筆者は株式会社Gonmatus代表取締役。

個人、法人、業種を問わず幅広い層へのコーチング、研修、講演などでご活躍されています。

本書では、読者が「すぐに行動に移せる人になる」ためのコツ、通称「10秒のマインドチェンジ」を紹介しています。


【10秒で、行動を起こす思考に切り換える】
藤由氏が説く「すぐに行動に移せるようになる」ポイントは、気分と視座を変えること。

本書を通じて、行動を起こすための思考に10秒で切り換える方法がたくさん紹介されています。

すぐに行動を起こすのに能力や性格は関係ない、ということが本書から得られる学びのひとつだと私は感じます。


【3割の出来、5倍のスピード】
すぐに行動を起こす人の特徴のひとつとして、「まずはやってみる」ことに重きを置くのだそうです。

この「まずやってみる」とは、雪だるまづくりに例えるならば、雪だるまの芯になる小さな雪の塊。

いったん芯ができてしまえば、あとは転がしていくうちにどんどん大きな雪だるまができ上がります。

このように、小さな一歩、つまり最初の行動さえ起こしてしまえば、あとは楽だということを知っているかがポイントです。

また、動き出しが早ければ、やってみて違うなと感じたときのリカバリも早くできますね。

藤由氏がコーチングを学んだメンターは「3割のデキでいいから、5倍のスピードで行動しよう」とお話されていたそうです。


【気分は選択できる】
「なんだか気分が乗らないな」と言って、やるべきことを先送りにしてしまった経験はありませんか?

藤由氏によれば、行動を起こす重要なポイントである「気分」は、自分で選択できるといいます。

表情、動作、言葉を意識的に変えて気分をリセットし、想像の力によって視座の転換をおこなう方法が詳しく書かれています。

気分や感情が受け身で決まるのではなく、自分で選べるとわかると、仕事だけでなく人生にも良い影響があります。

主体的に生きる第一歩は、自分の気分と視座を自分で決めることです。

「辛いときは辛い、悲しいときは悲しい」という感情を味わうことがいけないわけではありません。

大事なのは、「それを選ぶのは自分」だということです。


【マメな人が成果をつくる】
私も日々多くの仕事をしていますが、まずは取り掛かりやすいタスクから始めます。

ひとつ仕事を終えると気分が乗ってきて、その勢いで一気に他の仕事まで終えることができます。


メンターからも「まずやってみる」という考え方を大切にしようと教わりましたし、

私が尊敬する経営者の方も「成果をつくる人は、マメな人。能力は関係ない」と仰います。


何事も、まずは一歩から。

すぐに踏み出せる小さな一歩から始めてみようと思える、とても勉強になる一冊でした。

2019年12月21日

経営コンサルタント、作家など多岐にわたってご活躍されている金川氏は、なんと大学在学中に公認会計士の試験に合格されたそうです。

卒業後は外資系の監査法人で多くの業務をこなしながらも、独立起業のための準備をされていたといいます。
驚きですね。

試験勉強や独立の準備に必要な時間を確保するためには、日々の仕事に関するあらゆることを効率化する必要があったと仰います。

残業時間を減らすことは手段であり、真の目的は、残業をしないことで増えた時間を自分のために活用し、あなたのなすべきことを達成することではないでしょうか。

本書では金川氏の体験をもとに、短時間で最大限の成果を出すためのノウハウを紹介しています。


【考えるよりもまず動く】
一般的なPDCAサイクルよりも速く結果をつくる考え方として、金川氏は「CAPD」サイクルを提唱されています。

・すでに結果が出ている人にどうやったらうまくいくかを聞いて(…評価 Check)、
・聞いたことを行動に移す(…実行 Action)

のように、まずやってみて、後で軌道修正すればよいという考え方です。

仕事の概要を50%くらい理解したら、わからないことがあっても見切り発車してしまってもよいと金川氏は仰います。

たいていの人は最初に学んでから行動しがちですが、実は行動してから学ぶ、という順番の方が、圧倒的に結果が出るものです。

その他にも、
・自分がやるべき仕事のみでスケジュールを埋める
・メールは10秒以内に返す
・研修やセミナーでは一番前に座り、懇親会では講師の一番近くで話を聞く
・睡眠、食事、運動にこだわり、最高のコンディションで仕事にのぞむ

など、活動時間のすべてを成し遂げたい目標に対して効果のある使い方にするよう徹底されています。


【量から質を生む(量質転化) 】
"効率"と聞くと、いかにして仕事の「質」を上げようかと考えがちではないでしょうか。

作業を効率化する方法を紹介しながらも、その上で金川氏は「量からしか質は生まれない」といいます。

人よりもずっと速く、たくさん行動して、失敗したら改善し、準備や仕事以前のところで努力している。それだけで圧倒的に差が出てくるのです。

質を求められる場合はある程度の経験値が必要かもしれません。

ですが、仕事量・場数なら、能力や経験、向き不向き問わず、いまこの瞬間から誰もが真似できることなのではないでしょうか。

私も多くの仕事をこなし、キャパオーバーになる経験をたくさんして、自分の幅を拡げてきました。

だからこそ、特別な能力は必要なく、量をこなせば誰でも同じように成果をあげられると自信をもって伝えられます。

仕事をシンプルにする工夫と、圧倒的な量。

結果をつくるための地道な努力が、どれだけ大きな価値をもたらすかを再認識する1冊でした。

2019年10月4日

サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンで生まれました。

25歳で飛行機操縦の資格を取り、空を駆け巡ることとなります。

小説家としてだけでなく飛行士としての情熱にも溢れた人物だったようです。

しかし、第二次世界大戦中の1944年7月、パイロットとして従軍していた彼は偵察飛行に向かってそのまま戻ることはありませんでした。

『星の王子さま』は亡くなる直前の1943年に発表した作品です。


【大切なことを教えてくれる登場人物たち】
この物語の主人公は、自分の星に薔薇の花と2人で暮らす王子さまです。

薔薇とケンカをして星を去るところから物語がスタートします。

6つの星を旅して最後に地球にたどり着きますが、その旅の途中で王子さまはいろいろなことを学びます。

私は繰り返しこの本を読むのですが、読了後はいつも穏やか気持ちになります。

なぜなら、本作品は児童文学と位置づけられていますが、むしろ大人にこそ本当に大切なことは何なのかに気づかせてくれると感じているからです。

私が特に大好きな場面は、王子さまが地球でキツネと待ち合わせの時間を決めるところです。


【時間を守ると幸福になる? 】
この場面では、キツネは4時に木の下で待ち合わせようと言います。

ただ、王子さまは今まで時間を決めて待ち合わせるということをしたことがないため、決めた時間を守る理由がわかりません。

その疑問に対して、キツネが王子さまに伝えた言葉がとても美しいのです。

ちなみに皆さんは「時間を守る理由とは?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。

もし私が本書を読んでいなかったら、「社会人として最低限のマナーだから」とか「守らないと信頼を失うから」など、"時間は守らなければならないもの"という義務的なニュアンスで答えていたと思います。

対して、キツネは時間を守る理由を王子さまにこう伝えます。

"たとえば、きみが夕方の4時に来るなら、ぼくは3時からうれしくなってくる。
そこから時間が進めば進むほど、どんどんうれしくなってくる。
そうしてとうとう4時になると、もう、そわそわしたり、どきどきしたり。
こうして、幸福の味を知るんだよ!

でも、きみがくるのが行き当たりばったりだと、何時に心の準備を始めればいいのか、ちっともわからない"


時間を守ることが幸福の味を知るとは、私にはなかった発想でした。

この一言に触れてから、私の中で時間を守ることは「すべき」ことから「したいこと」に変わりました。


【原動力は、「~したい」】
私はメンターから「意志は弱い。願望は強い。」と教わっています。

意志(~する)よりも、願望(~したい)という気持ちから行動するほうが継続しやすいという意味です。

キツネのメッセージは、時間を守ることを「守るべき」から「守りたい」と思うきっかけになりました。

そのように心がけていると、不思議なもので、ただ単に"時間に遅れないようにしよう"と考えていたときよりもずっとスムーズに、予定どおりに人と出会えたり、素敵な機会に恵まれるようになったと体感しています。


『星の王子さま』は人生で大切なことをたくさん教えてくれます。

今回紹介した場面以外にも学びがたくさん詰まっていますので、ぜひお読みになってはいかがでしょうか。

2019年9月22日

著者の小橋さんは小学生のときに俳優としてデビュー。

NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」をはじめとする人気ドラマに多数出演されます。

2012年には映画監督を、2014年には世界最大級のダンスミュージックフェスティバルの日本版「ULTRA JAPAN」のクリエイティブ・ディレクターを務め、現在も世界規模のイベントを手掛けられています。

本書の副題は、"「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方"。

さまざまな出来事をきっかけに、今までの自分とは違うもうひとつのアイデンティティ(セカンドID)を見つけた小橋さんの体験が、ありのままに語られています。


【セカンドIDの原点】
小橋さんが俳優になったきっかけは、8歳のときに受けたオーディションだそうです。

投票による最終選考に合格しようと、ハガキを20枚購入してすべて自分に投票するという、素直で好奇心が強い子どもだったようです。

芸能活動を通じて、学校以外の場所で新しい刺激をたくさん受けたことが、「セカンドID」の原点だったといいます。

のちに大規模なイベント制作に携わるようになる小橋さんは、ターニングポイントをこう振り返ります。

"きっかけは何だっていい。
「自分の内なる興味からの行動」の先で出会った景色や感情にこそ、自分にしかつくれない人生が隠れている。"


【ULTRA MUSIC FESTIVAL の衝撃】
俳優としての仕事が忙しくなるにつれ、子ども心に素直に行動することができなくなり、そのことに小橋さんは恐怖を感じたのだそうです。

2007年には芸能活動を休止し、単身でアメリカ横断の旅に出ます。

そして、旅の終着地となるマイアミで出会った「ULTRA MUSIC FESTIVAL」に衝撃を受け、『感じたままに行動したい!』という気持ちを取り戻します。


【後に引けない状態をつくる】
帰国後、新しい仕事をしたいという思いとは裏腹に、小橋さんは体調を崩し、精神的にも追い詰められてしまったそうです。

そんな中、一念発起して「自分の30歳の誕生日を盛大なイベントにする」ことを思いつきます。

3カ月をかけて本気でイベント準備に取り組み、イベント当日は300人もの人が集まったそうです。

"(中略)お金もないのに見栄を張り、無謀にもお台場のホテルのプールサイドを貸し切ってしまった。

そうやって、後に引けない、逃げられない状態をつくったんだ。

ピンチをどう捉え、どう行動するかで、その後の人生が面白いほど変わってくることを、僕はこれらの経験から学ぶことができた。"

数年後、マイアミで出会ったあの「ULTRA」をプロデュースする機会が小橋さんのもとに訪れます。

数々の逆境を乗り越えて「ULTRA JAPAN」を開催するまでの、小橋さんの熱い思いが満ちあふれています。

ぜひ、本書をお手にとって読んでいただきたいと思います。


【可能性から選択する】
本書で私が特に感銘を受けたのは、小橋さんの次のメッセージです。

取捨選択を迫られたとき、「何を選べば目的に対して最善か」を自分の感覚で知ることが大切なんだと思う。

私はメンターから、人生は選択の連続でできていると教わりました。

過去やいまの事情・状況から選ぶのではなく、欲しい未来から逆算し、そのためにいま必要なことを選ぶ。

すなわち、可能性から選択することをずっと教わってきました。

小橋さんが数々のイベントを成功に導かれたのは、困難な状況や事情にひるむことなく、"どうしてもこうしたい!"という自身の思いに正直になり、自分の軸をぶらさずに行動することを貫いたからなのだと学びまし...

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2019年9月20日

ジョン・キムさんは韓国出身の作家です。

19歳のときに日本に留学され、日本および海外のさまざまな大学で教職や研究員を務められます。

現在はヨーロッパ各地や東京を拠点に執筆活動をされており、『媚びない人生』『「絶望」に声を与えよう。』など、多くの著書を発表されています。


【自分の人生の指揮権を持つ】
本書『心に従う勇者になれ』では、自分の人生の指揮権を自分が持ち、自由な人生を生きるための指針を、100個のメッセージに込めています。

世界各国を渡り歩いてきたキムさんが感じる、日本人特有の優しさ。

それゆえに、周りの期待や視線を優先しがちな日本人の傾向。

そんな私たちは、どのようにすれば"純度100パーセントの自分の人生"を手に入れられるのでしょうか。

思わず息をのむようなメッセージがたくさんありますが、私が特に感銘を受けた内容を厳選して紹介します。


"頭で生きる臆病者になるか、心に従う勇者になるか"
(※本書31項より)

私もよくメンターから「本当はどうなりたいの?」と問いかけられることが度々あります。

頭の中で言い訳を考えるか、自分の心の声に正直になれるか。

自由な人生を生きるには、心に従う勇者になれるかどうかが、大きなポイントのようです。


"つまり頭は、「考える」「過去に目を向ける」「時に自己防衛の言い訳を考える」ことを得意とする。
心は、「感じる」「今この瞬間に集中する」「嘘をつかない」ことを得意とする。
車酔いはいつだって、他人にハンドルを委ねた時に起こる"
(※本書3項より)

自分が車を運転しているときは平気でも、他人が運転すると車酔いをしてしまう方はいませんか。

キムさんは、人生も同じようなものだと例えています。

自分の意思、決断、行動、結果に対して責任を取れる、本当の意味での「自分の人生」を生きるには、人生の指揮権というハンドルを手放してはならないといいます。

もし不自由を感じているならば、それは人生のハンドルを他人に委ねているからかもしれません。


"野良猫であれ。
他人の歩調に合わせたり、社会的な評価を気にしすぎたりすると、つまずきやすくなる。
(中略)それが自分の人生を歩む目的になってはならない。
果たして猫は、自分が血統書付きかどうかを気にしているだろうか。"
(※本書82項より)

私たちがコミュニティに属している以上、他者との関係を無視するわけにはいきません。

ですが、自分の意思を押し込めて、周りの人から気に入られることだけを考えていては、とても自分の人生とは言えないとキムさんは警鐘を鳴らします。

自分の意思に正直で、野性味あふれる気高い野良猫のようであれ。

心を打たれる一言です。


私は本書を通じて、キムさんの考え方の一貫性をたくさん勉強しました。

最も強く感じたのは、自分の行動を選択するうえで、判断基準がとても明確であるということです。


本当の自分と向き合うきっかけになる、とても学びの多い一冊です。

繰り返し読んで、私自身の行動や事業活動に活かしてまいります。

2019年9月16日

数々の大手企業の社長や経団連会長を歴任された、故・土光敏夫(どこう としお)氏。

人としての基本や、組織のトップはどうあるべきかなど、経営の本質に迫るメッセージが「土光語録」としてまとめられています。

本書は改訂前も含めると昭和45年に発表されており、約50年にもわたって読まれていることになります。

本書の中から、私が特に感銘を受けた内容を紹介します。

" 結果をつくるのは、能力よりも"こだわり"
やるべきことが決まったら執念をもってとことんまで押しつめよ。"

"問題は能力の限界ではなく執念の欠如である"

チャレンジにつきものである困難や失敗を乗り越えるために必要なのが"執念"であるといいます。

私もメンターから『誰でもできることを、誰もがやらないくらいの量をやる』といつも教わります。

特別な能力ではなく、絶対に成果にするぞ!という"結果・成果へのこだわり"が大切だと学びました。


【60パーセントOKなら、GOだ!】
時機を失すれば、たとえ百点案でも五〇点の結果になってしまう。

仮に六〇点案でも時機を失せず自信をもって行動すれば、八〇点の結果を生みだすかもしれない。

私が起業を決意したときにも体感したことですが、何か新しい一歩を踏み出すときに、状況や環境が整うことはないと思っています。

いまの事情から選択するのではなくて、将来への可能性からいまの行動を選択する。

少しでも可能性があるならまず行動を起こし、そして動いた後に素早く軌道修正することが大切だといいます。

自分が真剣に仕事に打ち込むから、人がついてくる
うしろ姿が立派であれば、黙っていてもついてくる。

組織のトップが情熱をもって仕事に取り組み、成果をあげる姿を自らの背中で示すことが大切だといいます。

私も「組織は自分の鏡である」 と教わり、24時間365日、いつでも誰かに見られていると思って仕事をする、と教わったことを徹底しています。

でもそれは強制させられているわけではなく、家族、仲間、大切な人とともに豊かになるためなので、負荷をかけて仕事をすることがとても面白いと思えるようになりました。


歴史を感じさせる1冊でしたが、大きな成果をつくるために大切なことは、今も昔も変わらず同じなのだなと感じました。

だからこそ、いつもメンターから教わった基礎基本に立ち返り、さらに大きな成果に変えていきます。

2019年9月10日

星氏は、大手企業に勤めていたときに、東日本大震災に遭われます。

以降、本当に自分がやりたいと思ったことだけに時間を注ぎこもうと決心し、独立されます。

心理学や脳科学に基づいた独自のノウハウで、起業家の育成や講演活動など多岐にわたってご活躍中です。


本書では、私たちの気持ちの変化や行動について科学的に説明しながら、人生を思い通りにするための「メンタル」のつくり方を紹介しています。

努力をしているのになかなか結果が出ない、変わりたいと思っているけど勇気が出せない。

このような気持ちは誰もが抱いたことがあるのではないでしょうか。

星氏によると、人間の脳は、現状を維持しよう(変化したくない)とする機能をもともと持っているそうなのです。

個人の性格とは関係なく、誰にでも当てはまることなのですね。

さらに脳は、今の自己評価、つまり「私はこんな人だ」という思い込みにふさわしい情報だけを認識するようにできているといいます。

つまり、「自分にできるわけがない」思っていると、できない理由を脳が探しはじめて、無意識のうちにチャンスを見過ごしてしまうのだそうです。


逆に言い換えれば、自己評価を効果的なものに書き換えることで、望む結果に向けて行動できるようになるといいます。

星氏によれば、この自己評価こそが「メンタル」なのだそうです。

メンタルを高めると、気合と根性で踏ん張るといった感覚ではなく、勝手に行動したくなるという気持ちになるのだそうです。

これは驚きですね。


本書の後半には「自信」のつけ方が紹介されています。

『上手くいくかわからないことにも、意欲的に取り組めますか?』

こちらは著者の星氏の問いかけですが、皆さんならどう答えますか?

「私は自信がある」と自分で思えているでしょうか。

あるいは「正直、自信はないなぁ」と感じている方もいるかもしれません。


星氏は、自信は後天的に作り出せることができて、2種類の段階があるといいます。

1つは、『自分でやると決めたことが"できた"という経験をしたとき』に、自信が生まれるのだそうです。

どんなに小さくても構わないので、やると決めたことを"できた"と認識する(自らを承認する)のがポイントだといいます。

脳科学の言葉で「自己効力感」といい、ものごとに対して「自分はできる」と実感することが、自信につながるのだそうです。

もう1つが、『できることが増えて、自分自身を好きになる』という段階です。

"できた"という体験を繰り返すうちに、自分のプラスマイナス両面を受け容れられるようになり、未来の自分に期待を持てるようになるといいます。

どんな自分も、自分で認めてあげられる。

このことを「自己肯定感」と呼ぶそうで、自己肯定感を養うためにはしっかりとした自己効力感の土台が必要であるといいます。


つまり、自信をつけるための第1歩は「自分で決めたことをやる」なのですね。

小さな"できた"の積み重ねが、どんなことにも果敢にチャレンジできる自分を作り上げていく。

星氏のメッセージを読み、ますます行動を起こしたくなってきました。


私も、事業で大きな目標を達成したときに、『やると約束したことをやったぞ!』と、大勢の前で分かち合いました。

メンターから、結果をつくるために教えていただいた中でも最も大切な要素の1つが「決めたことをやる」だと思います。

そして、周りを惹きつけるような魅力がある人に共通しているのは、目標を達成している、つまり「自分で決めたことをやっている」であると確信しています。

本書を読んで、がむしゃらに目標を追い...

