2010年に神田にオープンした立ち飲みスタイルの焼肉屋「六花界(ろっかかい)」。

わずか2.2坪という狭さながら、いつも賑わう大人気のお店です。

オーナーの森田さんはインテリアデザインの経験こそあれど、飲食店の経営経験、資金、人脈などが全くなかったところから六花界を立ち上げられたそうです。

どのようにしてお店を立ち上げ、なぜここまで繁盛するお店になったのか。

飲食店の常識を覆す発想の背景には、森田さんの人生経験に裏付けられた確かな理由がありました。


【お客どうしが仲良くなる】
六花界の特徴のひとつに「他のお客と七輪を共有する」というものがあります。

また、お店の狭さゆえに、お客に飲み物を運んでもらったり、常連客が初めて来店した人を接客したりと、お客どうしのチームワークが自然と生まれるのだそうです。

森田さんの出身地である大阪は、店員もお客もフランクで仲良しでおしゃべり。

そんな、お客どうしでコミュニケーションが取れて楽しめる、ワクワクするお店にしたいと森田さんは思っていたそうです。

六花界の独特なスタイルが話題となり、次第に男女の出会いの場となる"婚活酒場"とも称されるようになりました。

森田さんは、出会いを求めている男性と女性のお客が、自然と会話できるようにさりげなくアシストされているようですね。

"「隣の子のグラス、空いてるから注いでやってくれへん?」というように、ふたりで店のために何かひとつのことを一緒にやらせることがベストです。
(中略)
つまり、「ふたりによる共同作業」というのは、店にとってもありがたいことですし、またこの店に来て手伝ってあげたいという共通点がふたりの間にできるので、三方よしです。「店よし、僕よし、ふたりよし」まわりのお客さんもよし、なので三方よし以上です。"


【神様の試練を乗り越える】
六花界の立ち上げ当初は「そんなお店が流行るわけがない」と、周囲からは猛反対を受けたそうです。

それでも、この2.2坪に"リトル大阪"をつくりたい。

そんな森田さんの信念のもととなった人物や出来事について語られています。

森田さんを厳しく育てながらも、商売で大切なことを叩き込んでくれた建築士のお父様。

世の中で生きる知恵を身に付けるきっかけになった、学生時代のアジア一人旅。

インテリアの仕事がなくなり、苦しい時期を支えてくれたボクシングジムの会長。

人生はなるべくしてなっており、さまざまな体験や苦しいできごとがターニングポイントだったと振り返っています。

"僕は30歳を過ぎた頃から、神様の試練を「ありがたいな」と思って乗り越えられるようになってきました。
(中略)
あの時、神様に頭を叩かれていなかったら、きっと僕は今のような接客はできていないし、六花界は繁盛していないと思うのです。"


【回転率よりも、熱(満足度)】
立ち飲み屋のような狭くて安い飲食店の場合、売上を増やすにはお客の回転率を上げる必要があると思われがちです。

しかし森田さんは、お客に楽しんでもらいたい、長居してもらいたいということを大切にされているそうです。

"「楽しいところに行きたい。そこに居たい」というお客さんの熱をたくさん集めれば、回転しなくてもお金と人はついてくる。六花界ではお客さんの「数」が問題ではなく、お客さんひとりひとりがどれだけ「熱」をもって来てくれるのかということが大事なのです。"


私はお世話になっている経営者のもとで、飲食店の経営について学んでいます。

そして、間もなく本格的に飲食店を立ち上げるため、準備をしています。

森田さんのどんな状況も乗り越えられた信念と、ひとり...

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2019年11月2日

著者の大嶋さんは、居酒屋「てっぺん」の創設者であり、多くの企業や学校等あらゆる場所で講演活動をされていらっしゃいます。

ご自身が設立された居酒屋「てっぺん」の朝礼が注目を集め、年間約1万人もの人が公開見学に訪れるといった実績もあり、事業、講演、出版と多岐に渡りご活躍をされています。

また“予祝”を題材とした、ひすいこたろう氏との共著、「前祝いの法則」は現在10万部を突破しています。

本書「てっぺん!の朝礼」は、大嶋さんの挫折や成功などさまざまな体験から生まれた、てっぺん独自の朝礼について書かれています。


【日本一の朝礼】
「てっぺんの!朝礼」には、至る所に”日本一”という言葉が書かれています。

”日本一”という言葉は、大嶋さんが昔からずっと意識されていたとのこと。

大嶋さんは、おじいさまが営まれていた喫茶店をきっかけに、人の魅力でお客様を引き込むという飲食の業界に憧れを持ち、幼い頃から飲食の業界につくと決めていらっしゃいました。

その後、一時は会社員として働くも、やはり飲食の業界で勝負したいという想いが再び湧き上がり、大きく舵をきりました。

思い切って叩いた門は、名古屋一の繁盛店であった居酒屋の「かぶらや」。

”一生懸命さと挨拶”に惹かれ働くことを決意したと仰います。

かぶらやでの働きぶりが認められ、大嶋さんはかぶらやグループの節目となる10店舗目の店長を任されることになります。

当時、入社1年半、24歳の頃の異例の大出世だったそうです。

そして、かぶらやでの店長の経験が大きな転機になります。

店長としても従業員としても業務がままならず、チームはバラバラになり、お客様はおろか従業員の前に立つことすら怖くなってしまったといいます。

最大の挫折を経験し、飲食の業界から身を引こうとした時に、ナツキさんという高校生に出会い、彼女の入社志望動機の作文を受け取ります。

大嶋さんは、ナツキさんの
”将来、お母さんのような家庭の味を出せる小料理屋をやりたい”
と夢いっぱいの熱い作文を読み、感銘を受けます。

「このままでは少女の夢をうばってしまう」、「このままではいけない…」
と思い、自分が店長として”日本一のチームをつくる”と決意します。

そこで考え抜き、出した答えが、
「本気の朝礼」、「日本一の朝礼」、「朝礼で人との繋がりを作る」
といったものでした。

一般に朝礼というのは、
・報連相(ホウ・レン・ソウ)のため
・情報共有のため
・理念共有のため
・本日の行動目標の確認のため
などを目的として行われることが多いと思います。

しかし、「てっぺん」の朝礼はこれらのことは一切行わず、すべて朝礼の前のミーティングで終わらせるそうです。

実際の朝礼では、
・黙想、イメージトレーニング
・スピーチ訓練
・ナンバー1宣言
・あいさつ訓練・ハイ訓練
を行います。

全力で、笑顔で本気の挨拶。
心から返事を繰り返し、店全体の空気を変える。
最後に本気の握手を交わしたところで業務を開始するそうです。


私は「てっぺん!の朝礼」を通して、愚直に泥臭くも、清々しく夢に向かって宣言して行動している人が目の前の人を感動させられるのだということに気づきました。

私も起業して10年が経ちますが、人が変化し、成長し、目標を達成して感動を与えるシーンを何度もこの目で見てきました。

経験が長いが短いがは関係なく、大きな想いがあり誠実に行動してきた人が目の前の人の心を動かすと思います。

私も今一度初心に立ち返り、毎朝自分自身に宣言して、事業拡張に努めて参ります。

2019年10月25日

國分さんは、株式会社アースホールディングス代表取締役。

美容サロン「HAIR&MAKE EARTH(ヘアメイクアース)」を、フランチャイズを含め全国に240店舗展開されている経営者です。

また、「DOGGY EARTH」という、美容室に犬のトリミングができるサロンとカフェが併設された空間を提供されていたり、ネイルやまつ毛の手入れもできるトータルビューティーサロンも展開されていて、美容業界で國分さんを知らない人はいないほど有名な方です。

全国240店舗にはフランチャイズオーナーが104名、総従業員数はなんと約3,000名もいらっしゃいます。

愛車はフェラーリを乗り、10億円もする豪邸をもち、休日はサーフィンを楽しまれているそうです。

「地道力」は、そんな國分さんのワークライフの根元となる地道な行動の積み重ねや考え方が書かれています。

多くの気づきや学びがある中から、厳選して4つご紹介します。


【必要なところに投資する】
フェラーリや10億円の豪邸に住まれている國分さん。
まさに成功者といったイメージを持たれるかもしれませんね。

ですが、実は真逆な面も多くあると國分さんは仰います。

海外出張するときはエコノミークラスに乗る
新幹線でもグリーン車は使わない
110円以上のおにぎりは買わない

これらは一例ですが、私生活において必要最低限のお金はかけないということです。

それはなぜか。
國分さんはこう仰います。

「美容業の経営者として必要だから」

美容業界で努力すれば、これだけの結果を残すことができる。ということを、國分さん自らが体現されています。

投資すべきところに惜しみ無くされているということです。


【目標に向かって最短距離を走る】
25歳までに経営者になる。
國分さんはそう決めて地元の福島県で働いていた縫製工場をやめて上京されました。

その目標を達成するために心に決めていたことがあると仰います。

それは、
“1日も休まない”
ということです。

経験もなく19歳という若さで上京した当時の國分さんにはアピールできるものがなかったといいます。
ただ、誰よりも多く働くことはできる。
その強い思いを行動に移し、21歳で店長昇格。
以降、30歳で独立するまでの10年間、お正月以外は1日も休むことなく働き通されたそうです。


【ギネス級のチラシ配り】
お店のチラシ配りでも圧倒的な記録をお持ちで、その数なんと、1ヵ月で20万枚にものぼるといいます。

驚きの数です。

しかも、店長になってからもチラシ配りを誰よりもされていたそうです。
「店長だからこそやっている」
その姿がお手本となり、口頭で命令するのではなく、自分の行動で若い社員を引っ張ってきたとのこと。

それだけ自分の行動を通して背中で伝えることと、新しい顧客を獲得することを徹底されていたそうです。

その背中に後から続くスタッフや関係者が積極的に取り組み、より数が増える。

気が遠くなりそうなことですが、こういった基礎基本がすごく大切だと地道力で書かれています。


【努力で人生は変えられる】
本書の内容や、また國分さんのお話を伺って思うことがあります。

それは、いくつになっても、どんな立場だとしても努力をし続けるということが大切だというです。

また、努力を続けられる環境にいることも大切だと思います。

自分が甲子園にいきたいのであれば強豪校に通う、
英語をすぐにでも身につけたいと思うのであればアメリカで3年間は暮らしてみる。

このように自分の目的、目標に合った努力をしていく。
そしてその努力を...

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2019年10月12日

著者の平山氏は外資系コンサルティング会社やリクルートなどを経て、2011年、アパレルブランド「ディッキーズ」の日本法人の立ち上げに携わり、社長に就任されます。

市場が急速に変化する中でも飛躍的な増収増益を成し遂げられ、現在はアパレルや小売の経営戦略支援など、幅広くご活躍されています。

本書では『アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと』という副題のとおり、 平山さんのご経験を交えながら、経営における大切な考え方を紹介しています。


【絶対に成長するぞ、という強固な意志】
アパレル業界に対する悲観的な見方がある中、平山さんは常に『成長をあきらめない』という強い意志を持って、つねに業績を伸ばし続けられたそうです。

業績不振を環境や景気のせいにして、店舗(すなわち、現場の最前線)で働く従業員を大切にできない経営者が多いことに警鐘を鳴らします。

アパレルには夢があります。成長をあきらめる理由など、まったくありません。経営層でも、店舗のスタッフでも、アパレルに関わるすべての人に、僕はそう伝えたいと思っています。


【当たり前のことの徹底】
リクルート時代からディッキーズの立ち上げに至るまで、平山さんは一貫して当たり前のことを徹底してやり続けたといいます。

・リサーチやデータに頼りすぎず、思いのこもった商品をつくる
・店舗のディスプレイやスタッフの接客の質を高めるため、時間がある限り店舗を訪れる
・ブランドイメージ(ディッキーズ "らしさ" )を追求する
・困難な状況に直面しても、やるべきことを考え抜いて、執念をもって実行する

もちろん大変なこともたくさんありましたが、僕のしてきたことは「当たり前」の連続です。成長をあきらめず、当たり前のことを徹底してやり続けていたら、成果が出て、道が開けたのです。


私がメンターから「基礎は簡単だから基礎なのではなく、大事だから基礎だ」と教わってきたことと平山さんのお話が結びつき、基礎基本の徹底が大きな成果をもたらすと確信を深めることができました。

やるべきひとつひとつのことは、誰もが実行できる小さなこと。

ただ、それらをすべて、愚直に、毎日継続できるかがポイントだと感じています。

私自身、会社員のときも、起業してからも、
・報連相をする
・圧倒的な数の商談をこなす
・勉強会や研修に参加して自分を磨く
などを大切にするように教わりました。

そうした基礎を継続してきたことが、いまの私の土台になっています。

『成功に奇策はいらない。』

経営のあり方について、とても学びの多い貴重な一冊でした。

2019年10月9日

著者の永松氏は株式会社人財育成JAPAN代表取締役。

経営コンサルティングなど多くの事業を展開され、30冊以上の著作の累計発行部数は100万部を超えています。

本書「人は話し方が9割」の副題は、"1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ"。

日常生活における、ごく身近な人との会話やコミュニケーションを円滑にする方法について書かれています。


【人は誰もが自分のことをわかってほしい】
話し方の前に、とても大事な原則があると永松さんは仰います。

・人は誰もが自分のことが一番大切である
・自分のことを認めてほしい、わかってほしい
・人は、自分をわかってくれる人のことを好きになる

このように、"自分のことを理解してほしい"という気持ちを満たしてあげることがポイントだそうです。

確かに、"自分を大切にしてくれている"と感じたら、嬉しくなりますよね。


【話し方で一番大切なのは、聞くこと!】
したがって、会話においては相手のことを理解しようとする姿勢がとても大切です。

永松さんは、話し方で一番大切なのは聞き方であると述べています。

矛盾するようですが、私もかつて営業職を経験していたので、聞くことの重要性を身をもって体感しています。

うなずき、表情、リアクション、相手の話を広げる方法など、すぐに実践できる聞き方のコツが詳しく紹介されています。

私たちは、相手の人にいかに自分が関心を寄せているかを伝えることが大事なのです。


【流暢に話せなくてもいい。大切なのは"思い"】
何を話せばよいか、と戸惑う経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

必ずしもスラスラと話せなくても、思いを込めて、熱心に話せば相手の心に届くかと思います。

反対に、流暢な話し方ができたとしても、思いがなければ人の心が動く可能性は低いかもしれません。

永松さんは、話し方は心のあり方によって決まると仰います。

話している内容よりも、"どういう意識で相手と接しているか"が伝わっているのですね

話し方は、すべて心から生み出されています。仮に、あなたが日頃発する言葉をロケット、心を発射台だとすると、ロケット一発一発の性能を磨くより、発射台を良い方向に向けるほうが、ずっとずっと重要です。


【メンタルも、スキルも、両方とも大事】
もともと私は寡黙なほうで、話すことはあまり得意ではありませんでした。

起業の勉強をはじめた頃に、メンターとお世話になっている研修会社のトレーナーと車で移動していて、『権藤くん、もう少ししゃべってもいいんだよ』と言われたことすらありました。

それでも、事業の立ち上げを通じてコミュニケーション能力を身につけてきました。

話し方や聞き方のスキルを向上させることも大切ですが、もっと大事なのはメンタル。

どのような心がけを意識すればよいかを知り、そのうえでスキルを磨く。

メンタルとスキルの両輪が大事だと教わったことを思い起こしました。


最後に、永松さんは話し方の究極のスキルをこのように綴っています。

『相手の方が幸せでありますように』

永松さんのような素敵な経営者の背中を、私も追いかけてまいります。

2019年10月5日

経営コンサルタント、作家など多岐にわたってご活躍されている金川氏は、なんと大学在学中に公認会計士の試験に合格されたそうです。

卒業後は外資系の監査法人で多くの業務をこなしながらも、独立起業のための準備をされていたといいます。
驚きですね。

試験勉強や独立の準備に必要な時間を確保するためには、日々の仕事に関するあらゆることを効率化する必要があったと仰います。

残業時間を減らすことは手段であり、真の目的は、残業をしないことで増えた時間を自分のために活用し、あなたのなすべきことを達成することではないでしょうか。

本書では金川氏の体験をもとに、短時間で最大限の成果を出すためのノウハウを紹介しています。


【考えるよりもまず動く】
一般的なPDCAサイクルよりも速く結果をつくる考え方として、金川氏は「CAPD」サイクルを提唱されています。

・すでに結果が出ている人にどうやったらうまくいくかを聞いて(…評価 Check)、
・聞いたことを行動に移す(…実行 Action)

のように、まずやってみて、後で軌道修正すればよいという考え方です。

仕事の概要を50%くらい理解したら、わからないことがあっても見切り発車してしまってもよいと金川氏は仰います。

たいていの人は最初に学んでから行動しがちですが、実は行動してから学ぶ、という順番の方が、圧倒的に結果が出るものです。

その他にも、
・自分がやるべき仕事のみでスケジュールを埋める
・メールは10秒以内に返す
・研修やセミナーでは一番前に座り、懇親会では講師の一番近くで話を聞く
・睡眠、食事、運動にこだわり、最高のコンディションで仕事にのぞむ

など、活動時間のすべてを成し遂げたい目標に対して効果のある使い方にするよう徹底されています。


【量から質を生む(量質転化) 】
"効率"と聞くと、いかにして仕事の「質」を上げようかと考えがちではないでしょうか。

作業を効率化する方法を紹介しながらも、その上で金川氏は「量からしか質は生まれない」といいます。

人よりもずっと速く、たくさん行動して、失敗したら改善し、準備や仕事以前のところで努力している。それだけで圧倒的に差が出てくるのです。

質を求められる場合はある程度の経験値が必要かもしれません。

ですが、仕事量・場数なら、能力や経験、向き不向き問わず、いまこの瞬間から誰もが真似できることなのではないでしょうか。

私も多くの仕事をこなし、キャパオーバーになる経験をたくさんして、自分の幅を拡げてきました。

だからこそ、特別な能力は必要なく、量をこなせば誰でも同じように成果をあげられると自信をもって伝えられます。

仕事をシンプルにする工夫と、圧倒的な量。

結果をつくるための地道な努力が、どれだけ大きな価値をもたらすかを再認識する1冊でした。

2019年10月4日

著者の稲村さんは複数の会社を経営するビジネスオーナー、経営コンサルタントでいらっしゃいます。

また講師としても経験や学びを多くの方に伝え、幅広くご活躍されています。

本書では、
・稲村さんの幼少期から会社を創業するまで
・億単位の借金を抱えながらも、再起をかけて奔走されたときのエピソード
などが、ありのままに綴られています。

そして、数多くの失敗をしたと仰る稲村さんは、『失敗はチャンスであり、失敗はお金に変わる』ということを、ご自身の体験をもとに紹介しています。

「失敗は成功のもと」という言葉は、誰もが聞いたことがあるかと思います。

しかし、頭ではわかっていても、「失敗するのが怖い」と思ってしまう方も多いかもしれません。

稲村さんは、学びによって「失敗」は「チャンス」に変えることができ、「挫折」は「成功」への糧とできる、と強調しています。

「学ぶ」ということが、失敗に対する思考やイメージを変えるために重要なのですね。

起きてしまった過去の失敗は、受け入れて、今に活かすこと。

そのような考え方を得るために、『誰にでも門戸が開かれた学びに触れること』が大切だといいます。


私は以前、メンターから「無形の資産」と「有形の資産」について教わったことがあります。

・無形の資産…経験など、目に見えないもの
・有形の資産…お金など、目に見えるもの

そして、失敗などの多くの経験(無形の資産)が、あとから収入(有形の資産)に変わっていくと教わりました。


私自身も、立ち上げの頃はたくさん失敗しました。

それでも前に進むことができたのは、何が何でも結果をつくりたいという気持ちと、失敗に対するとらえ方を学べる場があったからだと思います。

そして、多くの失敗から学び、目標を達成することで起業家としての信念を蓄えてきました。

たくさんの失敗を経験した人は、人として厚みがあり、内からその人の魅力がにじみ出てくると感じています。

失敗を、学びによって価値に変える。

稲村さんのメッセージには大きく背中を押されました。
私も、5年後、10年後の目標に向かって邁進してまいります。

2019年9月21日

本田さんは、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』など130冊以上の著書を執筆され、累計発行部数は700万部を突破しています。

また、「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」などをテーマに、大規模な講演会を数多く開催されています。

本書『大富豪からの手紙』はストーリー形式になっており、最高の人生を生きるために大切なことを学べる貴重な1冊です。


物語の主人公である、大学2年生の佐藤敬のもとに、大富豪の祖父が残した「9つの手紙」が届きます。

手紙に導かれ旅に出る敬は、旅先で出会うさまざまな人から、人生で大切なことをひとつひとつ学んでいきます。

特に印象的だった内容が、第7の手紙:【失敗】です。

"「失敗とは、うまくいってない時点で、あきらめること」を言う。
成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること"

私は以前、メンターになぜ成功されたのかを質問したことがあります。

そこで言われたのは、「成功するまで諦めんかったからや。」のたった一言でした。

私もこれまで数々の失敗に直面しましたが、それを乗り越えてきました。

そして現在、私が仲間と一緒に起業・経営の道を歩んでいるのも、失敗しても諦めず挑戦しつづけたからだと思います。

予想外のできごとに遭ったときも、常に「で?だから?どうする?」と自分に問いかけることで、ものごとを前進させて、行動しつづけることができました。

私は、人生は軌道修正の連続だと思います。

何度も失敗し、軌道修正を繰り返すなかで得た経験は、同じように悩む仲間を勇気づける、とても大きな財産になると感じています。

成功するまで何度でも挑戦しつづけ、より多くの仲間とともに最高の人生にしよう、という決意を呼び起こす1冊でした。

2019年9月19日

著者の中田さんはお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」で大ブレイクされ、多数のメディアに出演されます。

お笑いの枠にとどまらず、自身が結成された音楽ユニット「RADIO FISH」の楽曲「PERFECT HUMAN」が大ヒット。

現在はさらに、オンラインサロンやアパレルブランドを立ち上げるなど、経営者としても大きな注目を集めています。

"やりたいことして、食べていく"という副題が付けられた本書では、働くこと、稼ぐことに対する中田さんの考え方と実体験が、リアルな言葉で綴られています。


私が特に印象に残った内容を、一部紹介します。

"被雇用者という立場を唯一の選択肢にしない"

