和田さんは、完全歩合制の外資系企業で、営業として圧倒的な成績を収められます。

2001年には営業コンサルタントとして独立され、さまざまな業種で講演や研修を開催されています。

著作累計は220万部を超える、ベストセラーの著述家でもあります。


【人生を変えた「陽転思考」】
和田さんの講演では、そのご経歴からは想像もつかないような、うまくいかない出来事にたくさん遭遇したというお話を伺いました。

仕事で思ったような成果を出せずに悩んでいたとき、"無理してでもポジティブに振る舞わなきゃ"という思いが、結果的に自分を追い詰めてしまったことがあったそうです。

和田さんが変わるきっかけになった「陽転思考」という考え方は、ポジティブシンキングとは少し違うといいます。

ポジティブシンキングではプラスを見るようにして、マイナスは見ません。

一方、陽転思考では、プラスとマイナスの両方を見て、どっちがいいか自分でチョイスする方法を採ります。


【事実はひとつ 考え方はふたつ】
陽転思考で大切なのは、目の前の出来事からプラスになる要素を探して気持ちを切り替えること。

つまり、うまくいかないことがあっても、「よかった」と自らに話しかけて、よかったと思える側面を探し出すことが重要なのだそうです。

例えば、自分が財布をなくしたとします。
普通なら「財布をなくしてしまった。ショックだ。」と落ち込んでしまうかもしれません。
陽転思考では、まず「財布をなくしてよかった。」と口に出します(!)

そうすると、人間の脳は"なぜ、よかったのか?"を自動的に探し始めるのだそうです。

・新しい財布を買えるからよかった
・大金を入れていなくてよかった

目の前の事実からプラスを見いだす考え方が習慣になると、気持ちの切り替えや決断のスピードが速くなります。

さらに、オーラが出てきて人から好かれるようになるとも和田さんは述べています。


【人生は解釈で決まる】
私もメンターから、「事実はひとつ、解釈は無数」と教わりました。

目の前の事実をどうとらえるか(どう解釈するか)で、うまくいくかどうかが決まると言っても過言ではないと思います。

私自身、チャレンジに失敗はつきものだと体感しています。

失敗したときに「失敗したからダメだ」と思うのか、「失敗したから次はこうしてみよう」と改善を繰り返すのか。

このふたつの考え方の差はとても大きいのではないでしょうか。

思考を変化させるイメージが湧きやすく、とても学びの多い一冊でした。

興味を持たれた方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

2019年9月27日

ホリエモンこと堀江貴文(ほりえ たかふみ)氏、
キングコング西野亮廣(にしの あきひろ)氏共著の
「バカとつき合うな」です。

オンラインサロンといえば、このお二方が有名ではないでしょうか。

そんなお二方による本書では、
自分の人生を自由にしていくために必要なことは、

・バカとつき合わないこと
・自分がバカにならないこと

と述べられています。

ここでいう「バカ」とは、自分がやりたいことに対して、あまり良い影響をもたらさない人のことを指すようです。


お二方が考える様々な「バカ」が紹介されています。
「あー、いるいる!」と思ったり、「え、自分もやったことがあるぞ!」と考えさせられるものばかりでした。


【善意なら何でもありのバカ】
中でも、私が強く共感したものは「善意なら何でもありのバカ」です。

強風の中、倒れた自転車を起き上がらせている、おばちゃんがいたそうです。

西野氏は、また強風で倒れたら、今度は自転車が壊れてしまうと思い、

見かねて自転車を寝かせていった。

そこでおばちゃんに、「あんた、何やってんの!?」と怒られて退散した。
というエピソードが書かれています。

"善意のバカは、本当にタチが悪い。
自分が善いことをしていると、信じて疑っていないから、何を言っても耳を貸さない。
つまり、バカの中でも止めようのないバカ、という意味で最悪です。"


私も事業を立ち上げて、軌道に乗ってきたころ、ビジネスに集中するために、NECを退職することを決めました。
その時に、反対を受けることもありました。

・苦労してせっかく入社したのに、勿体無い。
・まだ若いんだから、会社で経験を積みなさい。
・事業なんて失敗したら大変だ。

反対する人たちは、私を心配して言ってくれている人が多いと感じました。
それでも私は、自分の人生を自由に生きるために、事業の世界に飛び込みました。


【つるみにこだわる】
私がメンターから、口を酸っぱくして言われたことの中で、「つるみにこだわる」があります。
これは、誰と一緒にいるかを大事にするということです。

人は環境の影響を受ける生き物です。
日本人でも、生後すぐにアメリカに行き、英語圏で育てば、その子は英語を話すようになります。
どういう人を周りに置くかで、自分の考え方や行動が変わります。

私は、メンターのような結果が欲しいので、できるだけメンターと、時間をともに過ごすようにしています。

最初は「荷物持ちをやらせてください!」と申し出たことを、思い出しました。

一緒にいるだけでも、メンターとの考え方や価値観の違いに気づくことが多々あります。

メンターの選択の基準やこだわりを知って、
ひとつひとつ真似してきたことで、今の結果があります。

まだまだ現状に満足せずに、一緒にいる人にこだわって、大切な仲間とともに、さらに豊かな人生にしていきます。

本書は、現状を変えて何かにチャレンジしたい人に、是非読んでいただきたい素晴らしい一冊でした。

2019年9月25日

私自身、特定の宗派に属しているわけではないのですが、仏教や宗教には「損得勘定で物事を決めてはいけない」というイメージがありました。

みなさんはいかがでしょうか?

本書で最も興味深い内容は、
「生きる上で人生の損得勘定をしっかり持つことが大切であり、自分のためになることや、ためにならないことをきちんと判断し、より賢く合理的に生きなさい」
とブッダが教えているということです。


【自分を犠牲にしない】
私が起業をする前は、「自分を犠牲にしてでも誰かのために」という考え方が大切だと思っていました。

でも本当はそうではないのですね。

起業してからは、自分の為になることや自分にもちゃんと利益があることが、いかに大切なのかを学んでいます。

本書にもありますが、仏教では「自分を犠牲にすることを認めていない」のだそうです。

「三方良し」という言葉があり、
・お客様にとっても良いこと
・自分にとっても良いこと
・世の中にとっても良いこと

この3つにとって良いことが大切であると学んだことがあります。

自分を幸せにしてあげることは、仏教でも重要な考え方なのですね。


【まずは自分を幸せにする】
実は私も、毎日鏡に向かって自分で自分を褒めています。

そうやって自分を幸せにすることを覚えてから、仕事で成果が出てきたと感じています。

いま悩んでいることがあったり、壁にぶつかっている方がいるのであれば、まず自分を褒めてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

"自分に良し"をすることで、良い1日がスタートするかもしれませんね。

仕事に関する本だけでなく、ときには違うジャンルの本を読むと、いまの物の見方や考え方を広げるきっかけになるのでオススメです。

興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってみてください。

2019年9月24日

こちらは、有名な「チーズはどこへ消えた?」の続編となっています。

~前作のあらすじ~

チーズ(私たちでいう、お金や家族などの幸せの象徴)を探して、
迷路(私たちでいう環境や社会)の中を、2匹のネズミと2人の小人が駆け回る物語です。

シンプルに、すぐに行動に移すネズミたちは、
次々に幸せを意味するチーズを見つけていきます。

いっぽう、ネズミたちとは対照的に、
小人たちは過去の経験と、こうなるのではないかという予測が災いし、現状から動こうとしません。

その結果、チーズはなくなります。
やがて、”自分達が行動しなくては何も変わらないのだ”と気づいた、ホーという小人が動き出します。

前作の内容はここまでとなっており、物語の終盤には
“従来どおりの考え方をしていては、新しいチーズはみつからない”
と書かれています。

そして、本作「迷路の外には何がある?」へと物語が続きます。


【もしも可能だとしたら、あなたは何をする?】
本書では、現状を変えようと動き出した小人のホーではなく、
その後も動くことを恐れて立ち止まっていた、もうひとりの小人のヘムにスポットライトが当たります。

ホーがその場からいなくなり、チーズをひとりで探しに行ってしまったことに対して、
ヘムは腹を立てます。

さらにヘムは、ホーが自分のことを忘れたのだ、逃げたのだと思い込み、ついには考えることをやめてしまいます。

私もさまざまな経験を積むなかで、ヘムと同じような気持ちを味わったことがあります。

事業でなかなか結果が出ないときにはとてつもない憤りを感じ、無意識のうちに友人や周囲の環境にベクトルを向けてしまうこともありました。

そんな中、ヘムの物語はひとりの小人との出会いで急変します。

ヘムが落胆しているある日、ホープという新しい小人と出会います。
ホープは、自身の幸せの象徴であるフルーツを探して、迷路を駆け回っていました。

ホープとの出会いによって、
ヘムは新しい信念(考え方)をもつことの素晴らしさに気づき、このように考えました。

“今までの考え方ではチーズ(幸せ)は見つからない”
“そもそもチーズだけが自分の幸せなのだろうか?”

今までの考え方を繰り返していると、自分の未来は、いまの自分の延長線上にしかなりません。
もし未来を変えることが可能だとしたら、いまの自分はどうするのか。

大きな一歩を踏み出す。
私は、
“自分のなりたい理想を決めて、その理想から逆算した行動をとること”
が重要だと感じました。


私も、ご縁があっていまのメンターと出会い、この人のようになりたいという思いから、
“起業”という選択をしました。

起業に向けて一歩を踏み出したときは、不安な気持ちもありました。
でも、あのとき大きく踏み出したからこそ、いまの私の結果があります。

本書は“可能性”と“選択”について学べる一冊です。

起業の道を歩む仲間とともに次々と成功していくためにも、私自身がいっそう努力しつづけます。
そして、将来の可能性を信じて、最大限良くなるための選択をしていきます。

2019年9月23日

ジョン・キムさんは韓国出身の作家です。

19歳のときに日本に留学され、日本および海外のさまざまな大学で教職や研究員を務められます。

現在はヨーロッパ各地や東京を拠点に執筆活動をされており、『媚びない人生』『「絶望」に声を与えよう。』など、多くの著書を発表されています。


【自分の人生の指揮権を持つ】
本書『心に従う勇者になれ』では、自分の人生の指揮権を自分が持ち、自由な人生を生きるための指針を、100個のメッセージに込めています。

世界各国を渡り歩いてきたキムさんが感じる、日本人特有の優しさ。

それゆえに、周りの期待や視線を優先しがちな日本人の傾向。

そんな私たちは、どのようにすれば"純度100パーセントの自分の人生"を手に入れられるのでしょうか。

思わず息をのむようなメッセージがたくさんありますが、私が特に感銘を受けた内容を厳選して紹介します。


"頭で生きる臆病者になるか、心に従う勇者になるか"
(※本書31項より)

私もよくメンターから「本当はどうなりたいの?」と問いかけられることが度々あります。

頭の中で言い訳を考えるか、自分の心の声に正直になれるか。

自由な人生を生きるには、心に従う勇者になれるかどうかが、大きなポイントのようです。


"つまり頭は、「考える」「過去に目を向ける」「時に自己防衛の言い訳を考える」ことを得意とする。
心は、「感じる」「今この瞬間に集中する」「嘘をつかない」ことを得意とする。
車酔いはいつだって、他人にハンドルを委ねた時に起こる"
(※本書3項より)

自分が車を運転しているときは平気でも、他人が運転すると車酔いをしてしまう方はいませんか。

キムさんは、人生も同じようなものだと例えています。

自分の意思、決断、行動、結果に対して責任を取れる、本当の意味での「自分の人生」を生きるには、人生の指揮権というハンドルを手放してはならないといいます。

もし不自由を感じているならば、それは人生のハンドルを他人に委ねているからかもしれません。


"野良猫であれ。
他人の歩調に合わせたり、社会的な評価を気にしすぎたりすると、つまずきやすくなる。
(中略)それが自分の人生を歩む目的になってはならない。
果たして猫は、自分が血統書付きかどうかを気にしているだろうか。"
(※本書82項より)

私たちがコミュニティに属している以上、他者との関係を無視するわけにはいきません。

ですが、自分の意思を押し込めて、周りの人から気に入られることだけを考えていては、とても自分の人生とは言えないとキムさんは警鐘を鳴らします。

自分の意思に正直で、野性味あふれる気高い野良猫のようであれ。

心を打たれる一言です。


私は本書を通じて、キムさんの考え方の一貫性をたくさん勉強しました。

最も強く感じたのは、自分の行動を選択するうえで、判断基準がとても明確であるということです。


本当の自分と向き合うきっかけになる、とても学びの多い一冊です。

繰り返し読んで、私自身の行動や事業活動に活かしてまいります。

2019年9月16日

本書は大人気映画「スター・ウォーズ」を題材に、登場人物やストーリーを読み解きながら、人生を切り開くために大切なことを教えてくれるユニークな一冊です。

一貫して映画の中の世界観で語られており、各作品の写真や名シーンも多く載せられています。

スター・ウォーズファンの方なら、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。

私が最も印象に残った一節を紹介します。

「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない。
作中の登場人物であるルークが、師匠のヨーダのもとで修行をする場面があります。

沼に戦闘機を不時着させてしまった弟子のルークに対し、ヨーダはフォース(※)を使って戦闘機を引き上げるように言います。
(※)「スター・ウォーズ」作品における架空のエネルギーのこと

しかしルークは、あんなに重い戦闘機を引き上げられるはずがない、石を動かすのとはわけが違うと言葉を漏らします。

これを聞いたヨーダは次のように言い放ちます。

『何も違わん!おまえの頭の中で違うだけじゃ。これまで学んできた価値基準を手放すことを学べ。』

『「やってみる」はいかん!「やる」か「やらぬ」かじゃ。「やってみる」などない。』


本書では、何事もやってみる、チャレンジすることは良いことだと書かれています。

成功しても失敗しても、そこから学べることがたくさんあるからです。

しかし、本気で何かを成し遂げるならば、「やる」という強い気持ちがなければならないといいます。

「やってみる」とは、失敗することをあらかじめ織り込んだ態度であり、失敗に保険をかけたような思いを持ち続ける限り「やり遂げる」ことは難しいのだそうです。

私はメンターから、「やる」と本気で決意している人の特徴を、
・すぐやる
・何でもやる
・できるまでやる
のように、具体的に行動を起こしている人だと教わりました。


ヨーダは、ルークの目の前で戦闘機を引き上げてみせました。

ヨーダは手本を見せることで、「できない」と思い込むルークの心理的なブロックを打ち砕こうとしたのです。

ポイントは、あることが実現可能だと「知る」ことなのだそうです。

誰かが(特に自分にとって身近な人が)困難なことをやり遂げるのを見て、それが「できる」ことだと知ると、急に「自分にもできる」とイメージしやすくなるといいます。

一度「できる」と知ってしまえば、難しさを気にして「やってみる」などと身構えることもなく、「やる」ようになります。


行動が必要だとわかっていても、不安や過去の経験から、一歩踏み出すのをためらってしまう方も多いかもしれませんね。

私はメンターから「一緒にいる人を変えて、考え方のくせを変えることが大切」と教わりつづけてきました。

私が経営を学びはじめたとき、わからないことがたくさんありました。

はじめの頃は、大きな結果をつくっている経営者の近くに、いつもいるように心がけてきました。

そうすると、私の過去の経験にはない考え方の違いや、当たり前とする価値観の違いにたくさん気がつきました。

メンターの「こうすればできる」という、考え方の前提を早く吸収して、事業の成果に結びつけてきました。

どんな人と一緒にいるかで、自分の思い込みが変わり、行動が変わる。

スター・ウォーズの世界を味わいながら、多くの学びを得られる興味深い一冊でした。

2019年7月27日

本書のタイトルになっている「ポジティブ脳」とは、どういうことなのか気になりますね。

"とにかく明るく頑張ろう"と無理やり前向きに考えることが、一般的なポジティブ思考のイメージなのではないでしょうか。

しかし茂木氏は、この発想には少し誤解が含まれているといいます。

心理学的・脳科学的に、ポジティブな感情とネガティブな感情は区別できるものではなく一体であり、どちらにも良し悪しはないのだそうです。

むしろネガティブな感情を嫌う必要はなく、その感情を冷静に客観的に受け止めることで、その奥にあるポジティブな感情に気づくことが大切だといいます。

『なぜ自分はこんなネガティブな気持ちになっているんだろう』
→『それは、本当は自分はこうしたい(こうなりたい)からかもしれない』
→『だったら、そのために次はこうしてみよう』


こうした発想の転換をして目の前の現実をとらえなおし、望んだ方向へアクションを起こす力こそが、茂木氏が思う「ポジティブ脳」だそうです。


言い換えれば、言葉が前向きだったり、やる気に満ちあふれている人が必ずしもポジティブな人というわけではなく、その人の発する言葉や考えが行動に直結している人が、本当のポジティブだと茂木氏はいいます。