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2019年8月5日

本書は大人気映画「スター・ウォーズ」を題材に、登場人物やストーリーを読み解きながら、人生を切り開くために大切なことを教えてくれるユニークな一冊です。

一貫して映画の中の世界観で語られており、各作品の写真や名シーンも多く載せられています。

スター・ウォーズファンの方なら、思わず手に取りたくなるのではないでしょうか。

私が最も印象に残った一節を紹介します。

「やる」か「やらぬ」かだ。「やってみる」はない。
作中の登場人物であるルークが、師匠のヨーダのもとで修行をする場面があります。

沼に戦闘機を不時着させてしまった弟子のルークに対し、ヨーダはフォース(※)を使って戦闘機を引き上げるように言います。
(※)「スター・ウォーズ」作品における架空のエネルギーのこと

しかしルークは、あんなに重い戦闘機を引き上げられるはずがない、石を動かすのとはわけが違うと言葉を漏らします。

これを聞いたヨーダは次のように言い放ちます。

『何も違わん!おまえの頭の中で違うだけじゃ。これまで学んできた価値基準を手放すことを学べ。』

『「やってみる」はいかん!「やる」か「やらぬ」かじゃ。「やってみる」などない。』


本書では、何事もやってみる、チャレンジすることは良いことだと書かれています。

成功しても失敗しても、そこから学べることがたくさんあるからです。

しかし、本気で何かを成し遂げるならば、「やる」という強い気持ちがなければならないといいます。

「やってみる」とは、失敗することをあらかじめ織り込んだ態度であり、失敗に保険をかけたような思いを持ち続ける限り「やり遂げる」ことは難しいのだそうです。

私はメンターから、「やる」と本気で決意している人の特徴を、
・すぐやる
・何でもやる
・できるまでやる
のように、具体的に行動を起こしている人だと教わりました。


ヨーダは、ルークの目の前で戦闘機を引き上げてみせました。

ヨーダは手本を見せることで、「できない」と思い込むルークの心理的なブロックを打ち砕こうとしたのです。

ポイントは、あることが実現可能だと「知る」ことなのだそうです。

誰かが(特に自分にとって身近な人が)困難なことをやり遂げるのを見て、それが「できる」ことだと知ると、急に「自分にもできる」とイメージしやすくなるといいます。

一度「できる」と知ってしまえば、難しさを気にして「やってみる」などと身構えることもなく、「やる」ようになります。


行動が必要だとわかっていても、不安や過去の経験から、一歩踏み出すのをためらってしまう方も多いかもしれませんね。

私はメンターから「一緒にいる人を変えて、考え方のくせを変えることが大切」と教わりつづけてきました。

私が経営を学びはじめたとき、わからないことがたくさんありました。

はじめの頃は、大きな結果をつくっている経営者の近くに、いつもいるように心がけてきました。

そうすると、私の過去の経験にはない考え方の違いや、当たり前とする価値観の違いにたくさん気がつきました。

メンターの「こうすればできる」という、考え方の前提を早く吸収して、事業の成果に結びつけてきました。

どんな人と一緒にいるかで、自分の思い込みが変わり、行動が変わる。

スター・ウォーズの世界を味わいながら、多くの学びを得られる興味深い一冊でした。

2019年7月27日

主人公のアレックスは、会社ではリストラの危機にあり、家庭には心が休まる場所のない男性です。

ある事をきっかけに、少年サイードと出会います。

『最高の賢者になる旅』の旅路で、9人の賢者から教えを受け、パズルを完成させていくサイード。

アレックスがこの少年の学びから得たものとは。


私も、サイードと共に旅をしながら賢者の教えを一つ一つ学んでいく感覚になりました。

壮大な世界観と物語の温かさに引き込まれ、一気にラストまで読み終えました。

読み終えて感じたことは、全ての人や出来事への感謝の気持ちです。

あらゆる人との出会い、出来事によって今の自分が成り立っていること。

その全てに対し心から感謝をし、「ありがとう」の気持ちを行動で示していこうと決意しました。

そして私も、どんなことからも学び取ろうとする、真っ直ぐなサイードのようでありたいと強く思いました。

「良き師は良き学び手」という言葉があるように、常に謙虚な姿勢で学んでいきます。

2019年7月15日

著者はアメリカで「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた作家で、自らの出身大学の教授でもあります。

作家を志すまでに数多くの職業に就いたユニークな経験から、独創的な作品を発表します。

本書は、2013年に著者が教授を務める大学の卒業式で、スピーチをしたときの原文および日本語訳を載せたものです。

およそ8分の短い内容ですが、ニューヨークタイムズ紙にスピーチ原稿が掲載された後には、100万回ものアクセスがあるなど大きな反響を呼んだそうです。


人生を振り返って、あなたが後悔していることは何ですか?
著者は自身の半生をユーモアを交えながら語りつつも、この質問に対するエピソードを卒業生たちに分かち合います。

幼少期、いじめられている同級生のことを気にかけてはいたものの、何もできずにその同級生が転校してしまったことを悔やんでいるといいます。

『わたしが人生でもっとも後悔しているのは、「やさしさがたりなかった」ということです。』


人は誰もが利他の心を持ちながらも、本能的に自分のことを優先しがち。

他人にやさしくしたほうがいいと頭ではわかっているけれど、実践するのは難しいと著者は語ります。

それでも「もっと愛情をもった人になりたい」と誰もが心の奥底で望んでいることに向き合って、どうすればそのような人になれるのか、自分で答えを追い求めてほしいと伝えます。


その上であらためて卒業生たちに向けて、やさしい人、光り輝く人になってほしいとエールを送ります。

『わたしたちが、もっとやさしいひとになるなら、行動するひと、達成するひと、夢をもち続けるひととして、自分自身と真摯に向き合うことが必要です。』

『大きな問題と向きあうようなことをしてください。あなたを小さな人間やつまらない人間にするようなことを避けてください。』

紹介したのは本書のごく一部ですが、とても深い内容であり、私も考えさせられることがたくさんありました。

私なりの考えですが、やさしさとは「相手の気持ちを理解できること、寄り添えること」だと感じました。

悲しい、悔しいなど、痛みをともなう経験は誰にとってもつらいものだと思います。

そんな時に、自分を励ましてくれる存在がいることは嬉しいですよね。

自分がつらい経験、悔しい経験をしているからこそ、同じような経験をしている相手の気持ちが心から理解できる。

自分の体験が、ときには相手にとってのやさしさになり得るのだと思いました。

だからこそ、さまざまなチャレンジをする、困難から逃げずに大きな問題と向き合うことが大切なのですね。

目標に掲げた結果を手にするまでの過程で、著者の言う「やさしい人」に自分が変わらざるを得ないのだ、とも感じました。


私も起業したての頃は、過去の自分が経験しなかったことにたくさん挑戦しました。

はじめのうちは、思った通りの結果にならないことも多かったです。

でも、その苦しい経験を乗り越えてきたから大きく成長できたのだと実感していますし、新しいチャレンジが理想の成果に向かわせてくれると信じています。

短い内容ながら、とても学びの多い1冊です。

また何度も読み返してみようと思います。

2019年7月13日

仕事の成果や自己成長をより高めるためには、インプット(読む、聞く)よりもアウトプット(書く、話す)を多くすることが大切なのだそうです。

なぜアウトプットが大切なのか、本書では科学的な理由とともにわかりやすく説明されています。


例えば、読書をして多くの知識を蓄えることはもちろん大切ですよね。

本を読む、すなわちインプットをすることは、脳の中の世界を変えることとも言えます。


しかし、現実世界を変えるためには、アウトプットをする必要があります。

読書をしたのであれば、感想を書いたり、人に話したりすることを樺沢氏は強く薦めています。


こうしたインプットとアウトプット、フィードバック(インプットの修正)の繰り返しが、圧倒的な成長をもたらすのだそうです。

書く、話すといったアウトプットは「行動する」ことと同じです。

アウトプットするから行動が変わり、現実がポジティブな方向へ変わりはじめ、目標達成や自己成長につながるといいます。

樺沢氏がつくられている大きな結果は、日々の情報発信の継続、とてつもない量のアウトプットによって生み出されているのですね。


私も、アウトプット(書いたり話したりに留まらず、行動すること全般)で心がけていることがあります。

本書の内容に当てはまる項目がありますので、いくつか述べたいと思います。


◎やってみる

新しいことにチャレンジするとき、失敗を恐れない気持ちが大切だと思っています。

トライ・エラーの繰り返しで人は成長することを、私自身も体感しています。

メンターからも「成功するためには、たくさん失敗すること」と教わってきました。


◎楽しむ

同じ仕事でも、楽しんで行うか否かで結果が大きく違ってくると感じています。

樺沢氏も、楽しむことは脳や心理状態にも良い影響をもたらし、モチベーションが高まるといいます。

大きな結果をつくるためには、やるべきことを「楽しむ」気持ちが大切ですね。

本書については、私は樺沢氏の講演を拝聴する機会があり、とても多くの学びがありました。

すぐに取り組めるアウトプットの方法もたくさんご紹介いただき、さっそく実践しています。

行動することがますます楽しくなる、素敵な一冊でした。

2019年6月29日

本書のタイトルになっている「ポジティブ脳」とは、どういうことなのか気になりますね。

"とにかく明るく頑張ろう"と無理やり前向きに考えることが、一般的なポジティブ思考のイメージなのではないでしょうか。

しかし茂木氏は、この発想には少し誤解が含まれているといいます。

心理学的・脳科学的に、ポジティブな感情とネガティブな感情は区別できるものではなく一体であり、どちらにも良し悪しはないのだそうです。

むしろネガティブな感情を嫌う必要はなく、その感情を冷静に客観的に受け止めることで、その奥にあるポジティブな感情に気づくことが大切だといいます。

『なぜ自分はこんなネガティブな気持ちになっているんだろう』
→『それは、本当は自分はこうしたい(こうなりたい)からかもしれない』
→『だったら、そのために次はこうしてみよう』


こうした発想の転換をして目の前の現実をとらえなおし、望んだ方向へアクションを起こす力こそが、茂木氏が思う「ポジティブ脳」だそうです。


言い換えれば、言葉が前向きだったり、やる気に満ちあふれている人が必ずしもポジティブな人というわけではなく、その人の発する言葉や考えが行動に直結している人が、本当のポジティブだと茂木氏はいいます。

能力や性格は関係なく、発想を転換して、たとえ小さくても行動を起こすこと。

私も起業のプロセスで、考え方の癖を変えること、まず行動することの大切さを学びましたが、本書からその価値をさらに深く理解することができました。

仕事においてはいつも全力を尽くすように心がけている私ですが、一人でいるときはボーッとしていることだってあります。

もともと私はどちらかと言えば寡黙なほうで、事業で結果を求める中で自分自身を変化させてきました。

ポジティブになったというよりは、ポジティブを"選ぶ"努力をしてきた、という表現が当てはまると思います。

立ち上げを通じて身についた力のひとつ…とらえ方をポジティブにすること…で、困難なことでもチャレンジして、言ったことを必ずやり遂げるという信念が積み重なりました。

これからも結果をつくるための思考を学び続け、行動で示していきます。

2019年6月25日

大岩氏は大学卒業後、複数の会社で法人営業を経験され、勤めた会社すべてで前年比150%以上の実績をあげられます。

30歳の頃に独立起業を意識して年間300冊の本を読み始めますが、知識が増えても結果が伴わないことに気づいた瞬間があったそうです。

本書では、どのように本を読み、そこからどのように行動を起こしたら結果に結びつくかを、ご自身の起業体験から紹介しています。


読書に対してみなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。

読もうと思っても、本の厚さにびっくりして(笑)なかなか読む気にならない、という方もいるかもしれませんね。

ビジネス書を例に取りますが、大岩氏は「この本から何を得たいのか?」という目的を決めて読み始めることをお勧めしています。

1冊の本のうち、重要なポイントは全体の20%で、さらにその20%(全体の4%)が最重要箇所であることが多く、全部を理解しようとしなくても大丈夫だといいます。

目的を持って、人に話す(アウトプットする)前提で本を読むことで、必要な内容がすぐに頭に入ってくるのだそうです。


本書で最も訴えたいこと「本から得た知識を行動に移す」について、大岩氏の実体験が細かく載せられおり、たいへん興味深いです。

例えば、大岩氏が会社員だった頃に、週末起業に関する本を読んで「まず最初の1円を稼ぐこと」を目標に掲げます。

そして、自分が起業したい分野のホームページを作ったそうです。

それが一番最初のきっかけになって、ブログの立ち上げ、コーチング講師としての独立につながったといいます。

本から何を学び、そしてどのような行動を起こしたのか。

行動計画をイメージをしやすくするために、細かいステップに分割する方法も紹介されています。

興味のある方はぜひご覧になってはいかがでしょうか。


私も起業してたくさんの本を読んでいますが、大岩氏が仰るように「具体的な行動に移す」ことが結果をつくるために大切だと感じています。

メンターからも「感情の起伏に左右されずに、いつも具体的に行動すること」と教わってきて、努力した量・行動した量は裏切らないなという確信があります。

明確な目的を持って、まず一歩踏み出す(行動する)ことについて、とても学びの多い1冊でした。

2019年6月24日

本書で中心となるのは、高野氏が2005年に農林水産課に(意思に反して)異動になってから、限界集落とよばれた農村地帯の立て直しに挑んだときの内容です。

その実績から高野氏はスーパー公務員と呼ばれ、唐沢寿明さん主演ドラマ『ナポレオンの村』の原案になっています。

石川県羽咋市神子原地区は、とても美味しいお米が穫れるにもかかわらず、過疎化と高齢化が進み、収入の少ない地元農家は苦しい状態を強いられていました。


共済による補助ではなく農家たちの自立・自活が必須と考えた高野氏は、予算わずか60万円で神子原地区の活性化と農作物のブランド化に挑みます。

棚田オーナー制度、烏帽子親制度、直売所の設立など新しい試みを成功させますが、軌道に乗るまでは困難の連続だったようです。

『集落を再生するために知恵を絞り、戦略を練りました。
けれど役所の人間が方法を唱えただけでは、集落のみんなは納得しません。
だからまずは私がやってみせて、今度はやってもらって納得させないと、人は動きません。』


本書のいたるところから、"可能性の無視は最大の悪策" という信条を持った高野氏の、公務員という立場や既存の考え方にとらわれない行動力を伺えます。

『可能性があるから挑戦したのではなく、やってみたからはじめて可能性が出てきたんです。』
…古文書のコピーから町おこしを成功させた経験により、高野氏が感じたこと

『これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かをやるときは、最低でも3つは考える。』
…手紙を書きまくってローマ法王に神子原米を献上、ブランド化に成功

『お金があったらそんなこと考えません。お金がないから知恵を絞って考えるんです。』
…米の品質測定の新しい方法を探し出して、神子原米の品質担保に貢献


本書を通じて、高野氏の一貫した『どうやったらできるか?』という考え方と、失敗してもいいからまず行動してみるという姿勢にとても感銘を受けました。

私もそのように教わってきて、いつも自分がプレイヤーとして行動し続けることを大切にしてきました。

立ち上げの頃、私も周りの人全員から賛同を得られたわけではありません。

反対や批判を浴びることもありましたが、絶対に目標を成し遂げるという強い気持ちで足を動かし続けてきました。

なので、高野氏の『たった1%や2%の人が賛成で、あとは全員反対でも私はいいと思う。』という言葉がとても励みになりました。

私自身、多くの仕事に取り組んでいますが、あえて自分を追い込み負荷をかけることで、仕事のクオリティを上げるように努めています。

本書から学んだチャレンジすることの意義や可能性にフォーカスすることの大切さを、さっそく仕事に活かしていきます。

2019年6月13日

『本人以上に、本人の明るい未来と可能性を信じる』という力強いメッセージが冒頭にあります。

これは、筆者(望月先生)が研修会社時代に人生のどん底を味わったこと、そこからあるカウンセリングの場で必死に学び自分の可能性に気づいたこと、その体験を多くの方に伝えてきたことなどから、常に心がけていることなのだそうです。

「自分には価値がある」と心から思えるようになったのは、「癒し」の力を学んで身につけたからである、とご自身の経験からお話されています。


癒し、と聞いて皆さんはどんなことを想像されるでしょうか。

イメージすることは人それぞれ異なるかもしれませんね。

望月先生が説明される癒しの本質のひとつに「安心領域を確かなものにする」という内容があります。

失敗や批判を恐れていまの自分の安心領域に"しがみつく"のではなく、その安心領域を"広げていく"ことで、多くのことに取り組みながらも安心感に満ちた生き方ができるといいます。

より幅広い行動・選択・人間関係に自分の安心領域を広げていくことを、私たちは普段「冒険」と呼んでいるのですね。

「自分には価値がある」と心から思える人なら、冒険する人生を選ぶことができます。

誰もがそうした人生を送れるようになる、そのために癒しの力を理解して身につけてほしいと望月先生は仰います。


本書には癒しの力を身につけるためのワークがたくさん紹介されており、読んでいるだけでもワクワクしてきます。

とりわけ、望月先生が提供されるワークの中でも、理想の自分をイメージする「宝地図」が有名なのではないでしょうか。

自分の理想を描くことについて詳しいお話を伺えることに期待しながら、私も大きなビジョンを描いて仕事にのぞもうと思います。


また、"自分には価値がある"と心から思えるための癒しの力は、誰もがその力をすでに使えるように「なっている」のだと望月先生は仰います。

今この瞬間から、夢が叶った時の様子をありありとイメージして、すでに達成したかのように味わうこと、この力は他の動物にはない人間特有の力なのだそうです。

未来の理想の自分を思い描くことで、セルフイメージを上げていくことがポイントのようです。

だから、理想の自分にふさわしい言葉・イメージ・感情・行動になっているか、いつも自らと対話することが大切だといいます。


そこで、理想の自分を誰もが楽しみながら描けるように望月先生が考案されたのが「宝地図」なのですね。

手に入れたいものや理想の状態をイメージできる写真をいっぱい貼り、いつでも見られるようにしておくと、自然とワクワクする気持ちになりますね。

私は本書から、目標を達成する力はすでに自分に備わっていて、あとは自らの価値に気づいて冒険をすることが大切なのだと感じました。


私ももっと大きな理想を描き、仲間とともに豊かになるように全力でチャレンジしていきます。

2019年6月11日

著者は産業心理学・組織心理学を専門とし、"先延ばし"やモチベーションについて10年以上にわたり研究をされています。

著者自身が「私はかつて相当な先延ばし人間だった」と自称しており、行動心理や脳科学などの科学的観点から、なぜ私たちが先延ばしをしてしまうのかを具体的な調査・研究結果に基づいて記しています。


先延ばしと聞いて「自分も当てはまる」とドキッとした方もいるかもしれませんね。

正直、私もそう感じました。

ですが、実は動物学的にヒトだけでなく、さまざまな生物が先延ばしの性質を持っているそうで、遺伝的な要素があるのだそうです。

先延ばしたくなる気持ちは、誰もが持っているものなのですね。

とはいえ、その先延ばしの特徴を顕著化しているのは、環境などの後天的要因が大きいのだそうです。

著者は典型的な先延ばしのパターンを、3人の人物の例を挙げて詳しく説明しています。

・「どうせうまくいかない」と決めつけて、大事な仕事を後回しにする営業マン
・「仕事(課題)が退屈だ」と感じてしまい、執筆が進まないライター
・楽しいことばかりを優先させ(「目の前の誘惑に勝てない」)、間際になってホテルの予約をする旅行者

ユーモアを交えた分かりやすい説明ではありますが、自分にあてはまると感じると冷や汗をかくかもしれませんね。


興味深かったのは、モチベーションの大きさは次の式で表せる傾向があるという点です。

モチベーション = 【期待】×【価値】/【衝動性】×【遅れ】

その課題に取り組むことで手に入れられるものへの【期待】や【価値】が大きければ、先延ばしにせずすぐに取り掛かります。

反対に、期限が遠かったり、見返りを手にするまでの時間が長ければ(つまり【遅ければ】)、行動を開始するまでの期間が長くなる傾向があるのだそうです。

また【衝動的】に動く人も、やるべき事に対する計画性が薄くて先延ばしをする人が多いのだそうです。

本書の後半では、先延ばしする癖を断って行動を起こすためのヒントが紹介されていますが、気になる方はぜひ読んでみてください。


私自身、「面倒だな」「退屈だな」という気持ちが全くないわけではありません。

それでも事業で欲しい結果と達成したい目標があるので、思い立ったらすぐにやる、経営仲間と集まって一緒に仕事をするなど意識して工夫してきました。

私のメンターの仕事のスピードやマメさにはいつも驚かされるばかりで、今でもその背中を追いかけています。

先延ばしが環境に因るなら、"先延ばししない"ような環境を整えることが大切だと感じ、誰と一緒にいるかをあらためて徹底します。

2019年6月7日

本書は「イヤなことを忘れる」ということに焦点を当てた内容となっています。

日々の生活の中で、誰しもが”イヤなこと”に直面することもあるかもしれないなぁ、と思って手に取りました。

仕事でイヤなこと、恋愛でイヤなことがあったときなど、多くのシチュエーションについてとてもわかりやすく書かれていて、読みやすくとても勉強になりました!

最後の章には「イヤなことがあったら、次の行動に移そう」と締めくくられています。

自由な時間がある場合に、石井氏がおすすめする行動も記されていますので、併せて紹介します。

10秒→口をあけて、上を向く
1分→イヤなことを紙に書いて、ゴミ箱に捨てる
30分→一人カラオケに行く
1時間→マンガ喫茶に行く
2時間→美容院に行く
3時間→映画館に行く
3時間以上→スーパー銭湯に行く


自分の好きなことをして、まずは行動を切り替えていくことが大事だと分かりました。

行動を起こすことで感情が後からついてくる、と教わったことを思い出し、私も実践していこうと思います。

2019年6月4日

本書では、著者が独立されてからさまざまな人との仕事を通じて体感された気くばりの大切さと、具体的なビジネスシーンにおける実践の方法を紹介しています。

気くばりと言っても特別に難しいことではありません。

一歩先を読んだり、相手の気持ちに寄り添ったりする姿勢がベースにあるのだそうです。

著者の昔の体験として、顧客と食事をした例が紹介されています。

先方に食事をご馳走になったにも関わらず、お礼の連絡をすることを忘れてしまい、3日後に慌てて電話をかけたそうです(以降、その顧客との取引はなくなってしまったそうです)。

スピーディーで丁寧なお礼がいかに大切かを痛感したことで、お礼の返事を「すぐに」送るようになったといいます。

このことは私自身も日頃から特に意識しています。

以前、メンターに食事をご馳走になりました。

私はすぐにお礼のメールを送ろうとしたのですが、送信ボタンを押そうとした瞬間に、メンターの方から先に「一緒に食事をする時間を作ってくれてありがとう」とメールが届いたときはとても驚きました。

お金を出していただいているのに、このスピードでお礼を送るというメンターの振る舞いを見て、こういう人だからこそ一緒にいたい、一緒に仕事がしたいと思われるのだと学び、私もそう心がけてきました。


また、本書で著者が挙げているポイントの中で、特に印象に残った一節があります。

『いくらあなたがやさしい心を持っていても、行動でそれを示さなければ、相手にはわかりません。
目に見える行動を伴わなければ、その気くばりは「ない」のと同じことです。』

私もメンターから「思っていることは行動に移してはじめて伝わる」とずっと教わってきました。

思っているのであれば、きちんと行動で示す。

わずかな違いではありますが、大きな結果の差を生む要素として、大切にしようとあらためて感じました。


気くばりの根本にあるのは「相手を喜ばせたい」という心、すなわちサービス精神であるといいます。

その人がいるだけで場の雰囲気が明るくなったりする、なんて人が皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。

サービス精神が旺盛な人は、親しみやすく多くの人から好かれるのだそうです。


会話を盛り上げるコツとして、3割増しのリアクションを心がけるという例が紹介されています。

人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいと思っているので、聞き手のときにわかりやすいリアクションをすることで、『自分の話が、楽しまれている!』という快感を相手にプレゼントできるといいます。

・わあ!すごい!などの感嘆語を、表情をつけて話す
・相手の話したことを繰り返し、ポジティブなコメントをつけて返す
・相手のペースに合わせて、うなずきやあいづちを自然にする

うなずきについては、著者も特に大切にされているそうです。

著者が社会人になって間もない頃、先輩の商談に同席し、商談後に先輩から
『君は商談中、先方の話に対してまったくうなずいていなかった。君はもう来なくていい。』
と言われてしまったそうです。

この経験から、話を聞く姿勢の大切さを痛感され、話の聞き方には細心の注意を払うようにしているといいます。


本書の内容に特別に難しいことはなく、すぐにアクションを起こせるものばかりで、とても興味深い内容でした。

私も、たくさんの人に喜んでもらえるような人になるべく、さらに自分を研磨していきます。

2019年6月3日

西野さんはお笑い芸人の枠にとらわれることなく、絵本作家、イベンターなどさまざまな斬新な仕掛けを提供され続けています。

本書では西野さんの体験を中心に、どのような思いで新しい企画を次々と実現させてきたのか、ストレートに語られています。


2015年、渋谷のハロウィン後にゴミ拾いをするイベント「ゴーストバスターズ」は、ゴミが散乱することを逆手に取って呼びかけたイベントで、500人以上の参加者を集めます。

ゴミを出すな、と普通に警告してもゴミが散らかるという"向かい風"があるなら、その風をむりやり押し返すのではなくて利用してしまえばいい、という発想には驚きです。

また、ニューヨークで独演会を開くための資金調達の方法を思案しているときに、後輩芸人から「お笑いライブのDVDを会社が出してくれない」と相談を受けたそうです。

DVDは3000枚売れないと元が取れない、という会社の言い分に疑問を感じた西野さんは、DVDを製作している工場に直接尋ねたところ、費用の9割以上が販売委託料や流通にかかるコストであることを知ります。

それを聞いた西野さんはすぐに、流通に乗せない自分のライブDVDを作り、自らライブ後に手売りすることで、ニューヨーク公演の費用をまかなうことができたそうです。

このような、実体験に基づいた西野さんの鋭い考え方と行動力にはハッとさせられますね。


私が一番印象に残ったのが、2015年に青山で開かれた個展「おとぎ町ビエンナーレ」のエピソードです。

普通の個展ではなく、「町を作る」というテーマで作られた個展なのだそうです。

ライブステージやキッズスペース、カフェやビアガーデンがあり、アイリッシュ音楽が流れている…西野さんの感性を具体化した「町」を作り、そこに西野さんの作品が飾られます。

多様なイベントを開催する集客力、人気・信用をお金に変える資金調達力、ともに企画を盛り上げるセカンドクリエイターとの協力など、これまでのノウハウを総動員したという「おとぎ町ビエンナーレ」は、来場者数が1万人を超えたといいます。


本書を読み、私は次のことが大切だと感じました。

・既存の常識にとらわれない考え方
・周囲の批判に臆することなく、実現するまで行動する力
(西野さんは、逆に批判さえも、自分がやりたいことを世に認知させる有効な手立てだと考えているそうです。)
・信用を勝ち取る努力


私も起業した直後は集客と資金調達の基礎から学んできましたが、西野さんのように「信用」を高めて積み重ねていくことがいかに大切か、日々の仕事を通じて実感しています。

つねに挑戦し続けることの面白さ、ワクワクする気持ちを呼び起こしてくれる素晴らしい一冊です。

2019年5月31日

人生には法則があり、正しく理解することで人生という道を明るく照らしてくれる。
本書ではそのような考え方を説明しています。
易しい言葉で訳されていますので、とても読みやすいです。

私が感銘を受けた内容を紹介します。

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”私たちの人生は、思いと行動からつくられています。

つまり、思いを変えることで人は変われます。

どんな人間になりたいか、どんな人生にしたいか、心から熱望して一瞬一瞬の行動を選んでいけば、必ず望んだ現実を引き寄せます。

ただし、変えられるのは自分だけであって、他人や外部の状況を変えることはできません。

自分の思い通りにならないことを、他人や状況のせいにしてしまいがちですが、それでは何も変わりません。

さまざまな出来事に対して私たちの心が反応しますが、その原因は外部ではなく自分自身にあります。

身に起こった結果を変えることはできませんが、それに対する思いを私たちは自由に選ぶことができます。”
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ジェームズ氏の生い立ちは壮絶です。

15歳の時に親を亡くして退学を余儀なくされ、家庭を支えるためにさまざまな職業を経験したそうです。

38歳から本を書き始めるようになるまで紆余曲折があったからこそ、人生をどう見い出していくかというテーマについて、後世の思想家たちに大きな影響を与える言葉を数多く残しています。


私も事業に取り組む中で、成功はとらえ方(解釈)で決まるとメンターから教わってきました。

上手くいかなかったことや、つらい、悔しい出来事が起きたときに、どんな意味や価値をつけていくのか。

物事を前に進めるために、効果のある解釈を自分で選択するというトレーニングを、事業を通じて実践している最中です。

上手くいくために、上手くいかないときのとらえ方を学ばせていただいたおかげで、これまで何度も立ち上がってきました。

その感謝の気持ちを、たくさんの仲間と共に豊かになるという思いに込めて、今日も最大限仕事に励みます。

2019年5月26日

著者は東京大学を卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に就職されます。

グローバル・ビジネス・サービス事業専務補佐兼GBSコンピテンシー開発担当マネージャーとして活躍され、2002年からエグゼクティブの補佐と、全新入社員〜3年目社員からなる組織のリーダーを担当されました。

大企業グループや複数社の人事制度改革リーダーを務めるなど、コミュニケーション改革や人材育成を推進してきた著者の豊富な経験が、本書には詰まっています。

本は読むことにも価値がありますが、具体的に行動することでさらに価値づけができると私は考えています。

本書を読み、具体的に行動して良かったことを3点お伝えします。

1.エレベーターブリーフィング(エレベーターに乗っているわずかな時間で、自分の業務の状況を伝えられるように準備しておく)を実践する

…実際、私も経営でお世話になっている取引先の方とエレベーターに乗っているときに、「最近どう?」と聞かれて戸惑ったことがあります。

常日頃から、「KISSの法則(Keep It Short and Sinple)」を心がける大事さを体感しました。


2.会議ではホワイトボードを使う

…単純なことですが、本書を読んでから、会議ではなるべくホワイトボードを使用するように心がけています。

それによって、参加者が議論に集中できる、議論を振り返りながら進行できるなどのメリットがあります。


3.Nothing is too late to start(始めるために遅すぎることは何もない)

…大好きな言葉の一つです。


私自身、仕事でも自分の人生でも、自分が気が付いたときに言い訳をせずにやることを心がけています。

年齢や経験、自分の状況、環境に左右される人生ではなく、自分の気持ちに正直に生きることがとても大切だと私は考えています。

他にもいろいろ実践してみたいことが多くあり、何度も読み返したい素敵な一冊でした。

2019年5月8日

「続けること」は仕事でもプライベートでも非常に重要なことだと考えます。

しかし、決意しても、続けられなかった経験がある方もいるのではないでしょうか。
私もその一人です。

本書では「決意」ではなく「行動」に焦点をあて、
・ある行動を増やす または
・ある行動を減らす 
ためには、【ある行動をするための阻害要因または、ある行動をしてしまう要因を防ぐための小さな行動をすることが大事】だと書かれています。

私は自分の夢に向かって経営を始めたころは、会社員をやりながらダブルワークで立ち上げました。体力的に厳しい状態を経験したことで継続しやすい環境を整える必要性を痛感します。そして職住接近や趣味の草野球への参加を一旦やめることなど、具体的に変え、「経営を継続しやすい環境を整えたこと」で、今の結果があると自負しています。

決意ではなく、行動するための環境を整えることの重要性を改めて感じる一冊でした。

2019年4月6日

宮部みゆき氏の、言わずと知れた名作。
ドラマ化もされましたね。
主人公は警察官ですが、訳あって休職の身。
妻に先立たれ、男手一つで10歳の息子を育てています。
ある日、妻の従兄弟の子供から7年ぶりに「会いたい」と連絡が来ます。

久しぶりに会ったその彼が、主人公にこう言います。
「婚約者が消えたので、探して欲しい」

ここから物語がスタートします。

人の行動には、必ず理由や背景がある。
この本を読んで学びました。
そのことを意識しながら物語を読み進めていくと、各登場人物の視点に立つことができるので、新たな発見があるかもしれません。

2018年6月9日

読書状況 読み終わった [2018年5月11日]
カテゴリ 小説
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