"働く"と聞くと、会社員などの雇われて働くことをイメージする方が多いのではないでしょうか。

これは、労働者を育てる日本の教育が影響していると中田さんは考えているそうです。

本当にやりたいことをやるためには、完全な決定権を握る"経営者"になる必要があるといいます。


中田さんは、芸能人として事務所に雇われる立場でありながら、同時にグッズ作成や音楽ユニットの立ち上げを自ら手掛け、経営の感覚を学ばれたそうです。

決してラクな道のりではなかったようで、周囲の反対を覆すだけの綿密な準備と行動力には、私もハッとさせられました。


起業する人もいれば被雇用者でいる人もいていい、どちらも社会に不可欠な存在です。

ただ、被雇用者という立場を唯一の選択肢にしないでほしい、とは強く言いたい。


被雇用者でありながら副業を持ってもいいし、その中で雇用をしてもいい。二足・三足のわらじを履いてもいいし、いつかは独立起業を目指してもいい。


【仕事は"やりたい人"と"できる人"の組み合わせ】
音楽の仕事がしたいと思いはじめたとき、中田さん自身は歌やダンスの才能はなかったと語っています。

そこで、歌が得意な相方の藤森慎吾(ふじもり しんご)さん、プロダンサーである弟のFISHBOYさん達に協力してもらい、「RADIO FISH」が結成されたそうです。

この体験から、周囲の人の力を借りることの大切さを実感されたといいます。

何かをやりたい人が、自分にはできなくても、それをできる人材を集める。

この構図は、経営者(やりたい人)と、経営者のもとに集まって一緒に仕事をする人(できる人)に似ていますね。

そして、仕事にかける熱量は「やりたい人」のほうが「できる人」よりも強いと感じているそうです。

自らを人一倍「やりたい人」だととらえる中田さんは、その情熱で「できる人」を巻き込み、能力の不足をカバーされたのですね。

”自分の力量を超えることをなすには、人を頼らなくてはいけません。
そして人に頼るには、相手の優れた点を見極める力が必要です。その必要に駆られて、私は人の強みを見つける才能を、やたら発達させてしまいました。”

しびれる一言ですね!


【原動力は、小さな成功体験の積み重ね】
中田さんが手掛けるオンラインサロンのイベントの話が紹介されています。

初めてイベントを開催するとき、「60人の参加があれば成功」と目標を定めたそうです。

ただ、当時の会員数はすでに200人を超えていたとのこと。

簡単と思える目標を定めた理由を、このように語っています。

志は高いほどいいけれど、目の前の課題は難易度をあえて低くして、小さく成功体験を積んだほうがいい、ということです。

高い目標に燃える人もいれば、手が届きそうな目標に向けてコツコツ努力する人もいるでしょう。

たとえ小さなことであっても、「目標を達成した」という成功体験が自分を満たし、次の...

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2019年9月18日

数々の大手企業の社長や経団連会長を歴任された、故・土光敏夫(どこう としお)氏。

人としての基本や、組織のトップはどうあるべきかなど、経営の本質に迫るメッセージが「土光語録」としてまとめられています。

本書は改訂前も含めると昭和45年に発表されており、約50年にもわたって読まれていることになります。

本書の中から、私が特に感銘を受けた内容を紹介します。

" 結果をつくるのは、能力よりも"こだわり"
やるべきことが決まったら執念をもってとことんまで押しつめよ。"

"問題は能力の限界ではなく執念の欠如である"

