ノックス・マシン

2.89
  • (26)
  • (78)
  • (156)
  • (102)
  • (36)
本棚登録 : 945
レビュー : 179
著者 :
制作 : 遠藤 拓人 
ひなさん 小説   読み終わった 

上海大学のユアンは国家科学技術局からの呼び出しを受ける。彼の論文の内容について確認したいというのだ。その論文のテーマとは、イギリスの作家ロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルール、「ノックスの十戒」だった。科学技術局に出頭したユアンは、想像を絶する任務を投げかけられる……。

小説が自動生成できるようになった時代で、古臭い小説の研究してる学生さんが、なぜノックスは十戒に「中国人は登場させてはならない」なんてルールを足したのかちょっとタイムマシンに乗って調べてきてよっていう話。
正直量子力学とか相対性理論とか数学的な話とかはほとんど読み飛ばしてしまったのだけど、発想が面白いしちゃんと着地しているのがいい。
ノックス、クリスティ、エラリー、タイムマシン、数理文学などなどの単語が引っかかるひとは楽しく読めるだろう。
他に、表題の続編にあたる「論理蒸発 ノックスマシン2」、有名な探偵や刑事たちの相棒たちの会談を描いたメタな「引き立て役倶楽部の陰謀」、精神分離器にかけられた主人公がそこから脱出するための手立てを思考する「バベルの牢獄」が収録されている。

レビュー投稿日
2014年6月9日
読了日
2014年6月9日
本棚登録日
2013年12月22日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『ノックス・マシン』のレビューをもっとみる

『ノックス・マシン』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする