上杉謙信―川中島の決戦 (講談社 火の鳥伝記文庫)

著者 :
  • 講談社 (1986年6月15日発売)
3.63
  • (3)
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 6
5

火の鳥伝記文庫は、将雪が小学生の時に読み漁ったシリーズでした。
もちろん小学生用なのですが、今見てもとても良質です。
そして、将雪と上杉謙信との出会いがこの本でした。
もともと彼の名前は知っていて、川中島の合戦とかで武田信玄とやり合っていた、っていう知識はありましたが、単に強い大名、というイメージしかありませんでした。
そして、何となく信玄が1位で、謙信が2位のような感じがしていて、信玄の本ばかり読んでいたのです。
で、本屋で偶然目にして買ってもらったんですが。
人間的な魅力がすごい。
武将としても。
欠陥だらけなのがまたいいんですね。
強い武将の伝記ばかり読んでいた将雪が、義理堅さとか忠義といった分野?に惹かれるようになったのは、謙信がきっかけでした。
もちろん、「強い」ですけどね。
でも、大して領土を増やさずにバイバイしたってのが、ある意味すごいです。
隠居未遂事件とか、ドラマチックな展開もありますしね。
ちょっと気難しい所もおもしろい。
武田信玄は、息子の義信を死なせたあたりから歯車が狂ってくる気がするんです。
そんな話もまた書こうとは思っていますが、謙信は、死ぬまでほとんどボロを出さないんですね。
ちょっとだけクロいエピソードもありますが。
武田とか、毛利とか、伊達とか、そういう野心的大名の伝記しか読んだことのない人にお勧めです。
難しい考察なども書いてないので、謙信入門としてもいいですよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦国
感想投稿日 : 2010年8月5日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年8月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする