レキシントンの幽霊 (文春文庫)

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本棚登録 : 5467
レビュー : 498
著者 :
yukiokuboさん  未設定  読み終わった 

村上春樹の小説は僕の印象からすると、非常に「非現実的」である。
こんなことあるはずもないだろう、という世界観。その世界観が完成していて、美しいのが僕が彼を愛する理由なのだ。

しかし、この短編集の中には、あるいはこれは本当にあった話で、それを彼が聞いてまとめたものなのではないかと思えるものがある。

それはしかも妙にひやりとする感触を夏の夜に与えてくれる。
エッセイのような、小説のような、ノンフィクションのような、フィクションのような。後味はひんやり。メッセージなんて僕にはそこから読みとれまい。しかしページページをめくる手は確実に素早く紙を捉える。そんな短編集。

好きなのは、「沈黙」と「七番目の男」かな。この2つはわりかしメッセージ性が強い。

レビュー投稿日
2011年9月19日
読了日
2011年8月14日
本棚登録日
2011年9月19日
2
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