シェンドールの妖精使い 運命の鍵に愛を込めて (角川ビーンズ文庫 63-6)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年8月1日発売)
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感想 : 4件
回送先:目黒区立目黒本町図書館
誰もが悪役になってしまうという和泉の設定がいかんなく発揮されている……と言いたいが、実際はというとそうでもないような感じが否めない作品。
話のオチが「放浪妖精使いとそのお守り」になるという選択であるだけに、やむを得ないといえばそれまでだが、もう少し深みのある中身にしてもよかったと思える。
とはいえ、恋愛ということを至上命題にするのではなく「主人公の少女」が一人の自立した存在へと発達する過程を描ききったのは事実であるし、それがおざなりになってきたことへの「借金(貸付ローンか?)返済」だと思えば微笑ましいだろうか。
読書状況:読み終わった
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借受:23区
- 感想投稿日 : 2009年9月13日
- 読了日 : 2009年9月13日
- 本棚登録日 : 2009年9月13日
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