英語を話すようになります。
どういう人を周りに置くかで、自分の考え方や行動が変わります。

私は、メンターのような結果が欲しいので、できるだけメンターと、時間をともに過ごすようにしています。

最初は「荷物持ちをやらせてください!」と申し出たことを、思い出しました。

一緒にいるだけでも、メンターとの考え方や価値観の違いに気づくことが多々あります。

メンターの選択の基準やこだわりを知って、
ひとつひとつ真似してきたことで、今の結果があります。

まだまだ現状に満足せずに、一緒にいる人にこだわって、大切な仲間とともに、さらに豊かな人生にしていきます。

本書は、現状を変えて何かにチャレンジしたい人に、是非読んでいただきたい素晴らしい一冊でした。

2019年9月25日

サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンで生まれました。

25歳で飛行機操縦の資格を取り、空を駆け巡ることとなります。

小説家としてだけでなく飛行士としての情熱にも溢れた人物だったようです。

しかし、第二次世界大戦中の1944年7月、パイロットとして従軍していた彼は偵察飛行に向かってそのまま戻ることはありませんでした。

『星の王子さま』は亡くなる直前の1943年に発表した作品です。


【大切なことを教えてくれる登場人物たち】
この物語の主人公は、自分の星に薔薇の花と2人で暮らす王子さまです。

薔薇とケンカをして星を去るところから物語がスタートします。

6つの星を旅して最後に地球にたどり着きますが、その旅の途中で王子さまはいろいろなことを学びます。

私は繰り返しこの本を読むのですが、読了後はいつも穏やか気持ちになります。

なぜなら、本作品は児童文学と位置づけられていますが、むしろ大人にこそ本当に大切なことは何なのかに気づかせてくれると感じているからです。

私が特に大好きな場面は、王子さまが地球でキツネと待ち合わせの時間を決めるところです。


【時間を守ると幸福になる? 】
この場面では、キツネは4時に木の下で待ち合わせようと言います。

ただ、王子さまは今まで時間を決めて待ち合わせるということをしたことがないため、決めた時間を守る理由がわかりません。

その疑問に対して、キツネが王子さまに伝えた言葉がとても美しいのです。

ちなみに皆さんは「時間を守る理由とは?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。

もし私が本書を読んでいなかったら、「社会人として最低限のマナーだから」とか「守らないと信頼を失うから」など、"時間は守らなければならないもの"という義務的なニュアンスで答えていたと思います。

対して、キツネは時間を守る理由を王子さまにこう伝えます。

"たとえば、きみが夕方の4時に来るなら、ぼくは3時からうれしくなってくる。
そこから時間が進めば進むほど、どんどんうれしくなってくる。
そうしてとうとう4時になると、もう、そわそわしたり、どきどきしたり。
こうして、幸福の味を知るんだよ!

でも、きみがくるのが行き当たりばったりだと、何時に心の準備を始めればいいのか、ちっともわからない"


時間を守ることが幸福の味を知るとは、私にはなかった発想でした。

この一言に触れてから、私の中で時間を守ることは「すべき」ことから「したいこと」に変わりました。


【原動力は、「~したい」】
私はメンターから「意志は弱い。願望は強い。」と教わっています。

意志(~する)よりも、願望(~したい)という気持ちから行動するほうが継続しやすいという意味です。

キツネのメッセージは、時間を守ることを「守るべき」から「守りたい」と思うきっかけになりました。

そのように心がけていると、不思議なもので、ただ単に"時間に遅れないようにしよう"と考えていたときよりもずっとスムーズに、予定どおりに人と出会えたり、素敵な機会に恵まれるようになったと体感しています。


『星の王子さま』は人生で大切なことをたくさん教えてくれます。

今回紹介した場面以外にも学びがたくさん詰まっていますので、ぜひお読みになってはいかがでしょうか。

2019年9月22日

著者の小橋さんは小学生のときに俳優としてデビュー。

NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」をはじめとする人気ドラマに多数出演されます。

2012年には映画監督を、2014年には世界最大級のダンスミュージックフェスティバルの日本版「ULTRA JAPAN」のクリエイティブ・ディレクターを務め、現在も世界規模のイベントを手掛けられています。

本書の副題は、"「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方"。

さまざまな出来事をきっかけに、今までの自分とは違うもうひとつのアイデンティティ(セカンドID)を見つけた小橋さんの体験が、ありのままに語られています。


【セカンドIDの原点】
小橋さんが俳優になったきっかけは、8歳のときに受けたオーディションだそうです。

投票による最終選考に合格しようと、ハガキを20枚購入してすべて自分に投票するという、素直で好奇心が強い子どもだったようです。

芸能活動を通じて、学校以外の場所で新しい刺激をたくさん受けたことが、「セカンドID」の原点だったといいます。

のちに大規模なイベント制作に携わるようになる小橋さんは、ターニングポイントをこう振り返ります。

"きっかけは何だっていい。
「自分の内なる興味からの行動」の先で出会った景色や感情にこそ、自分にしかつくれない人生が隠れている。"


