歴史を見渡す画一的な視線を批判し、ありとあらゆる知の遺産、名のあるもの名の無いもの、全てが集積し対立し合う特定の『場』を思考し、その断片に光を当てるのがフーコーの考古学(アルケオロジー)。
自分の抱いていた歴史認識が刷新されていく感覚にゾクゾクした。
プラトン以来の形而上学的思考が西洋の歴史学にここまで大きな影響を与えていたとは。
そしてそこに切り込みを入れたのがニーチェであり、フーコーがそれを引き継ぐという流れも熱い。
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- 感想投稿日 : 2023年3月9日
- 読了日 : 2023年3月9日
- 本棚登録日 : 2023年3月9日
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