能力や性格は関係なく、発想を転換して、たとえ小さくても行動を起こすこと。

私も起業のプロセスで、考え方の癖を変えること、まず行動することの大切さを学びましたが、本書からその価値をさらに深く理解することができました。

仕事においてはいつも全力を尽くすように心がけている私ですが、一人でいるときはボーッとしていることだってあります。

もともと私はどちらかと言えば寡黙なほうで、事業で結果を求める中で自分自身を変化させてきました。

ポジティブになったというよりは、ポジティブを"選ぶ"努力をしてきた、という表現が当てはまると思います。

立ち上げを通じて身についた力のひとつ…とらえ方をポジティブにすること…で、困難なことでもチャレンジして、言ったことを必ずやり遂げるという信念が積み重なりました。

これからも結果をつくるための思考を学び続け、行動で示していきます。

2019年6月25日

本書で中心となるのは、高野氏が2005年に農林水産課に(意思に反して)異動になってから、限界集落とよばれた農村地帯の立て直しに挑んだときの内容です。

その実績から高野氏はスーパー公務員と呼ばれ、唐沢寿明さん主演ドラマ『ナポレオンの村』の原案になっています。

石川県羽咋市神子原地区は、とても美味しいお米が穫れるにもかかわらず、過疎化と高齢化が進み、収入の少ない地元農家は苦しい状態を強いられていました。


共済による補助ではなく農家たちの自立・自活が必須と考えた高野氏は、予算わずか60万円で神子原地区の活性化と農作物のブランド化に挑みます。

棚田オーナー制度、烏帽子親制度、直売所の設立など新しい試みを成功させますが、軌道に乗るまでは困難の連続だったようです。

『集落を再生するために知恵を絞り、戦略を練りました。
けれど役所の人間が方法を唱えただけでは、集落のみんなは納得しません。
だからまずは私がやってみせて、今度はやってもらって納得させないと、人は動きません。』


本書のいたるところから、"可能性の無視は最大の悪策" という信条を持った高野氏の、公務員という立場や既存の考え方にとらわれない行動力を伺えます。

『可能性があるから挑戦したのではなく、やってみたからはじめて可能性が出てきたんです。』
…古文書のコピーから町おこしを成功させた経験により、高野氏が感じたこと

『これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かをやるときは、最低でも3つは考える。』
…手紙を書きまくってローマ法王に神子原米を献上、ブランド化に成功

『お金があったらそんなこと考えません。お金がないから知恵を絞って考えるんです。』
…米の品質測定の新しい方法を探し出して、神子原米の品質担保に貢献


本書を通じて、高野氏の一貫した『どうやったらできるか?』という考え方と、失敗してもいいからまず行動してみるという姿勢にとても感銘を受けました。

私もそのように教わってきて、いつも自分がプレイヤーとして行動し続けることを大切にしてきました。

立ち上げの頃、私も周りの人全員から賛同を得られたわけではありません。

反対や批判を浴びることもありましたが、絶対に目標を成し遂げるという強い気持ちで足を動かし続けてきました。

なので、高野氏の『たった1%や2%の人が賛成で、あとは全員反対でも私はいいと思う。』という言葉がとても励みになりました。

私自身、多くの仕事に取り組んでいますが、あえて自分を追い込み負荷をかけることで、仕事のクオリティを上げるように努めています。

本書から学んだチャレンジすることの意義や可能性にフォーカスすることの大切さを、さっそく仕事に活かしていきます。

2019年6月13日

棚橋選手は立命館大学を卒業後、1999年に新日本プロレスに入門します。

2006年にIWGPヘビー級王座に輝くなど、数々のタイトルを獲得され、「100年に1人の逸材」としてプロレス界を牽引されています。

棚橋選手が入門された90年代後半は、アントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さんなどの有名な選手が活躍し、プロレスの人気が高かったです。

しかし、2000年代に入るとスター選手が次々と引退・退団してしまい、格闘技の人気はK-1やPRIDEに奪われてしまいます。

本書では、棚橋選手が新日本プロレスの低迷期をどのように乗り越えてプロレスの人気を取り戻したのか、ご自身の経験とともに語られています。


プロレスファンの減少を食い止めようと、運営会社は新しいイベントを次々と試みます。

新しい企画に「乗れない」というレスラーもいるなか、棚橋選手は「肯定」から入ることをずっと大切にされたそうです。

新しい試みに自分から積極的に乗っかっていくことで、プロレスラーとしての幅が広がったといいます。


ですが、運営会社による対戦カードのドタキャンや選手の退団が相次いで発生してしまいます。

『何が何でも新日本をよくしていくんだ!』
という情熱をもって全力で試合に臨んだにもかかわらず、棚橋選手は観客からブーイングを浴びる時期が3年近くも続いたそうです。

追い込まれそうになったときは、このように考え方を変えて気持ちを切り替えたといいます。

『よし!この逆風をどうやって逆転していこうか?』

『僕に大ブーイングがくるということは、対戦相手には大コールがきている。試合を盛り上げられたのだから、いいじゃないか』


そんな中、転機となったのは、2007年のタイトルマッチだそうです。

対戦相手から「チャラ男」と言われたことをヒントに、どうすれば自分の、そしてプロレスのファンが増えるかを考えます。

そこで、まずは棚橋弘至という人間、つまり自分自身をプロモーションしていくことを構想したのです。

地方興行を全力でこなしながら、ラジオ出演、SNSでの情報発信、協力会社との食事会などを通じて、積極的にファンとの交流を深めていきます。

そして「棚橋弘至」に興味を持ってもらってから、プロレスに興味を持ってもらい、会場に足を運んでもらうよう、懸命な努力を続けます。

その成果が現れ、2011年に仙台で行われたタイトル防衛戦では3000人以上の会場を満員にして、試合は大いに盛り上がります。


私は本書を読んで、どんな困難な状況であっても言い訳を一切せず、絶対に自分が成し遂げていくんだ!という棚橋選手のとらえ方、情熱、ひた向きさにとても感銘を受けました。

自分の味方をしてくれる人がたとえ少なくても『絶対にあきらめないで続けてきた』という棚橋選手の体験から、私も事業で目標を追いかけるうえで、あきらめずに成功するまでやり続けようと心に刻みました。

プロレスに懸ける思いはもちろんのこと、仕事に取り組む姿勢も学びになる点がたくさんあります。

おすすめの一冊なので、ぜひ読んでみてほしいです。

2019年5月29日

ネタバレ

本書は全4章から構成されており、前作品のテーマである”置かれた場所に咲く”ために大切な心の在り方や考え方について書かれています。

各章で私が感銘を受けた言葉と、感じたことをお伝えしていきます。

◆第1章 ていねいに生きる

「自分は偉大なことはできないが、小さなこと一つ一つに、大きな愛を込めることはできます」

経営においてメンターから教わった大事なことの一つに、「仲間や身近な人を大切にすること」があります。

人に笑顔で明るく接することなど、普段何気なく実施することほど、大切にしていこうとあらためて感じました。

◆第2章 幸せは、自分が決める

「仕事をするdoingも大切ですが、どういう思いで仕事をしているか、というbeingを忘れてはいけない」

似た言葉として、経営者の稲盛和夫氏の「動機善なりや、私心なかりしか(動機が善であれば物事は必ず成功する)」という言葉も有名です。

これらの言葉を受け、私自身の経営における動機をより一層磨いていこうと思います。

◆第3章 私が歩んできた道

「うまくいった時は、皆のおかげ。失敗した時は自分の責任」

全ての仕事は人間関係の上で成立すると言われます。

私も経営者として社員や仲間と仕事をするときに、責任感をもってのぞむことを肝に命じていきます。

◆第4章 相手の気持ちを考える

「その人の存在価値を否定することは許されないのです。嫌いな相手でも大切にする、否定しない、価値を認めることをやめてはいけない」

私自身、自分と違う人の価値観や考え方を受け入れる努力をするたびに、人としての「器」が大きくなることを体感してきました。

マザー・テレサのように今後もより多くの人を受け入れるために、より一層精進します。


ベストセラーの「置かれた場所で咲きなさい」と同様に、圧倒的多数の人に愛を与え続ける生涯を送った著者ならではの、深みのある価値観に触れられる素晴らしい本でした。

2019年4月25日

書道家である武田双雲氏が、「ポジティブ」について語っている本書。

ポジティブというのは、先天的なもので無く、学習し、反復し、習得できる技術だと武田氏は語っています。
私自身も、この意見には非常に共感しました。
実際に、私の周りで、言葉を前向きに変えていき、どんどん考え方がポジティブになった人間を何人も見ています。

マイナスな感情(不安、イライラなど)に陥った時に、どう捉え、どう対処すれば良いのかも記載されています。

言葉の力を知っている武田氏であるからこそ、非常に説得力があります。
とても美しい言葉を知ることも出来ますので、肩の力を抜いて読むことが出来、前向きな気持ちになろうと力をもらえる良書だと思います。

2018年6月18日

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