【ULTRA MUSIC FESTIVAL の衝撃】
俳優としての仕事が忙しくなるにつれ、子ども心に素直に行動することができなくなり、そのことに小橋さんは恐怖を感じたのだそうです。

2007年には芸能活動を休止し、単身でアメリカ横断の旅に出ます。

そして、旅の終着地となるマイアミで出会った「ULTRA MUSIC FESTIVAL」に衝撃を受け、『感じたままに行動したい!』という気持ちを取り戻します。


【後に引けない状態をつくる】
帰国後、新しい仕事をしたいという思いとは裏腹に、小橋さんは体調を崩し、精神的にも追い詰められてしまったそうです。

そんな中、一念発起して「自分の30歳の誕生日を盛大なイベントにする」ことを思いつきます。

3カ月をかけて本気でイベント準備に取り組み、イベント当日は300人もの人が集まったそうです。

"(中略)お金もないのに見栄を張り、無謀にもお台場のホテルのプールサイドを貸し切ってしまった。

そうやって、後に引けない、逃げられない状態をつくったんだ。

ピンチをどう捉え、どう行動するかで、その後の人生が面白いほど変わってくることを、僕はこれらの経験から学ぶことができた。"

数年後、マイアミで出会ったあの「ULTRA」をプロデュースする機会が小橋さんのもとに訪れます。

数々の逆境を乗り越えて「ULTRA JAPAN」を開催するまでの、小橋さんの熱い思いが満ちあふれています。

ぜひ、本書をお手にとって読んでいただきたいと思います。


【可能性から選択する】
本書で私が特に感銘を受けたのは、小橋さんの次のメッセージです。

取捨選択を迫られたとき、「何を選べば目的に対して最善か」を自分の感覚で知ることが大切なんだと思う。

私はメンターから、人生は選択の連続でできていると教わりました。

過去やいまの事情・状況から選ぶのではなく、欲しい未来から逆算し、そのためにいま必要なことを選ぶ。

すなわち、可能性から選択することをずっと教わってきました。

小橋さんが数々のイベントを成功に導かれたのは、困難な状況や事情にひるむことなく、"どうしてもこうしたい!"という自身の思いに正直になり、自分の軸をぶらさずに行動することを貫いたからなのだと学びまし...

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2019年9月20日

本田さんは、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』など130冊以上の著書を執筆され、累計発行部数は700万部を突破しています。

また、「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」などをテーマに、大規模な講演会を数多く開催されています。

本書『大富豪からの手紙』はストーリー形式になっており、最高の人生を生きるために大切なことを学べる貴重な1冊です。


物語の主人公である、大学2年生の佐藤敬のもとに、大富豪の祖父が残した「9つの手紙」が届きます。

手紙に導かれ旅に出る敬は、旅先で出会うさまざまな人から、人生で大切なことをひとつひとつ学んでいきます。

特に印象的だった内容が、第7の手紙:【失敗】です。

"「失敗とは、うまくいってない時点で、あきらめること」を言う。
成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること"

私は以前、メンターになぜ成功されたのかを質問したことがあります。

そこで言われたのは、「成功するまで諦めんかったからや。」のたった一言でした。

私もこれまで数々の失敗に直面しましたが、それを乗り越えてきました。

そして現在、私が仲間と一緒に起業・経営の道を歩んでいるのも、失敗しても諦めず挑戦しつづけたからだと思います。

予想外のできごとに遭ったときも、常に「で?だから?どうする?」と自分に問いかけることで、ものごとを前進させて、行動しつづけることができました。

私は、人生は軌道修正の連続だと思います。

何度も失敗し、軌道修正を繰り返すなかで得た経験は、同じように悩む仲間を勇気づける、とても大きな財産になると感じています。

成功するまで何度でも挑戦しつづけ、より多くの仲間とともに最高の人生にしよう、という決意を呼び起こす1冊でした。

2019年9月19日

ジョン・キムさんは韓国出身の作家です。

19歳のときに日本に留学され、日本および海外のさまざまな大学で教職や研究員を務められます。

現在はヨーロッパ各地や東京を拠点に執筆活動をされており、『媚びない人生』『「絶望」に声を与えよう。』など、多くの著書を発表されています。


【自分の人生の指揮権を持つ】
本書『心に従う勇者になれ』では、自分の人生の指揮権を自分が持ち、自由な人生を生きるための指針を、100個のメッセージに込めています。

世界各国を渡り歩いてきたキムさんが感じる、日本人特有の優しさ。

それゆえに、周りの期待や視線を優先しがちな日本人の傾向。

そんな私たちは、どのようにすれば"純度100パーセントの自分の人生"を手に入れられるのでしょうか。

思わず息をのむようなメッセージがたくさんありますが、私が特に感銘を受けた内容を厳選して紹介します。


"頭で生きる臆病者になるか、心に従う勇者になるか"
(※本書31項より)

私もよくメンターから「本当はどうなりたいの?」と問いかけられることが度々あります。

頭の中で言い訳を考えるか、自分の心の声に正直になれるか。

自由な人生を生きるには、心に従う勇者になれるかどうかが、大きなポイントのようです。


"つまり頭は、「考える」「過去に目を向ける」「時に自己防衛の言い訳を考える」ことを得意とする。
心は、「感じる」「今この瞬間に集中する」「嘘をつかない」ことを得意とする。
車酔いはいつだって、他人にハンドルを委ねた時に起こる"
(※本書3項より)

自分が車を運転しているときは平気でも、他人が運転すると車酔いをしてしまう方はいませんか。

キムさんは、人生も同じようなものだと例えています。

自分の意思、決断、行動、結果に対して責任を取れる、本当の意味での「自分の人生」を生きるには、人生の指揮権というハンドルを手放してはならないといいます。

もし不自由を感じているならば、それは人生のハンドルを他人に委ねているからかもしれません。


"野良猫であれ。
他人の歩調に合わせたり、社会的な評価を気にしすぎたりすると、つまずきやすくなる。
(中略)それが自分の人生を歩む目的になってはならない。
果たして猫は、自分が血統書付きかどうかを気にしているだろうか。"
(※本書82項より)

私たちがコミュニティに属している以上、他者との関係を無視するわけにはいきません。

ですが、自分の意思を押し込めて、周りの人から気に入られることだけを考えていては、とても自分の人生とは言えないとキムさんは警鐘を鳴らします。

自分の意思に正直で、野性味あふれる気高い野良猫のようであれ。

心を打たれる一言です。


私は本書を通じて、キムさんの考え方の一貫性をたくさん勉強しました。

最も強く感じたのは、自分の行動を選択するうえで、判断基準がとても明確であるということです。


本当の自分と向き合うきっかけになる、とても学びの多い一冊です。

繰り返し読んで、私自身の行動や事業活動に活かしてまいります。

2019年9月16日

「質問家」という珍しいプロフィールをお持ちのマツダさん。

その名のとおり、質問によって人生や人間関係をより良くするスペシャリストでいらっしゃいます。

私もマツダさんの講演を拝聴し、質問がもたらす価値をたくさん学びました。

マツダさん主宰のメルマガ・ブログ「魔法の質問」の読者は50,000人にのぼり、また魔法の質問インストラクターを5,000人以上輩出されたそうです。

本書では、このように多くの人が集まる "コミュニティ" を構築するために大切なことが紹介されています。

人とのつながりについて詳しく書かれている第2章、第3章を中心に、感想をお伝えしたいと思います。


【経験に投資して、自分の魅力を上げる】
コミュニティは人との関わり合いによって成り立つため、その人の人間的な魅力が大切だといいます。

魅力を上げるには、さまざまな体験、経験をすることが重要だとマツダさんは強調します。

専門的な能力を磨いたり、あるいはちょっとしたことでも浅く広くいろいろな体験をしてみる。

経験値が多ければ多いほど人としての面白味が増し、人から興味を持たれるような存在になれるのだそうです。


【「質問」が人との関わりを深める】
驚きですが、マツダさんはもともと人づきあいが苦手だったと語っています。

そんなマツダさんが大きなコミュニティをつくる鍵になったのが、冒頭でお伝えした「質問」なのだそうです。

人は誰でも自分の話したいことを話し、聞いてもらいたいと思うもの。

そして、自分の話をちゃんと聞いてくれる人に対して好印象を抱きます。

マツダさんは、相手が話したいことを引き出すような適切な質問をして、多くの人とのご縁を紡いできたそうです。

質問は、相手に関心を寄せているからこそできることなのですね。


【オンラインでも、アナログな人とのつながりも、本質は一緒】
最近はオンラインサロンが流行っていますが、ネットを介したつながりも、実際に人と会うときと同じことを大切にするとよいそうです。

相手の話を聞く、つまり、一方的な情報発信のみに終始せず、参加者の声をしっかり受け止めることが大事だといいます。

双方向のコミュニケーションが活発になり、多くの人が集まるコミュニティにするためにも、自分の信用が問われます。


【コミュニティを築く力を身に付ける】
人は誰もが、社会的な集団に属していたいという気持ち(群居本能)があります。

本書を読んで、コミュニティを形成する力がいまの時代において大きな価値があること、コミュニティをつくる人がいかに人間的な魅力を有するかを、多く学ぶことができました。


私自身、実を言うと、上京してはじめて飲み会を開いたときに、集まった友人はたったの4人でした。

そこから私は、起業の準備をしながら集客の基礎を学びました。

現在はオンラインサロンを持つようになり、コミュニティの価値を実感しながら仕事に打ち込む日々です。

私も、コミュニティは単なる人の集まりではないと感じています。

同じ目的や共通の価値観を持った人どうしが深くつながるから、いろいろなことがパワフルに実現できると思っています。

2019年9月3日

星氏は、大手企業に勤めていたときに、東日本大震災に遭われます。

以降、本当に自分がやりたいと思ったことだけに時間を注ぎこもうと決心し、独立されます。

心理学や脳科学に基づいた独自のノウハウで、起業家の育成や講演活動など多岐にわたってご活躍中です。


本書では、私たちの気持ちの変化や行動について科学的に説明しながら、人生を思い通りにするための「メンタル」のつくり方を紹介しています。

努力をしているのになかなか結果が出ない、変わりたいと思っているけど勇気が出せない。

このような気持ちは誰もが抱いたことがあるのではないでしょうか。

星氏によると、人間の脳は、現状を維持しよう(変化したくない)とする機能をもともと持っているそうなのです。

個人の性格とは関係なく、誰にでも当てはまることなのですね。

さらに脳は、今の自己評価、つまり「私はこんな人だ」という思い込みにふさわしい情報だけを認識するようにできているといいます。

つまり、「自分にできるわけがない」思っていると、できない理由を脳が探しはじめて、無意識のうちにチャンスを見過ごしてしまうのだそうです。


逆に言い換えれば、自己評価を効果的なものに書き換えることで、望む結果に向けて行動できるようになるといいます。

星氏によれば、この自己評価こそが「メンタル」なのだそうです。

メンタルを高めると、気合と根性で踏ん張るといった感覚ではなく、勝手に行動したくなるという気持ちになるのだそうです。

これは驚きですね。


本書の後半には「自信」のつけ方が紹介されています。

『上手くいくかわからないことにも、意欲的に取り組めますか?』

こちらは著者の星氏の問いかけですが、皆さんならどう答えますか?

「私は自信がある」と自分で思えているでしょうか。

あるいは「正直、自信はないなぁ」と感じている方もいるかもしれません。


星氏は、自信は後天的に作り出せることができて、2種類の段階があるといいます。

1つは、『自分でやると決めたことが"できた"という経験をしたとき』に、自信が生まれるのだそうです。

どんなに小さくても構わないので、やると決めたことを"できた"と認識する(自らを承認する)のがポイントだといいます。

脳科学の言葉で「自己効力感」といい、ものごとに対して「自分はできる」と実感することが、自信につながるのだそうです。

もう1つが、『できることが増えて、自分自身を好きになる』という段階です。

"できた"という体験を繰り返すうちに、自分のプラスマイナス両面を受け容れられるようになり、未来の自分に期待を持てるようになるといいます。

どんな自分も、自分で認めてあげられる。

このことを「自己肯定感」と呼ぶそうで、自己肯定感を養うためにはしっかりとした自己効力感の土台が必要であるといいます。


つまり、自信をつけるための第1歩は「自分で決めたことをやる」なのですね。

小さな"できた"の積み重ねが、どんなことにも果敢にチャレンジできる自分を作り上げていく。

星氏のメッセージを読み、ますます行動を起こしたくなってきました。


私も、事業で大きな目標を達成したときに、『やると約束したことをやったぞ!』と、大勢の前で分かち合いました。

メンターから、結果をつくるために教えていただいた中でも最も大切な要素の1つが「決めたことをやる」だと思います。

そして、周りを惹きつけるような魅力がある人に共通しているのは、目標を達成している、つまり「自分で決めたことをやっている」であると確信しています。

本書を読んで、がむしゃらに目標を追い...

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2019年8月5日

本書は大人気映画「スター・ウォーズ」を題材に、登場人物やストーリーを読み解きながら、人生を切り開くために大切なことを教えてくれるユニークな一冊です。

一貫して映画の中の世界観で語られており、各作品の写真や名シーンも多く載せられています。

スター・ウォーズファンの方なら、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。

私が最も印象に残った一節を紹介します。

「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない。
作中の登場人物であるルークが、師匠のヨーダのもとで修行をする場面があります。

沼に戦闘機を不時着させてしまった弟子のルークに対し、ヨーダはフォース(※)を使って戦闘機を引き上げるように言います。
(※)「スター・ウォーズ」作品における架空のエネルギーのこと

しかしルークは、あんなに重い戦闘機を引き上げられるはずがない、石を動かすのとはわけが違うと言葉を漏らします。

これを聞いたヨーダは次のように言い放ちます。

『何も違わん!おまえの頭の中で違うだけじゃ。これまで学んできた価値基準を手放すことを学べ。』

『「やってみる」はいかん!「やる」か「やらぬ」かじゃ。「やってみる」などない。』


本書では、何事もやってみる、チャレンジすることは良いことだと書かれています。

成功しても失敗しても、そこから学べることがたくさんあるからです。

しかし、本気で何かを成し遂げるならば、「やる」という強い気持ちがなければならないといいます。

「やってみる」とは、失敗することをあらかじめ織り込んだ態度であり、失敗に保険をかけたような思いを持ち続ける限り「やり遂げる」ことは難しいのだそうです。

私はメンターから、「やる」と本気で決意している人の特徴を、
・すぐやる
・何でもやる
・できるまでやる
のように、具体的に行動を起こしている人だと教わりました。


ヨーダは、ルークの目の前で戦闘機を引き上げてみせました。

ヨーダは手本を見せることで、「できない」と思い込むルークの心理的なブロックを打ち砕こうとしたのです。

ポイントは、あることが実現可能だと「知る」ことなのだそうです。

誰かが(特に自分にとって身近な人が)困難なことをやり遂げるのを見て、それが「できる」ことだと知ると、急に「自分にもできる」とイメージしやすくなるといいます。

一度「できる」と知ってしまえば、難しさを気にして「やってみる」などと身構えることもなく、「やる」ようになります。


行動が必要だとわかっていても、不安や過去の経験から、一歩踏み出すのをためらってしまう方も多いかもしれませんね。

私はメンターから「一緒にいる人を変えて、考え方のくせを変えることが大切」と教わりつづけてきました。

私が経営を学びはじめたとき、わからないことがたくさんありました。

はじめの頃は、大きな結果をつくっている経営者の近くに、いつもいるように心がけてきました。

そうすると、私の過去の経験にはない考え方の違いや、当たり前とする価値観の違いにたくさん気がつきました。

メンターの「こうすればできる」という、考え方の前提を早く吸収して、事業の成果に結びつけてきました。

どんな人と一緒にいるかで、自分の思い込みが変わり、行動が変わる。

スター・ウォーズの世界を味わいながら、多くの学びを得られる興味深い一冊でした。

2019年7月27日

本書は、
・なかなか仕事に集中できない。
・新しいことに挑戦したいけど、3日坊主で終わってしまう。
・短い期間で最大の成果を創りたい。
こんな方にぜひ読んでいただきたい本です。

毎日20冊もの読書をし、多くの仕事をこなされているDaiGoさんが、誰にでもすぐに実践できる方法を、実体験をもとに紹介しています。


DaiGoさんは、集中力はコントロールすることができれば1日の時間を増やすことができ、人生すら思い通りにコントロールできる一生の武器だといいます。

集中力の源として「ウィルパワー」と呼ばれるものがあるそうです。

このウィルパワーをトレーニングによって増やし、節約して使っていくことで、集中力が高まるというのです。

中でも驚いたのは、DaiGoさんの仕事部屋のデスクには、開きっぱなしのノートと本、ペンしか置いていないのだとか。

仕事部屋に来たら執筆に集中できる環境をつくることで、無駄な思考がなくなり、ウィルパワーを節約できるそうです。

私のメンターのご自宅も、自分の声が壁に反射して響くほど無駄な物がありません。

事業拡大のため、仕事や会議に集中できるようにしているのかもしれません。

私の仕事場もソファとテーブル、観葉植物を1つ置いているのみで、仕事に集中できるように工夫しています。

本書で学んだ超集中力を実践して、私もさらに大きな成果を創り出していきます!

2019年7月18日

著者はホスピス医として、ホスピス病棟勤務や在宅クリニックの開業を通じ、人生の最終段階を迎えた患者への医療に携わりつづけています。

2800人以上の患者を看取ってきた体験から感じた人生観と、「できるだけ穏やかな気持ちで日々を過ごし、最期を迎えてほしい」という思いが本作の中では語られています。


余命が長くないと知らされた患者やその家族のショックは計り知れないものがあります。

あるいは病気で体が不自由になり、食事やトイレもできなくなった患者から「人に迷惑をかけるくらいなら、早く死んでしましたい」と言われたことが何度もあるそうです。

どうにかして患者の苦しみを和らげたい、と著者はいろいろな分野の勉強をされますが、実際の医療の現場ではすべてを解決することはできませんでした。


そんな中、「医者である以上、患者の役に立たなければならない」という思いから「自分は無力である」と悩んでいたそうですが、あるとき「無力でもよいのだ」と気が付いたといいます。

医者とはいえ生身の人間、
できることには限りがあります。

無力な自分を受け容れ、「患者の問題をすべて解決すること」ではなく「ひとりの人間として、患者に関わり続ける」ことが大切だと思い至ったそうです。

そこから、「この世に生きているだけで意味があり、平凡で価値のない人などいない」と実感するようになったといいます。

この考え方を大切にしながら、患者や家族に対して、その人にとって大切なものを見い出せるように関わります。

はじめは治療を拒否して悩み苦しみを抱えていた患者も、著者の熱心な関わりに徐々に心を開いていきます。

「自分の人生にはこんな価値があったんだ」
「健康なときは気が付かなかったけど、自分を支えてくれるものがあったんだ」

と自らを肯定できるようになり、穏やかで安心した気持ちで余生を過ごせるようになるのだそうです。


死を目前にすると、人は自分にとって本当に大切なものが何なのかを真剣に考えます。

本書のタイトルは、自分にとって大切なものに気が付いてほしい、という著者のメッセージの表れなのだと思います。

本書を読み、医者という決して簡単ではない職業でご自身の使命を見い出し、周りの人に生きる気持ちを与え続ける著者の姿勢に、とても心を動かされました。

必死に努力を続けるなかで、ときには理想と現実のギャップに悩まされることもあるかもしれません。

そこで無力だと感じても、駄目だと思わずに「ありのまま」それでよいのだと受け容れるところから、急速に変化できるのだと学びました。

2019年5月30日

人生には法則があり、正しく理解することで人生という道を明るく照らしてくれる。
本書ではそのような考え方を説明しています。
易しい言葉で訳されていますので、とても読みやすいです。

私が感銘を受けた内容を紹介します。

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”私たちの人生は、思いと行動からつくられています。

つまり、思いを変えることで人は変われます。

どんな人間になりたいか、どんな人生にしたいか、心から熱望して一瞬一瞬の行動を選んでいけば、必ず望んだ現実を引き寄せます。

ただし、変えられるのは自分だけであって、他人や外部の状況を変えることはできません。

自分の思い通りにならないことを、他人や状況のせいにしてしまいがちですが、それでは何も変わりません。

さまざまな出来事に対して私たちの心が反応しますが、その原因は外部ではなく自分自身にあります。

身に起こった結果を変えることはできませんが、それに対する思いを私たちは自由に選ぶことができます。”
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ジェームズ氏の生い立ちは壮絶です。

15歳の時に親を亡くして退学を余儀なくされ、家庭を支えるためにさまざまな職業を経験したそうです。

38歳から本を書き始めるようになるまで紆余曲折があったからこそ、人生をどう見い出していくかというテーマについて、後世の思想家たちに大きな影響を与える言葉を数多く残しています。


私も事業に取り組む中で、成功はとらえ方(解釈)で決まるとメンターから教わってきました。

上手くいかなかったことや、つらい、悔しい出来事が起きたときに、どんな意味や価値をつけていくのか。

物事を前に進めるために、効果のある解釈を自分で選択するというトレーニングを、事業を通じて実践している最中です。

上手くいくために、上手くいかないときのとらえ方を学ばせていただいたおかげで、これまで何度も立ち上がってきました。

その感謝の気持ちを、たくさんの仲間と共に豊かになるという思いに込めて、今日も最大限仕事に励みます。

2019年5月26日

ドナルド氏が半世紀にわたり調査・研究を続けてきたポジティブ心理学の要「バケツとひしゃくの理論」について、トム氏の半生を交えながら、仕事や人生を大きく好転させる可能性があることを説明しています。

「バケツとひしゃくの理論」がどのようなものか、次のように述べています。

・人は誰でも心にバケツとひしゃくを持っている
・バケツの水がいっぱいで溢れているときは気分が良く、空っぽのときは気分が悪い
・他人と接するときは、ひしゃくを使ってバケツに水を注いだり奪ったりしている
・相手が明るくなることを言ったり喜ばせたりして、相手のバケツに水を注ぐことができる。そのときは自分のバケツの水も増える
・逆に相手が嫌がることをしてバケツの水をくみ出せば、自分のバケツの水も減る

バケツとひしゃくの理論、なんとなくイメージが湧くのではないでしょうか。

誰かにポジティブで前向きな言葉をかけたとき、かけてもらった人と同じくらい自分が満たされて明るい気持ちになった、という経験はありませんか。

バケツに水を注いでポジティブな感情を作り出すことが、日常においてとても重要だといいます。


トム氏自身、幼い頃から家族がバケツに水を注ぎ続けてくれたと語っています。

興味のあることや得意なことに集中できる環境を整えてくれて、その取り組みを応援したり褒めてくれたそうです。

そうして身についたポジティブな習慣が、トム氏が突如珍しい病気にかかったときも

『何ができるかだけを考えた。どうして自分がこんな目に合わなければならないのか、とは一切思わなかった。』

という前向きな心を作り出したそうです。


私が事業に取り組むうえでも、相手の良いところを見つけて褒めたり、目標達成をお互いに応援したり承認することが大切だと教えられてきました。

まず自分で決めたことをしっかりやって、自分のバケツをいつもいっぱいにするように心がけています。

そして、たくさんの人のバケツを満たせる人でありたいと、本書を読んであらためて感じました。

一緒に仕事に取り組む仲間も、いつも周りの人のバケツに水を注ぐことを考えているので、本当に恵まれていると心から嬉しく思います。

100ページ弱の読みやすい本ですが、ポジティブなエネルギーが湧いてくる素敵な一冊です。

2019年5月25日

本書の内容は大きくわけて次の2つです。

・間抜けな人、すなわち"間(ま)"の悪い人たちの特徴やそれについて思うこと
・お笑い、スポーツ、映画、日常、人生などの、さまざまな場面における"間"のとらえ方

冒頭では、昨今の日本で話題になった"間"の抜けた人たちへ、たけしさんが独特のつっこみを入れています。

間抜けな人に共通しているのは、本人はそのつもりはないけど「間が悪い」とか「間を外してしまう」ことが多く、つまり自分がどういう立場・状況にいるのかを客観的に見ることができないこと、と述べています。

ご自身や周りの方の破天荒なエピソードと、その時の心境がオープンに語られていて、読み進めていて思わず何度も笑ってしまいました。


しかし、間抜けが必ずしも悪いわけではありません。

とりわけお笑いの世界においては、間抜けであることや恥ずかしいエピソードをどうにかして笑い話に変えることで、間抜けさが芸人としての勲章になるからだといいます。

それだけ、"間"というものは、あらゆる場面で大きな要素を占めています。

「お笑いを制するには"間"を制すること。」
たけしさんが話されるからこそ納得する言葉ですね。

そしてお笑いに限らず、私たちの周りにはさまざまな"間"があります。

・野球でピッチャーが投球するときの"間"
・議論や討論などで、会話に割り込むときの"間"
・映画やドラマの、役者の演技や台詞の"間"

特に映画では、カメラに映る映像の空間的な"間"や、編集時のコマ割りの時間的な"間"など、いろいろな"間"が作品の出来を左右するといいます。

映画監督として海外の映画祭に行くことで、"間"という感覚が、海外にはない日本独特の概念だということも感じたそうです。


面白おかしく読み進めながらも、いろいろな"間"の取り方について深く追求されているたけしさんの仕事に対する姿勢に、とても魅力を感じました。

さまざまな視点から物事を見ることが大切なのだなと感じましたし、私は仕事として多くの人の前で話す機会が多いので、"間"をあらためて意識して話してみようと思います。

肩の力を抜きながら読める、たいへん興味深い一冊です。

2019年5月24日

本書「言葉は現実化する」は、その名の通り言葉の持つ力について紹介されています。

人生がうまくいく魔法の力とは、いい言葉を口にすることである、と冒頭で述べています。

『いいね』、『ありがとう』、『おかげさま』、『できる』などの肯定的な言葉を「プラス言葉」と名づけていて、プラス言葉をたくさん使う習慣が大切だといいます。

なぜなら、発した言葉は脳の深いところ(潜在意識)に刷り込まれ、私たちが意識していなくても、脳が刷り込まれた言葉を実現するようにできているからなのだそうです。

発した言葉にふさわしい情報を脳が見つけて、そうしたできごとを引き寄せたり、感情が後からついてくるようになっているというのは驚きですよね。

素直に『ありがとうございます』と受けとめたり、『~~すれば、~~できる』と肯定的に言い換えたりする、ほんの少しの工夫が大きな結果の差に現れてくるのだな、と本書から学びました。

