密林の語り部 (岩波文庫)

4.10
  • (45)
  • (33)
  • (27)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 393
レビュー : 59
制作 : 西村 英一郎 
yurinippoさん 小説   読み終わった 

バルガス=リョサご本人がとてもプッシュされてたのでぜひ読みたいと思い手に取りました。
共に大学で学ぶ2人の青年。数年後、1人はTV番組の制作をしながらアマゾンのマチゲンガ族の語り部の謎を追い、もう1人の顔に大きな痣のあるユダヤ人青年はイスラエルへ行くと言って姿を消したまま。
前者の回想や現在と、マチゲンガ族の語り部の語る物語が交互に展開し、交わっていく。
アマゾン先住民の精神世界がなるべく失われずに、文明との衝突がなるべく軟着陸になるように、ってこんなに難しいのか。ペルーにとってのアマゾン先住民のように、内なる異世界との向き合い方が今なお文学のテーマとなることが、悩み深さを表してる気がする。

レビュー投稿日
2012年10月16日
読了日
2012年9月26日
本棚登録日
2011年10月15日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『密林の語り部 (岩波文庫)』のレビューをもっとみる

『密林の語り部 (岩波文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする