確認先:町田市立中央図書館
これを「(異性愛とされる)恋愛のための修行物語」と斬り捨てることは簡単なようで実は難しい、とは一読の感想。異性愛のコードを過剰追認した格好なのは確かにそうなのだが、一方では一人の少年の成長を促す物語になっていることもまた注目すべき事柄だろう(王子様の生まれ変わりという設定にこだわっているとこの部分は読み取ることが恐らくできない)。
おそらく、白雪姫というストーリーをリアレンジしているのではなく(大月自身は「リスペクトしました」と言うだろうが)、新たなストーリーを構築していると言った方が無難。
読書状況:読み終わった
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借受:かながわ
- 感想投稿日 : 2010年9月15日
- 読了日 : 2010年9月13日
- 本棚登録日 : 2010年9月15日
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