興味深いのは、たとえ自分がそう思えなくても、嘘であっても構わないから、希望や願望に沿ったプラス言葉を使うことが大切だという点です。

永松氏もご自身の経験から、プラス言葉を使い始めたところから人生が変化してきたと仰っています。

私もこれまで読書に励んできて、また最近では出版に携わる方々と仕事でご一緒する機会も増え、言葉の大切さを今まで以上に実感しています。

事業で目標を追いかけるときも、発する言葉はもちろん、心の中でどんな言葉を使っているか、それが行動や結果に大きく影響することを何度も体感してきました。

多くの方に勇気を与えながら結果を作られている永松氏の言葉には、プラスのエネルギーと感謝の気持ちが溢れていると感じました。

2019年5月19日

東大、マッキンゼーを経て、京大で人気No.1の授業を持つ客員准教授が、投資家としての経験から、20代が生き残るための思考法を説いています。

2012年度のビジネス書大賞も受賞されており、自分の力で人生を切り開きたい若者からの反響が大きく、話題となった一冊です。

経営者も投資家と同じ様な考え方や思考法を持つと言われていますが、一読してみて確かにそうだなと思える部分が多くありました。
これからの時代、自分の人生を会社や組織に委ねるのは、本当の安定とは言い難いのかもしれません。


私自身、社会人3年目にリーマンショックを経験したことから、将来に対する危機を感じて、起業の道を選択しました。

どんな選択をするにせよ、どこでも通用する自分の土台を築くのは、これからの時代において大変重要だとあらためて感じます。

2019年4月28日

著者は日本最大の広告代理店である電通に「コネ」で入社。
傍若無人な性格のためか、多くの先輩や仕事先の人に「常識外れだ」「能なしだ」と最初は毎日のように怒られていたそうです。

しかし、「学ぼう」という気持ちと努力、仕事や人生を面白くするスピリットによって、入社して数十年後には局長を勤めました。

電通といえば、激務で仕事漬けの会社、というイメージを持っている人も多いと思います。

しかし著者はその中で、「人の3倍働いて、人の3倍楽しむ」というユニークなライフスタイルを持ち、仕事や人生において大事にしてきたことが本書に書かれています。

本書を通して最も印象に残ったことは「キャッチフレーズやタイトルをつけ、楽しむことの大切さ」です。

キャッチフレーズを付けることで、同じものでも魅力的なものになる、メリハリが付けられると述べられています。

特に「20代、30代、40代、50代で何をするかテーマを持つこと」は、私自身も非常に重要だと考えています。

そのようにして人生の変化を味わうことが、ひいては人生を楽しむことに繋がると思います。
仕事も遊びも全力で楽しんだ著者から、多くを学べる素敵な一冊でした。

2019年4月19日

本書は、自由に、自分の好きなように、人生という名の「旅」を楽しむための言葉&写真集となっており、「欲求」「職」「パートナー」など人生に必要な7つのキーワードをもとにまとめられています。

この「人生の地図」を広げれば、自分のこれまでの人生、これからの人生に思いを馳せられます。

小難しく書きましたが、実際の内容はファンキーです(笑)

写真も言葉もパンチが効いており、生きるパワーをひしひしと感じられること間違いなしです。

名言や迷言のオンパレード。その時々で自分に響く言葉は変わるかもしれません。

私個人としては次のメッセージが印象的です。

・自分の努力不足を才能のせいにするなんて、産んでくれた両親に失礼なやつだな。

・たった一度の有限な人生だ。やりたくない事やってる暇はない。

・人生は旅だ。自分だけの地図を描こう。

これからの季節、ぜひ外で風を受けながらお酒を片手に「人生の地図」を広げてみてはいかがでしょうか。

2019年4月15日

家族のルーツを探す物語。
実家の定食屋を創業した祖父が亡くなったにもかかわらず、普段と変わらない家族を見て主人公が疑問に思うところから物語が動きます。

親子3世代に渡って描かれる物語は壮大で、ご先祖様が懸命に生きた証が、今の自分なのだな、とふと思いました。
そう思うと、本当に感謝しかないですね。

私自身も、家族のルーツを知りたいな、と思いました。

2018年6月18日

読書状況 読み終わった [2018年6月18日]
カテゴリ 小説

引きこもりの主人公が、ある事件をきっかけに変わっていき、人間として成長していく物語です。

4年間も引きこもり生活をし、母親の脛をかじりながら日々ネットゲームをしている主人公でしたが、ある日、母親が忽然と姿を消します。そこから物語が加速していきます。

この物語を読んで思ったのは、「人は変化し、成長する可能性を誰しもが持っている」ということです。
あとはそのきっかけを掴むかどうかだなと思います。

私もあるきっかけで、経営者への道を歩み始めたことを思い出しました。
誰かに「きっかけ」を提供できるように日々自己研鑽していこうと思いました。

2018年6月18日

読書状況 読み終わった [2018年6月17日]
カテゴリ 小説

本書は、日本電産社長の永守氏が掲げるリーダー論について焦点を当てた一冊となっています。

本書を読んで感じたことは、経営者、リーダーに必要なスキルは、コミュニケーションのスキルだなということでした。

圧倒的な成果を出すためには、周りにいるメンバーと一丸となる必要があり、そのためにはコミュニケーションが重要だということを気付かせてくれます。

2018年6月18日

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