主役は「戦争」という事実なのかな、と思った。
地球をも含めた長い長い歴史の中の、「戦争」という一現象。
一つの島に「戦争」がやって来た。
戦争という非日常が引き裂く日常、歪められる人間性などが、どこか俯瞰して感じられる著者の筆が淡々と描く。
淡々というのはもしかしたら妥当な言葉ではないのかもしれないが。
一人一人の人物がこれからどうなるのだろう?と思わされた前半のほうが面白かった。
後半は、前半ともっと絡んでくれたら、人間のささやかな一生の重みと妙のようなものを感じられてさらに面白く読めたかも。
そうですか、そうなのですね二人の約束は……;;
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本作家
- 感想投稿日 : 2011年9月13日
- 読了日 : 2011年9月13日
- 本棚登録日 : 2011年9月13日
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