新・デビルマン(完全復刻版) (KCデラックス)

  • 講談社 (1994年5月1日発売)
3.44
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本棚登録 : 69
感想 : 3

デビルマンの原作が好きだったので、こちらは外伝と聞いて
読んでみました。

デーモンと合体してデビルマンになってからの不動明と飛鳥了の
交流が本編ではほとんど描かれませんでしたが、こちらでは
黙示録さながらに過去の歴史上のさまざまな出来事の中に
2人で入っていきます。

ヒットラー、ジャンヌ・ダルク、サモトラケのニケ、マリー・アントワネット、
リトル・ビッグホーンという選択が永井豪らしいかも。

まあ歴史との絡みは本編が人気が出たためにとりあえず読みきりを
頼まれたんだろうという感じでは正直ありますが、エンディングが
素晴らしいです。

明と了の友情が壊れて、闘うことになる過程が一言も台詞も
ト書きもなしに描かれていて、それは闘う自己の存在理由
であった愛する女性の死であることを感じさせるあたりは
やっぱりデビルマンは好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2010年4月4日
読了日 : 2010年4月4日
本棚登録日 : 2010年4月4日

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