すべての疲労は脳が原因 (集英社新書)

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  • 集英社 (2016年4月20日発売)
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疲労と脳の関係がよくわかる。


疲労の原因:細胞のサビ
なぜ「体が疲れた」と感じるのか?その答えは「脳の自律神経の中枢」にありました。
疲弊すると周囲の神経細胞が代わりに働いてくれるため、疲労は分散されることも多いのです。その点で、疲労をもっとも起こしやすいのは、実は脳幹の間脳にある、自律神経の中枢の「視床下部」と、左右大脳半球間の信号を伝達する「前帯状回」と呼ばれる部位なのです。
もっとも疲れているのは自律神経
眼精疲労の原因は自律神経にある
脳と体で処理しきれない活性酸素が発生することが「疲労」の原因になりますが、活性酸素が脳に直接的に「疲労感」をもたらすわけではありません。疲労感をもたらすのは、疲労因子の「ファティーグ・ファクター」と呼ばれるタンパク質の働きによります。
何ひとつ運動しなくても毎日生きているだけで約1500キロカロリーのエネルギーを必要とするのも、呼吸にかなりのエネルギーを要しているから
(いびき)本来、もっとも休めなくてはいけないはずの自律神経を睡眠中にさらに酷使してしまうことになります。
PSG装置を装着して眠るだけで、簡単に無呼吸・低呼吸の状態を知ることができる
簡易のPSG検査は3000円ほど
サプリを選ぶ際の目安としたいのが「イミダペプチド確証マーク」
「クエン酸」にも疲労回復効果がある
「ゆらぎ」は、脳疲労を軽減することが解明されています。
ドライブ疲れはどこから生じるのかを詳しく調べると、その大きな原因は、同じ姿勢をとり続けることにあった
現在、抗疲労効果が科学的に確かめられている香りがひとつだけあります。それは青葉アルコールや青葉アルデヒドの香り
東京疲労・睡眠クリニック

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他読み物
感想投稿日 : 2017年12月29日
読了日 : 2017年4月10日
本棚登録日 : 2017年12月29日

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