三軒茶屋にあるビアバーのマスター・工藤さんがお客さんの持ち込んだ謎を解き明かす5つの短編。いずれも男女の恋話が絡んでいる。上手く纏まったカップル、残念な結果に終わってしまった人々、いろいろあるけど、どれもいい話だった。
特に表題の「桜宵」は死に際の妻が夫に残した最後のプレゼントに奥さんの懐の深さと強い愛情を感じた。ついでに「御衣黄」という桜を見てみたくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本のミステリー
- 感想投稿日 : 2017年3月19日
- 読了日 : 2017年3月19日
- 本棚登録日 : 2017年3月19日
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