チャレンジにつきものである困難や失敗を乗り越えるために必要なのが"執念"であるといいます。

私もメンターから『誰でもできることを、誰もがやらないくらいの量をやる』といつも教わります。

特別な能力ではなく、絶対に成果にするぞ!という"結果・成果へのこだわり"が大切だと学びました。


【60パーセントOKなら、GOだ!】
時機を失すれば、たとえ百点案でも五〇点の結果になってしまう。

仮に六〇点案でも時機を失せず自信をもって行動すれば、八〇点の結果を生みだすかもしれない。

私が起業を決意したときにも体感したことですが、何か新しい一歩を踏み出すときに、状況や環境が整うことはないと思っています。

いまの事情から選択するのではなくて、将来への可能性からいまの行動を選択する。

少しでも可能性があるならまず行動を起こし、そして動いた後に素早く軌道修正することが大切だといいます。

自分が真剣に仕事に打ち込むから、人がついてくる
うしろ姿が立派であれば、黙っていてもついてくる。

組織のトップが情熱をもって仕事に取り組み、成果をあげる姿を自らの背中で示すことが大切だといいます。

私も「組織は自分の鏡である」 と教わり、24時間365日、いつでも誰かに見られていると思って仕事をする、と教わったことを徹底しています。

でもそれは強制させられているわけではなく、家族、仲間、大切な人とともに豊かになるためなので、負荷をかけて仕事をすることがとても面白いと思えるようになりました。


歴史を感じさせる1冊でしたが、大きな成果をつくるために大切なことは、今も昔も変わらず同じなのだなと感じました。

だからこそ、いつもメンターから教わった基礎基本に立ち返り、さらに大きな成果に変えていきます。

2019年9月10日

筆者の北野氏は大手広告会社、外資系企業勤務を経て、現在は株式会社ワンキャリアの最高戦略責任者を務められます。

本書『天才を殺す凡人』は、北野氏の公式ブログの内容が書籍化されたものです。

事業開発を経験された北野氏は、「すべてのプロセスにいる、今挑戦しようとしている人」のためにこの本を書かれたそうです。


【働く人の3つの才能】
本書では、働く人の才能を3つに分類しています。

天才(創造性)…独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

秀才(再現性)…論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人

凡人(共感性)…感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人
 
皆さんは、ご自身は3つのうちのどれに近いと思うでしょうか。

また、それぞれに当てはまるような人が身近に思い浮かぶかもしれませんね。

組織においてはどの才能も必要とされるのですが、判断の軸など価値基準の違いから、互いに阻害し合うことも多いといいます。

反対に、自分の才能を正しく理解したり、あるいは複数の才能を持つ存在によって、活かし合うこともできるのだそうです。

3つのタイプの特徴や、どのようにして自分の才能を活かせばよいかを、凡人の青年を主人公としたストーリー形式で紹介しています。

新しい視点や考え方を学べる内容ですので、興味を持たれた方はぜひ手に取っていただきたいと思います。


私が本書で特に感銘を受けたのは、主人公が自分の才能を理解し、凡人の最強の武器である「自らの言葉」を使う場面です。

事業存続の危機の中、主人公が自分の思いを会議でプレゼンします。

彼のありのままの言葉は、徐々にプレゼンを聞いている人たちの共感を呼び起こします。

物語のハイライトのひとつで、特に読んでいただきたい内容です。


『人生で初めて、自分の言葉で人の心を動かせたのかもしれない。
そう思うと、グッときた。』


私自身、凡人に属する人間だと思っています。

今でこそ会社を経営しておりますが、もともとは会社員で土台もなく、独創的なアイデアも持っていませんでした。

メンターに弟子入りしたばかりの頃は、まだ目に見える大きな結果はありませんでした。

起業を志した私が、その頃に唯一伝えることができたものは、

「これから絶対に結果をつくるから!」
「必ず約束を守るから!」

という自分の思いだけでした。

自分の思いを自分の言葉で伝える体験は、私が最も仲間と分かち合いたい感覚のひとつです。

私自身、思いが伝わって嬉しかった経験、伝わらなくて悔しかった経験をたくさん味わいました。

だからこそ、主人公の懸命な姿には心が奮えましたし、彼のようなチャレンジがメンタルを分厚くし、人としての魅力を高めるのだと確信しています。


凡人は、人の気持ちを理解することに長け、魂を揺さぶる「自らの言葉」を使える。

新しいチャレンジに向けて背中を押してくれる、素敵な1冊でした。

2019年8月7日

板越氏は、世界的企業インテルの元執行役員です。

在職中にコーチングの資格を取得されて独立、現在はベンチャー向けのコンサルティングや大学院で講師を務めるなど、幅広くご活躍されています。

インテルでは社内トップクラスの業績を上げられますが、部下が上司を評価するという独自の制度において、板越氏は最低評価を受けてしまいます。

そこからご自身の部下に対する関わりを変え、評価と業績を大きく回復されます。

そして、同社のトップ0.5%に属するリーダーに2度選出されたそうです。

部下から厳しい評価を受けた板越氏が変化されたきっかけが、本書のタイトルである「アゲる質問」だといいます。


【「アゲる質問」と「サゲる質問」】
下記は本書の冒頭の内容ですが、身近に感じられる方も多いのではないでしょうか。

「宿題はもう終わったの?」

誰しも、子どものころに一度は耳にしている質問です。

あなたも、このひと言を言われたとたん、どんなに上機嫌でも一気に気持ちは落ち込んだのではないでしょうか。

このように、質問に強制や批判の要素が含まれたり、聞き手が怒られていると感じるような質問を、板越氏は「サゲる質問」と呼んでいます。

「サゲる質問」は、仕事の生産性やモチベーションを下げます。

板越氏が低い評価を受けた原因は、部下に対して無意識のうちに『こんなこともわからないの?』といった「サゲる質問」ばかりをしていたからだそうです。

反対に、質問の仕方を少し変えるだけで、生産性やモチベーションを上げる「アゲる質問」になるといいます。

先の宿題の例では『今日はどんな宿題が出たの?』と尋ねれば、相手を追い詰めずに、関心を寄せていることが伝えられるのだそうです。

本書では、板越氏がコーチングによって培われた「アゲる質問」を、豊富な具体例を交えて紹介しています。


【「アゲる質問」の特徴】
私は本書を読み、「アゲる質問」には次のような特徴があると学びました。

・質問者が答えを示さずに、聞き手に答えを考えさせる
・全身が耳になったつもりで、相手の話を真剣に聞く
・否定的な言葉遣いは避けて、「どうやったらできるか?」という生産的な表現にする
・質問者が望む答えに誘導しない
・適度な距離感で、相手をサポートする

「アゲる質問」の表現を学ぶことも大切です。

ですがそれ以上に、本当に相手に関心を寄せているかどうかが言葉や態度に表れるので、相手に興味を持つことがとても重要だと感じました。


【自らの改善点を質問する?】
また、私が板越氏の講演を拝聴したときに、印象に残っている場面があります。

「組織をより良くして、成果を上げるためにはどうすればよいか」という、ある経営者の問いに対して、板越氏は次のように答えられました。

『組織のメンバーに、自分がどこを直したらよいかを、質問してみてはいかがでしょう。』

経営トップが改善すべきポイントを、組織の仲間に自ら尋ねるというのは、かなり勇気が要ることかもしれません。

しかしそれが必ずよい結果をもたらすのだと、板越氏はご自身の経験からお話をされたのです。

大きな結果をつくられてもなお謙虚な姿勢に、私は非常に感銘を受けました。


私自身、仲間たちとは対等な関係で仕事をしていますが、組織のリーダーとして矢面に立って、仲間たちを引っ張っていく場面も多いです。

本書からの学びを活かして、仲間と一緒にさらに大きな結果をつくります。

2019年8月6日

本書は大人気映画「スター・ウォーズ」を題材に、登場人物やストーリーを読み解きながら、人生を切り開くために大切なことを教えてくれるユニークな一冊です。

一貫して映画の中の世界観で語られており、各作品の写真や名シーンも多く載せられています。

スター・ウォーズファンの方なら、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。

私が最も印象に残った一節を紹介します。

「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない。
作中の登場人物であるルークが、師匠のヨーダのもとで修行をする場面があります。

沼に戦闘機を不時着させてしまった弟子のルークに対し、ヨーダはフォース(※)を使って戦闘機を引き上げるように言います。
(※)「スター・ウォーズ」作品における架空のエネルギーのこと

しかしルークは、あんなに重い戦闘機を引き上げられるはずがない、石を動かすのとはわけが違うと言葉を漏らします。

これを聞いたヨーダは次のように言い放ちます。

『何も違わん!おまえの頭の中で違うだけじゃ。これまで学んできた価値基準を手放すことを学べ。』

『「やってみる」はいかん!「やる」か「やらぬ」かじゃ。「やってみる」などない。』


本書では、何事もやってみる、チャレンジすることは良いことだと書かれています。

成功しても失敗しても、そこから学べることがたくさんあるからです。

しかし、本気で何かを成し遂げるならば、「やる」という強い気持ちがなければならないといいます。

「やってみる」とは、失敗することをあらかじめ織り込んだ態度であり、失敗に保険をかけたような思いを持ち続ける限り「やり遂げる」ことは難しいのだそうです。

私はメンターから、「やる」と本気で決意している人の特徴を、
・すぐやる
・何でもやる
・できるまでやる
のように、具体的に行動を起こしている人だと教わりました。


ヨーダは、ルークの目の前で戦闘機を引き上げてみせました。

ヨーダは手本を見せることで、「できない」と思い込むルークの心理的なブロックを打ち砕こうとしたのです。

ポイントは、あることが実現可能だと「知る」ことなのだそうです。

誰かが(特に自分にとって身近な人が)困難なことをやり遂げるのを見て、それが「できる」ことだと知ると、急に「自分にもできる」とイメージしやすくなるといいます。

一度「できる」と知ってしまえば、難しさを気にして「やってみる」などと身構えることもなく、「やる」ようになります。


行動が必要だとわかっていても、不安や過去の経験から、一歩踏み出すのをためらってしまう方も多いかもしれませんね。

私はメンターから「一緒にいる人を変えて、考え方のくせを変えることが大切」と教わりつづけてきました。

私が経営を学びはじめたとき、わからないことがたくさんありました。

はじめの頃は、大きな結果をつくっている経営者の近くに、いつもいるように心がけてきました。

そうすると、私の過去の経験にはない考え方の違いや、当たり前とする価値観の違いにたくさん気がつきました。

メンターの「こうすればできる」という、考え方の前提を早く吸収して、事業の成果に結びつけてきました。

どんな人と一緒にいるかで、自分の思い込みが変わり、行動が変わる。

スター・ウォーズの世界を味わいながら、多くの学びを得られる興味深い一冊でした。

2019年7月27日

筆者は衆議院議員秘書、大手企業役員を歴任され、コラムニスト、経営コンサルタントなどとして幅広くご活躍されています。

本書では、仕事上の人間関係を良くして成果を上げるための方法を、秘書時代のご経験をもとに紹介しています。

秘書ならではの人間関係のつくりかた
議員秘書のミッションは「議員の当選」。

当たり前ですが、議員が選挙で勝つためには票の獲得が必要です。

そのために、有権者や地元の支持者などの信頼を勝ち取る必要があります。

秘書は議員をサポートし、早朝から深夜まで猛烈に働くのだそうです。

票の獲得と聞くと、ごますりのようなことをイメージされた方も中にはいるかもしれません。

しかし実際はそうではなく、秘書はいつも誠実に、一挙手一投足に気を配るといいます。

・表情や声のトーンを意識する(第一印象の重要性)
・依頼された仕事に対し、120%の回答を3つ準備する
・言い訳をせず、自分で責任を追う

著者は、秘書にとって最も重要な素質のことを「人間関係構築力」と呼んでいます。

人間関係構築力というのは、付け焼き刃のテクニックで高めたり強くしたりできるものではありません。

常に相手の立場に配慮をしながら言動や行動に注意を払い、良好な人間関係を築こうとする強い意志と努力が、まず必要です。

「どんな場合においても、相手から最大の好意を持ってもらえるように行動する技術」なのです。


周りの人と良好な関係を築きながら、円滑に仕事をしたいと望む方も多いのではないでしょうか。

私のメンターも、仕事における人間関係のコツを「可愛がられること」と言い、いつも周りの人に喜ばれるような配慮を欠かしません。

著者が秘書業務を通じて身につけられたコミュニケーションの能力は、あらゆる人にとって大切なものだと感じました。


私は、事業でより大きな結果をつくるために、自分が影響を受けるメンターの存在が重要だと教わりました。

経営判断に迷ったときに、私よりも膨大な量の仕事をこなすメンターが、いつも側にいて教えてくれるとは限りません。

元気よくあいさつをする、報告・連絡・相談を欠かさず行う、教わったことを素直に実践するなどを徹底して、メンターからアドバイスをいただく機会を自分から勝ち取ってきました。

そして具体的に結果をつくってアピールすることを繰り返してきました

仕事をする上で大切な人から「力を貸してあげたい」と思われる自分であるか。

本書はその点でとても学びの多い1冊です。

私も自分のふるまいを見直し、周りの方々との信頼をさらに深めながら成果を上げていきます。

2019年7月26日

柴田氏は元ホテルアソシア名古屋ターミナルホテルの総支配人です。

30年ほど国鉄に勤められたのち、1994年に販売促進部次長としてホテル部門に異動されます。

4期連続で赤字だったホテルの売上を7期連続の黒字にし、同時に従業員満足度の上昇に大きく貢献されます。


本書の副題は「"やさしさ"を大切にしたら人も組織も生まれ変わった」。

厳しい経営状況にあったホテルを、柴田氏がどのようにして再建されたかが本書で紹介されています。

その根本にあるのが「人の心をわかろうとするやさしさ」だといいます。


再建に取り掛かろうとした柴田氏は、社内の人員整理のときに「一人もクビにしないリストラをする」と決めます。

そして、全社員150人ひとりひとりと繰り返し面談をおこない、従業員がどうすれば幸せになるのかを考え続けたそうです。

全員の名前を覚え、ひとりひとりの良いところを見つけて、「よく頑張っているね」と声をかける柴田氏の姿勢に影響を受け、徐々に従業員たちのモチベーションは上がっていきます。

元気を取り戻した従業員たちは、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを自発的に考えはじめます。

そして、既存のホテル業界の常識やマニュアルにとらわれない創意工夫に富んだサービスを次々に展開していきます。


柴田氏が一貫して大切にされていることが「すべての源泉は人である」ということです。

お客様を喜ばせようと新しい取り組みにチャレンジする従業員をまず自分が信用するから、従業員も「総支配人は本気で自分のことを信じてくれている」と感じ、楽しみながら仕事をするようになるのだそうです。

そして、ホテルにおけるお客様へのサービスも、働いている従業員が日々幸せを感じていれば自然と出てくるものだといいます。


"やさしさ"という言葉はいろいろな意味を持っているかと思います。

私は本書を読んで、相手が従業員であれお客様であれ、「どうやったら目の前の人が幸せを感じられるか」と相手の理解に努める姿勢が、お互いの信頼を深めるうえで大切なのだと感じました。

ただ単にやさしくすればいいというものではなく、相手が自然と行動を起こしたくなるような働きかけをするという"やさしさ"は、心から相手に興味関心を寄せるからこそ伝わるのだなと、柴田氏のメッセージから学びました。

私もメンターの指導があってこそ今の自分があり、ともに経営を学ぶ仲間たちは本当の家族のように思っています。

すべていろんな人とのご縁でつながっていて、たくさんの人に支えられているのだと感じます。

「義理人情を大切にする」と教わってきたことをこれからも肝に銘じます。

そして、何よりもまず私自身が「人」の持つ可能性を信じて、一緒に楽しみながら成果をつくっていきます。

2019年6月19日

本作は2012年に出版、本屋大賞を受賞されたベストセラーで、映画化もされました。

数年前には百田氏の講演を直接お聴きする機会があり、とても興奮したのを覚えています。


「海賊とよばれた男」は、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公、国岡鐡造の一生を描いた物語です。

戦後の東京を舞台に、石油販売の会社「国岡商店」と、国岡鐡造とともに国岡商店で働く人々たちの成長と戦いが描かれています。

私も原作を読んで、戦後の日本の石油事情・経済事情がどれだけ厳しいものだったかということを知りました。

過酷な状況の中、国岡鐡造は店主として、また誇り高い日本人として、国岡商店ひいては日本の再建に挑みます。

その並々ならぬ熱意が、原作でも漫画でも一貫して伝わってきます。


「ひとりの馘首もならん!」
…会社再建のためにリストラせざるを得ないような状況でも、社員は家族同然であるとして、ひとりもクビにすることなく会社再建を目指します。

国岡商店には出勤簿がなく、国岡鐡造がいかに社員を信頼していたかがうかがえます。


「厳しい環境だからこそ、そこに勝機があるんだ」
…厳寒の地・満州鉄道の車軸油として、強国アメリカの石油製品より高品質な油を開発し、販路の拡大に成功。

以降も、日本の会社として海外の石油会社の支配に負けないよう立ち向かい続けます。


「勝つとわかっていたものを勝っただけの事。喜びはない」
…”日章丸事件”として有名な、イランの石油を極秘に買い付けた一連の騒動。

イギリスの会社から訴えられるもそれを退け、国岡商店が裁判に勝ったときの国岡鐡造のひとこと。

危険が伴ったり周囲の反対があっても、商売人として、正義に基づいて本当に正しいと思ったことを貫き通す情熱が凄まじいです。

私も経営を学ぶなかで、「社長業はビジョンを語る」と教わりましたが、物語に出てくる国岡鐡造の一貫したパワー、やると決めたら必ずやり遂げる情熱にとても感銘を受けました。

過酷な状況であっても、国岡鐡造が掲げるビジョンに共感し、会社と日本のために泥まみれになって働く仲間たちの姿には背中を押される思いです。

大きな理想を描いて、その実現のために誰よりも一番ハードワークをするから、同じ思いを持った仲間が集まってくるということを私自身が身を持って学んでいます。

本書の登場人物は、国岡鐡造だけでなく、社員ひとりひとりがそのような情熱を持ち、一丸となって働く姿がとても印象的です。

いま私と一緒に経営を学ぶ仲間も、努力を惜しまない本当に素敵な人たちばかりで、心から嬉しく思います。

そんな仲間とともに早く豊かになるためにも、私自身がさらに大きな理想を掲げて、言ったことをやり抜く人生にしていきます。

2019年6月18日

本書は、コーチングの事業を立ち上げたばかりの青年が主人公のストーリーになっています。

複数の会社を持つ経営者との出会いを通じて、漠然としていた青年の目標が徐々に明確になり、成功への道を歩み始めます。


本書の副題は、「人」と「お金」と「選択の自由」。

青年はその経営者から『成功とは、人とお金と選択の自由をバランスよく手に入れることだ』と教わります。

「人を笑顔にする」を事業のコンセプトに掲げる青年の主張に対して、経営者はこう言います。

『その想いは大切だけど、まずはお金を稼ぐことを第一に考えるべきだ。
成功者が成功した後だから言えることをいまの君がおこなうと、後で大変なことになる。
いまの自分の立ち位置で必要なことを、しっかりと見極めることが大切なんだ。』

青年にとっては耳の痛い話でしたが、何としても成功したいという想いから、この経営者に弟子入りを志願します。

その後もさまざまな教えを受けながら、将来に向けて自分を変化させ続ける日々が始まります。


実は本書の内容は、永松氏の実体験をもとにアレンジして書かれたものなのだそうです。

主人公の青年はかつての永松氏ご自身で、本書に登場する人物もすべて実在の人物をモデルにされたといいます。


私が本書を読んで感じたのは、人との出会いを大切にされ、メンター・マスターから愚直に学び実践された永松氏の真っ直ぐな姿勢と情熱です。

ストーリーの中で経営者が青年(永松氏)を弟子に選んだ理由を、次のように語っています。

『彼は、必ず成功する条件を持っています。その成功の条件とは"目の輝き"です。
その人の心構え、気持ち、熱意、野心、優しさなどは、すべて目に表れます。』


私もたくさんの経営仲間と互いに努力してきて、目標に向けて必死に走り回っている人の目や表情には、不思議と惹きつけられるものがあるということを何度も体感しています。

何が何でも成し遂げるぞ、という情熱をもって、メンターから教わったことを素直に実践することが大切なのだと、あらためて学んだ1冊でした。

2019年6月9日

著者は産業心理学・組織心理学を専門とし、"先延ばし"やモチベーションについて10年以上にわたり研究をされています。

著者自身が「私はかつて相当な先延ばし人間だった」と自称しており、行動心理や脳科学などの科学的観点から、なぜ私たちが先延ばしをしてしまうのかを具体的な調査・研究結果に基づいて記しています。


先延ばしと聞いて「自分も当てはまる」とドキッとした方もいるかもしれませんね。

正直、私もそう感じました。

ですが、実は動物学的にヒトだけでなく、さまざまな生物が先延ばしの性質を持っているそうで、遺伝的な要素があるのだそうです。

先延ばしたくなる気持ちは、誰もが持っているものなのですね。

とはいえ、その先延ばしの特徴を顕著化しているのは、環境などの後天的要因が大きいのだそうです。

著者は典型的な先延ばしのパターンを、3人の人物の例を挙げて詳しく説明しています。

・「どうせうまくいかない」と決めつけて、大事な仕事を後回しにする営業マン
・「仕事(課題)が退屈だ」と感じてしまい、執筆が進まないライター
・楽しいことばかりを優先させ(「目の前の誘惑に勝てない」)、間際になってホテルの予約をする旅行者

ユーモアを交えた分かりやすい説明ではありますが、自分にあてはまると感じると冷や汗をかくかもしれませんね。


興味深かったのは、モチベーションの大きさは次の式で表せる傾向があるという点です。

モチベーション = 【期待】×【価値】/【衝動性】×【遅れ】

その課題に取り組むことで手に入れられるものへの【期待】や【価値】が大きければ、先延ばしにせずすぐに取り掛かります。

反対に、期限が遠かったり、見返りを手にするまでの時間が長ければ(つまり【遅ければ】)、行動を開始するまでの期間が長くなる傾向があるのだそうです。

また【衝動的】に動く人も、やるべき事に対する計画性が薄くて先延ばしをする人が多いのだそうです。

本書の後半では、先延ばしする癖を断って行動を起こすためのヒントが紹介されていますが、気になる方はぜひ読んでみてください。


私自身、「面倒だな」「退屈だな」という気持ちが全くないわけではありません。

それでも事業で欲しい結果と達成したい目標があるので、思い立ったらすぐにやる、経営仲間と集まって一緒に仕事をするなど意識して工夫してきました。

私のメンターの仕事のスピードやマメさにはいつも驚かされるばかりで、今でもその背中を追いかけています。

先延ばしが環境に因るなら、"先延ばししない"ような環境を整えることが大切だと感じ、誰と一緒にいるかをあらためて徹底します。

2019年6月7日

渡邉氏は、大手居酒屋チェーン「和民」などを経営するワタミ株式会社の創業者であり、現在は参議院議員を務めています。

本書では主に、和民を立ち上げた体験から得た、経営者としての大切な心構え、考え方が語られています。


渡邉氏は幼いころに母親を亡くされており、人生の時間は有限であるということを強烈に実感したといいます。

以来、無駄な時間が一分もない、一日一日を濃くする生き方をしようと思ったそうです。


居酒屋は多くの人が集うゆえに、予想外のできごとが起きることも茶飯事です。

渡邉氏は和民を展開していく中でさまざまなできごとを体験し、そこから感じた大切なことを自ら実践しながら、お店に指導してきたそうです。

本書の渡邉氏のメッセージから、どんな物事にも本気で取り組むという揺るぎない情熱を感じ、とても感銘を受けました。


ワタミで有名な渡邉氏ですが、居酒屋などの外食産業の他に、介護事業に進出しようとしたときのエピソードがあります。

ひょんなことからある病院の経営再建を依頼され、そこで介護の現場を目の当たりにしたことがきっかけなのだそうです。

当時の介護事情における、お年寄りに対する接し方をより良いものにできないか。

思慮しているうちに、自身のご両親・祖父母のことが思い出された渡邉氏は、「自分の親を入れたくなるような施設とサービス」をコンセプトに掲げます。


介護事業を立ち上げて間もなく、ワタミで培ってきた強みが介護に大いに活きることに気づいたそうです。

お客様の喜びに奉仕する手厚いサービス、よりおいしく安全な食事、より使いやすい施設、より低価格の料金など。

外食産業で差別化を図るために強化してきたポイントが、介護事業を発展させるうえで必要な条件であるとわかったそうです。

渡邉氏は「私は介護事業をやるために、20年間外食産業でノウハウを蓄積してきたのではないか」と思えるほど、介護の仕事は天職だと確信できたといいます。

しかしながらすべてが順風満帆だったわけではないようです。

「自分の親に接するような、優しく誠実な介護を低価格で実現する」という理念を打ち出してサービスを開始した当初は、スタッフや従業員の負担が増え、3分の1の人が辞めてしまったそうです。

それでも粘り強くサービス改善に取り組み、新しく採用したスタッフの成長とともに、渡邉氏の理念が反映された介護の土台が1年ほどで築かれます。

理念を明確にすれば離れる人も出てしまいますが、その理念に共感してくれる人だけが残ったり、新しく集まったりすることで、かえって求心力が高まったといいます。



人が辞めていくのはつらかった一方、理念に理解を示し共感できる人が集まることで、それを実現する大きな力になったとも感じたそうです。


私は本書を読んで、「目の前のやるべき仕事に自分で価値をつけること」、「ビジョンを持つこと」の大切さを感じました。

仕事では、必ずしも自分の好きなことだけをやれるとは限りませんよね。

未経験だったり、よくわからないことでも、まずは目の前の仕事に一生懸命取り組んでみることで、自分では思ってもいなかった発見があったり、成長のきっかけになることが私自身もありました。

「進むべき道はいつも予想外の場所にあった」という渡邉氏の言葉は、どんな仕事にも全力で取り組まれたからこその言葉ではないでしょうか。

とても学びの多い、貴重な1冊でした。

2019年6月6日

本書は、稲盛氏が塾長を務める盛和塾において、塾生である経営者からの質問に稲盛氏が答えていく「経営問答」の内容を掲載しています。

経営者や組織のリーダーなら必ず遭遇する問題について、稲盛氏がズバリ答えていく様子は、まるでその場にいるような臨場感を味わいます。


例えば、親の後を継いで二代目社長に間もなくなろうとしている経営者から、『社長とはどうあるべきか』という質問を受けます。

稲盛氏はご自身の体験から、次のように答えています。

『社長というのは物事を決める最終の地位ですので、決断の基準となる心の座標軸を持つことが大事だと思います。

私は京セラ創業の頃、"人間として何が正しいのか"、"原理原則に基づいて経営する"ということを心の座標軸にしてまいりました。

また、経営目標の達成について潜在意識に浸透するほどの強烈な願望を持ち、従業員から「社長が決めたことなら、必ず達成しよう」と思われるような、信頼され尊敬される人間性を備えていなくてはなりません

私も京セラ創業三年目にして"全従業員の物心両面の幸福の追求"を理念に掲げ、人のために尽くすということを経営の基本におき、人格を磨きました。

心を高め、利他の精神をもって経営にあたられると良いと思います。』


本書で紹介されている質問の内容は多岐にわたりますが、稲盛氏の回答から伺えるのは、"やり方"ではなく"あり方"が土台にあるのだなということでした。

経営のみならず、生き方についても大切なことを学べる素晴らしい一冊でした。


私も起業したての頃に、メンターから「自分のことを100人の組織のトップだと思いなさい」と教わりました。

現状に関係なく、自分は組織のトップであるという意識を持つか否かで、行動と結果が大きく変わることを学んできました。

「有言実行を貫いて、仲間と共に豊かな人生にする」という目標を私も持っているので、それを実現させるためにも、日々ベストを尽くしていきます。

2019年6月5日

著者は大学在学中に著名な経営コンサルタントに師事。

大手コンサルティング会社勤務を経て、ラーメン業界専門の経営コンサルティング会社である(株)繁盛塾を設立されます。

10年以上に渡って多くの有名ラーメン店の経営に携わり、また年間600杯以上のラーメンを食べるプロフェッショナルです。


本書は、著者が実際にコンサルティングをおこなってきた体験に基づいて作られたストーリーです。

頑固一徹の親父・大二郎が仕切るラーメン屋「大力屋」は、かつては地域で一番の繁盛店だったものの、今は閑古鳥が鳴く状態。

店の売上を心配するひとり娘の春香は、大学の講義で出会った敏腕コンサルタント・澤村に助けを求め、お店の再建を目指します。

細部はラーメン屋に特化した内容ではありますが、澤村の助言には経営のエッセンスが詰まっています。

--------------
・美味しいだけでは売れない。良い商品を取り扱っている人ほど、その商品に甘えてしまう。「売る」ための努力をすること

・どんなビジネスでも、それがどのような存在かという「あり方(コンセプト)」が大切

・過去のできごとは、何が起きたかではなく、何を教えてくれるために起きたのか、が大切
--------------

物語形式で書かれているのでとても読みやすく、家族やお店のスタッフたちが一致団結する姿に思わず感情移入してしまいました。


私が本書で感じたのは、「素直であること」の大切さです。

はじめは頑なに自分の考えを変えなかった大二郎ですが、徐々に心を開いて、助言を受け入れるように変わっていきます。

澤村の言うこと、すなわち著者の考えとして、成功する人には次の3つの要素が備わっているのだそうです。

(1)素直
(2)プラス発想
(3)勉強好き


私自身、結果を作っている人から謙虚に学び、教えてもらった通りに素直に行動することで、事業を拡張させてきました。

経営を学ぶ上で、素直さと向上心をこれからも持ち続けようと思います。

そして一緒に事業を立ち上げていく仲間も、本書の登場人物たちのように素直でハートが温かいです。

仲間とともに拡張していくイメージが湧く、素敵な一冊でした。

2019年6月1日

石井氏は、スタジオジブリで「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」のプロデューサー補を担当されました。

本書は、石井氏が20代のときにスタジオジブリで鈴木敏夫(すずき としお)氏の元で教わった仕事術について書かれています。


自分を捨てることは、個性がなくなることではない
「自分を捨てる」というと、個性を発揮したいと考えている人や、自分の能力を評価されたいと思っている人にとっては逆のことを言われるようですが、そんな方にこそ読んで欲しいと思います。

本書の中で、徹底的に自分のエゴを捨てて真似をしていても、真似できない部分や異なってくる部分があり、それが個性である、という内容が述べられています。

まさにその通りであり、個性を発揮したいと考えている人にとっても、他人の真似を通して本当の自分の個性、「核」というものがはっきりと見えてくると思います。


中でも、個人的に印象に残ったのが、冒頭の、「3年間、真似をする、真似だけをする」という言葉です。

これは私がメンターから言われたことでもあり、非常に大事なことだと思っています。

真似だけをするということは、常に素直でいることや、外に対して心を開いておくことが必要とも書かれています。

一流になりたい人、今とは違う結果を残したい人は、素直さを持って、一流の人を徹底的に真似するといいと述べています。

私も経営を志すことになってから、現在まで一貫してそのことを意識しています。

石井氏の仕事の進め方については本書に書かれているので、ぜひ読んでみてください。

友人や、ともに経営を学ぶ仲間にもおすすめしたくなる素晴らしい本でした。

2019年5月20日

本書「言葉は現実化する」は、その名の通り言葉の持つ力について紹介されています。

人生がうまくいく魔法の力とは、いい言葉を口にすることである、と冒頭で述べています。

『いいね』、『ありがとう』、『おかげさま』、『できる』などの肯定的な言葉を「プラス言葉」と名づけていて、プラス言葉をたくさん使う習慣が大切だといいます。

なぜなら、発した言葉は脳の深いところ(潜在意識)に刷り込まれ、私たちが意識していなくても、脳が刷り込まれた言葉を実現するようにできているからなのだそうです。

発した言葉にふさわしい情報を脳が見つけて、そうしたできごとを引き寄せたり、感情が後からついてくるようになっているというのは驚きですよね。

素直に『ありがとうございます』と受けとめたり、『~~すれば、~~できる』と肯定的に言い換えたりする、ほんの少しの工夫が大きな結果の差に現れてくるのだな、と本書から学びました。

興味深いのは、たとえ自分がそう思えなくても、嘘であっても構わないから、希望や願望に沿ったプラス言葉を使うことが大切だという点です。

永松氏もご自身の経験から、プラス言葉を使い始めたところから人生が変化してきたと仰っています。

私もこれまで読書に励んできて、また最近では出版に携わる方々と仕事でご一緒する機会も増え、言葉の大切さを今まで以上に実感しています。

事業で目標を追いかけるときも、発する言葉はもちろん、心の中でどんな言葉を使っているか、それが行動や結果に大きく影響することを何度も体感してきました。

多くの方に勇気を与えながら結果を作られている永松氏の言葉には、プラスのエネルギーと感謝の気持ちが溢れていると感じました。

2019年5月19日

本書を読んでシンギュラリティ(機械の知能が人間の知能を超えること)についてより深く理解し、時代の変化に対応する必要があると感じました。

著者は、AIの発達により機械が代わりに仕事をするようになると、自由に使える時間が増加し、その時に自分の趣味を仕事とすることが可能な「ワークアズライフ」の時代が来る、と述べています。

そして、没頭するような趣味のメカニズムは、
・ギャンブル性(うまくいくか分からないことに挑戦し、ドキドキする感覚)
・コレクション的(積み上がっていく感覚)
・心地よさ
の3つが大切な要素であると書かれています。


私は今の仕事が大好きで、「お金を支払ってでもやり続けたい、最高に面白い」と心から感じています。

本書を読み、今の仕事がこの3つの要素を満たしているから、のめり込むことができているのだと気がつきました。

それらは会社員として勤めていた時の仕事では得られなかったであろうものもあります。

そしてこれからの時代の変化により、さらに面白い人生を自分が選択していきたいと感じる一冊でした。

2019年5月10日

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