25歳の男が10歳の少女を誘拐監禁した話。
あぁ、埼玉草加で実際起きた事件を思い起こした。
誘拐された少女が犯人になにをされたのかという
他人の卑しい妄想をシャワーのように浴び
少女は分厚い鎧に覆われ決して中身を見せなくなる。
理不尽な目に遭った子供は必ずやなにかで
精神の欠落や心の傷を補おうとするところから始める。
そうでなければ生き残って大人になることは不可能。
欠落はむしろ素晴らしいのではないか。
しかし、
10歳の少女と25歳の男との間に恋が成り立たないと
考えるのは大きな間違いである。
人の心はなんと面妖な変化を遂げるものだろうか。
人間の恐ろしい所為とは想像であるというが
人間が想像力を失ったらどうなるのかねぇ。
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- 感想投稿日 : 2018年3月9日
- 読了日 : 2018年3月9日
- 本棚登録日 : 2017年11月7日
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